料理ネタ


2006年6月

6月3日(土)
(親)
・昨日の残りのビーフカレーライス
・プチトマト
(息子)
・目玉焼き
・ヨーグルトジュース
・プチトマト

3日ぶりの更新となる。息子の病気の看病と2回の夫婦喧嘩(どちらが仕事を休むかをめぐって等)のため、日記を書く気が起こらなかった。そのあいだ6月に入ってしまっていたんだなあ。

息子の病気は、木曜には風邪と診断され抗生物質が処方されるも、薬が全く効いている気配なく、どんどん熱があがっていった。金曜夕方には40度になって震えや興奮したうわ言を発するようになったので、再度受診した。ウィルス検査をしてもらい、結局プール熱と診断された。ニュースでも大流行していると聞いていたが、保育士さんからの電話によると、息子のクラスでも、木曜以降に3人の子どもがプール熱で休んでいるらしい。病院でも同級生の男の子に会ったし、大流行しているようだ。

プール熱の病因であるアデノウイルスには特効薬がないので、嵐が過ぎ去るのを待つしかないとのこと。ただ非常に高い熱が4,5日続いて本人がしんどい割には、脳に後遺症を残すことは滅多にない、ある意味タチのいいウイルスらしい。

完治するのに1週間くらいかかるという。長丁場だ。
6月4日(日)

・長崎ちゃんぽん

夫が作ってくれた。息子はまだ食欲がないが、病気の峠は越えた感じがする。機嫌よくしている時間が増えた。とはいえ断続的に39度台の熱を出し、ぐったりうつろな目になる。かわいそうに。

看病の合間に、植物日記と庭の草花の写真をアップした。これまで庭の写真は夫に撮ってもらっていた。しかし今回アップした2枚の写真は、自分の携帯カメラで最近撮影したもの。自分のことは自分でやるのだ、これからは。

ついでに草花コーナーの背景も黒から白に変えた。今の気分は黒じゃないのだ。(こっちは夫に手伝ってもらったので、あまり偉そうなことはいえない。)
6月5日(月)

・ごはん
・豚汁
・サーモンのお造り
・きゅうりの酢の物

ひさびさに出勤した。休んだ分滞った事務処理をまずは片付けた。そして火曜以降はまた私が休むことになるので、仕事の引継ぎとかで時間が過ぎ去った。

息子の様子を見てみるに、急に治ってしまったようだ。今朝から一切熱を出していない。急に高熱を出したかと思えば、急に平熱に戻るんだから、子どもって忙しいからだをしている。プール熱は指定伝染病なので、熱が下がってから二日後、担当医のゴーサインをもらってからでないと再登園できない。明日、治癒証明書がもらえるといいのだけど。

話は変わるが、4月分の携帯電話使用料の請求金額。最初、5499円かと思って、気軽にコンビニで振り込もうとして、お店の人から断られ、事態の深刻さを知った。5499円は消費税相当額で、実際請求額は、115,491円となっていた。

内訳のほとんどがパケット通信に充てられていた。身に覚えありすぎ。4月にフィールドワークで渋谷のウィークリーマンションに滞在していた頃、携帯電話を使って、ノートパソコンでインターネットに接続していたのだ。

同行者から「パケ死」なることばをおしえてもらい、通信をなるべく控えるようにしていたものの、折りしも展示の準備時期と重なり、大容量添付ファイルがばんばん送られてくるときであったのだ。6メガ級のものも確か2つはあったぞ。

ついでに懺悔すると、渋谷のウィークリーマンションでは、ネット接続し放題サービスを利用できないとてっきり思い込んでいただけであって、実は利用できる環境にあったのだ。こうなるとただの阿呆である。

他の物件と勘違いして、夜の渋谷の街をレンタカーで幻の物件目指して何時間も彷徨ってしまったのだが、そのあおりで「渋谷ではインターネットは利用できない」という情報が強くインプットされてしまった。まったくお粗末だ。無駄な出費。自分がいや。
2日分まとめて更新!

6月6日(火)
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・カレイの煮付け
・焼きなす
・大豆ときゅうりのサラダ

かかりつけの先生から治癒証明書はもらえたが、プール熱は指定伝染病ゆえ法的に登園可能となる日は明日だという診断をもらった。予想していたこととはいえ、思わず「そこを何とか」とお願いしてみたがだめだった(笑)。仕事を休んで、元気になった息子と1日二人で過ごした。

丸1日べったり濃密にいっしょにいると、いろいろできるようになっていることに気づいて、驚いた。卵もひとりで割れる。お気に入りのDVD『ハウルの動く城』のワンシーンに、卵とベーコンを焼くシーンがあるのだが、この日もそれを見るや「卵!」と主張。すっかり感化されたみたいだ。いっしょに目玉焼きを作ってお昼に食べた。

近所の生協に夕食の買い物にいくと、めいらくの「赤葡萄ジュース」を所望した。ジュースコーナーのニューフェイスであった。他にも葡萄果汁100%のジュースは売られていたが、本人がしばらくのあいだ比較対照してめいらくの方を選んだ。パッケージに赤ワイン入りみたいなワイングラスがプリントされているのだが、それが気に入ったようだ。うちに帰ってから、ワイングラスに注いでやったら、いたくご満悦だった。得意げにそれはそれは大事そうにそっと飲んだ。器って大事なんだな。がぶ飲みしないからこちらとしても助かる。

お絵かきでは、円(○)が描けるようになった。そこから派生して、人の顔も、父親、母親、自分の順で描いてくれた。

6月7日(水)
・ごはん
・いろいろ野菜のポタージュスープ
・かつおのたたき
・夏みかんとルコラのサラダ
・もずく
・瓜の刻み漬

再出勤。あせったらいけないとは思うんだけど、非常に気持ちがあせっている。先週の水曜からよく休んでいたから、なかなかペースがつかめない。

昨日と今日は、なるべく油を使わない料理に徹した。もともとそういう気分でもあるし、明日おこなわれる夫の健康診断のためでもある。

夫は明日の朝早いから早く寝るよう言いながら寝室に消えていったが、私は家事(洗濯)がまだ残っている。この日記を書く暇があったら家事を済ませろという声が自分のなかからも聞こえるが、一方で、精神衛生上日記でも書いて一日を健やかに終わらせたいのだ。
6月8日(木)

・ごはん
・昨日の残りのポタージュスープ
・豚の冷しゃぶ、ごまだれソース
・ほうれん草の白和え
・茹でブロッコリー、マヨネーズ添え
・瓜の刻み漬

夫が作ってくれた。上の献立をひとりでたった30分で作ってしまえる夫を持ってワタシは幸せだ。これからも家族のためにどんどん作ってね。今日の私の反省点は、息子と豚しゃぶのお肉をめぐって水面下で熾烈な争いをしてしまったこと。ちょっと大人げなかったかと思う。

植物日記をちょこっと書いた。
6月11日(日)

・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・肉じゃが
・夏みかん

金曜夜から風邪らしき症状に見舞われ、ずっと床にふせていた。主症状は頭痛、悪寒、全身の関節の痛み。熱はあまり上がらず、微熱が続いた。不気味だった。

今日の夜ごろ体が軽くなったように感じられた。明日は大丈夫か。

金、土、日と夫が作ってくれた。ほとんど休みなしに働いているのに、家事までやらなければならないとは。私は口は悪いが、心のなかではすまんのうと思いながら、だらだらと寝ていた。ちなみに夫も口が悪いので(親しさの証とでも思っているようだ)、おあいこだと思う。「サボってる」とか「つけ上がってる」とか。健康なときは適当にいなせるが、病人にはその手のことばは暴力的に響いてちときつかったぞ。

いま我が家で一番やさしいことばをかけてくれるのは息子だ。でも一番手がかかるのも息子。口は悪いが、家事をこなしてくれる夫と足して2で割ればバランスのよい人間が出来上がる。やはりうちはバランスのいい家族だ。
6月12日(月)

・ごはん
・コーンクリームスープ
・プチビーフステーキ、しょうゆトマトソース
・マッシュポテト
・ルコラ

ひどい倦怠感が午後からとれていき、食欲がだいぶ戻った。ひさびさに洋風のものを、ただし少量ずつ食べたかったので、このような献立にした。

それにしてもなんだったんだろう。咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、発熱のような分かりやすい症状は一切なく、じとっと内にこもる陰湿な風邪だった。治り方も、二日酔い後、お酒がどんどん抜けていくような感じだった。もしかして風邪以外の病気だったのかなあ。ま、とりあえず快方に向かったんだから、これ以上考えないようにしよう。

ワールドカップ日本初戦。息子の寝かせつけやら家事やらで11時半頃まで途切れ途切れにしかみてなかったので、最後の10分間はテレビの前にちゃんと座って見よう(=ちゃっかり勝利の瞬間を味わおう)と思って、そのように実行したら、あれよあれよという間に相手国オーストラリアに点をとられ、逆転負けしてしまった。後味悪い。
6月13日(火)

・イタリアンディナー(外食)

日中やたらからだがだるく、夕食を作る気力がわかなかった。こういうときは無理に頑張ることを止め、家族でひさびさの外食に出かけることにした。

振り返ってみるに、最近うちに帰ると家事のほとんど一切を私がしていて、フル回転で疲れていたのだ。理由は明白で、夫のほうも仕事で疲れていて、以前のように家事を手伝ってくれなくなっていたから。

このように書いたからといって、別に夫のことを責めているわけではない。なぜなら、そりゃ相当疲れるだろうなということが、私にも理解できているから。よほど無能な人でない限り、若手から中堅にかけての私大教員は忙殺されるのは必至なのだ。だからうちに帰ってまで仕事(=家事)はしたくなくなるのは当然。職場近くに住まわせてもらっている身として、私が帰宅後の家事をするのが理にかなっている。

で、家庭のなかで何が起こるかというと、時間的すれ違い。夫は早く布団に入りたい。したがって夫婦で話し合わなければならない事柄に関しては、早いうちに詰めて話しておきたい。私はそういうことは家事をすべて終わらせてから、腰を落ち着かせて話し合いたい。家事を終えるころには夫は寝ている。結局、いろんなことが先送りになってしまう。

時間的すれ違い2。私は朝は苦手なほうなので、朝食作りやごみだしなどは、いまでも夫の仕事となっている(じゃあ、家事ほとんど全部やってるって言ったらだめじゃん)。私がもっと朝早く起きて、いろいろ話し合う時間を作ればいいのだけど、なかなかそうはいかない。

いま7,8,9月をどう乗り切るかということが、我が家の最重要議案となっている。お互い、それぞれ2ヶ月近く家を空ける事態になりそうなのだ。だるだるよ去れ、あんたにかまってる場合じゃないんだ!
2日分まとめて更新!

6月14日(水)
・鮭ときゅうりのサラダ風寿司
・大根としいたけの澄まし汁

あら不思議。だるさが去った。その暁に簡単お寿司でお祝いした。

6月15日(木)
・冷天おろし
・ごはん
・かつおのごまみそ焼き
・かぼちゃ、ピーマン、オクラの煮もの

夫が鼻息荒く「うどん定食」を作ってくれた。火曜の日記で私がぶつくさ書いていること(誰も手伝ってくれない!)がいかに現実と違っているか、ちゃんと訂正とお詫び文を載せるようにと何度も念を押された。「まんまんさまにごめんなさいを100回言いなさい」と。

研究所のなかに、だんなさんが単身赴任で、お子さんを自分一人で育てながら、ネイチャー、サイエンスクラスの雑誌に論文を載せている人が少なくとも二人もいることを知った。ひょえー。女性研究者の鏡のような人たちだ。そのうちのお一人とは、ランチ時に紹介してもらって話をする機会があった。さばさばしたオープンな感じ。かっこいい。

ということで、夫が手伝ってくれないとぐじゅぐじゅ文句を言うのはあまりかっこよくないので、これからはなるべく言わないようにする。ただし、火曜の日記の訂正とお詫びはしないぜ。そのときのリアルな心情だったので。
2日分まとめて更新!

6月16日(金)
・白ワイン
・チキンカレーライス
・ゆで卵
・夏みかんサラダ

6月17日(土)
・白ワイン
・チキンカレーライス
・ゆで卵
・プチトマト

代わり映えのしない食卓。昨日も今日も夫の帰りは遅いので、カレーで乗り切ろうと思い、金曜夜にせっせと作った。市販のルーを使わず、手作りのルーで。なんとなく、たまねぎをじっくり炒めてみたい気分だったのだ。さらりとして胃にもたれず、3日ぐらい連続して食べても飽きない味に仕上がったと思う。

今日午前中は保護者会主催の草刈のため保育園に出かけた。おもに藤棚から切り落とされた枝を拾ってごみ袋にまとめる作業をした。毛虫とも格闘しながら汗だくになった。最後に園のほうからジュース「なっちゃん」を振舞われた。労働後に飲むなっちゃんってこんなにおいしかったんだ! 午前中あんなに晴れてたのに午後からはずっと雨。強力な晴れ男、晴れ女がいたに違いない。

仕事では懸案事項がひとつ解決された。拍子抜けするほどあっけなく。武田百合子の『日日雑記』(中公文庫)を読む。対象との距離の取り方がすごく好き。
6月18日(日)

・日本酒
・ごはん
・くたくた野菜のスープ
・馬刺し
・きゅうり&マヨネーズ
・コーヒー
・コーンフレークマカロン

私の誕生日を理由に実家から届けられた馬刺しを解凍して食べた。子どものときは一年に一度か2度しか食べられないごちそうだったのに、ここ数年は食べる機会が劇的に増えている。息子が大好物なのを知るや、実家から何かしら記念日のお祝いとして、たびたび送ってくれるようになったからだ。ここにも孫パワーあり。

野菜スープは夫が作ってくれた。とてもおいしかった。ポイントは、たくさんの種類の野菜を時間をかけてとろとろくたくたになるまで煮ることだと思う。冷蔵庫を掃除するかのように、中途半端に残った野菜を皆細かく刻んで鍋に入れたとのこと。休みの日だからできる一品だ。

サッカーワールドカップ予選。日本はクロアチアに引き分けた。寝かせつけに失敗したので、息子といっしょに見た。さいごのさいごになって布団にいきたくてしょうがなくなったのだが、当然無視。ゆういちろうセブン、初めから早く寝ていれば、何の問題はなかったのだよ。

植物日記を更新。
6月19日(月)

・日本酒
・ごはん
・昨日の残りの野菜のスープ
・アジとアサリのトマト煮込み
・焼きしいたけ
・コーヒー
・チョコレートケーキ

魚介のうまみを吸ったトマトソースを食べたくなって、ぱぱっと作った一品が、ぴたっと味が決まって気分がよかった。オリーブオイルでにんにくのみじん切りを香りよく炒め、トマトの水煮、酒少々、オレガノ等乾燥ハーブ類を加えてひと煮立ちさせ、アジとアサリを入れて10分ほど煮込むだけ。最後に味見して塩、こしょうで整える。そんなにまずくなりようがない簡単レシピな分、最後の塩加減が満足度の違いを決める。

人は人、自分は自分の原点が揺らいでしまい、つい人と比べることをしてしまって、昼間仕事ではあたふたしてしまったが(ああ、みっともない!)、根が単純なのかこんな些細なことでちゃっかり復活してしまった。

食卓の気分転換としては、テーブルクロスをやめたいと思っている。色とりどりのランチョンマットを楽しむ方向に変えようかと。軽快に生きたい。息子もフォークやスプーンをばんばんしなくなったし、ちょうどいい時期じゃないかな。

沖縄、長崎旅行を予約した。これで夏は乗り切れる。
2日分まとめて更新!

6月20日(火)
・ごはん
・あさりのスープ
・ゴーヤと茹で鶏のごまだれ和え
・焼きなす

月曜からからだがあさりが欲している。鶏をしょうがにんにく湯で茹でた後のスープに、さらにあさりを入れて、ダブルだしのスープを作ってみた。そうそうそのとき細切りたまねぎ少々も加えた。それほどくどくなく、すっと胃に染み込んでくる味になった。

6月21日(水)
・あさりとたこの夏野菜カレー
・きゅうりの浅漬け
・ゆで卵
・コーヒー
・コーンフレークマカロン

なぜか今日もあさりが食べたくなった。何か特定の栄養素が足りないのであろうか。3日連続だとさすがに他の家族は飽きるだろうと思い、カレーのなかに投入した。

追記1:今朝、寝起きの夫の機嫌がすこぶる悪かった。理由を聞くと、息子が何度も激しい蹴りを食らわせてきて、結構痛いのでそのたびに目が覚めて、眠れなかったからとのこと。おまけに私の寝言といびき(両方ともかわいい域を超えている)にも安眠を妨げられ、腹が立つことこの上ないとも。睡眠中のことなので、意識的にコントロールできないから、困った事態である。夕食を作りながら息子に、「昨日寝てるときお父さんばかり狙って蹴ってたけど、なんでか覚えてる?」と聞いてみたら、「お父さんとな、サッカーしてたの。ゆうくん、ばーんとボール蹴ってんねんで」と答えた。ほんとかどうかは確かめようがないが、3歳児にしてすでにメディアの影響が出ていることは確か。メディアが騒ぐほどには、我が家はサッカーの話題が出てないはずだから。

追記2:夜のテレビニュースで、奈良の火事の事件のことが取り上げられていた。行方不明になっている長男の当日の足取りを追った映像のなかに、通勤路でもある最寄り駅の映像が流れた。これで、通っている進学校がどこか分かった。たぶんそうだろうと職場で話題になってはいたが。物騒。この辺はのどかなように見えて、どこか張り詰めた緊張感が漂っているもんな。なんというか、いつ殺されるかいつ死ぬか何をしていいかも分からない不安な退屈と激しい暴力が同居している感じ。決して、「都会的」、「スタイリッシュ」なんかじゃない。この感じを濃縮すれば北野武の映画のトーンに通じるものがあると思っている。
6月22日(木)

・日本酒
・ごはん
・レンコンのお吸い物
・めばるとごぼうの煮付け
・卵焼き
・ほうれん草のおひたし
・コーヒー
・コーンフレークマカロン

めばるの煮付けのとき、火加減を間違えて終始強火にしてしまったら、見事に煮崩れてしまった。ぼけてた。最近魚を欲している。

いつもながら、息子はだしの効いた和食が大好きであることを実感する。グラタン仕立てのほうれん草なんかより、おひたしのほうがずっとずっと好きであるようだ。

私の子どもの頃は、まだまだ洋食がごちそうで、手作りのグラタンやハンバーグやミートソーススパゲティが食卓に出たら、日常が地味な和食だった分、うれしくてしょうがなかった。いまだにその気分を引きずっているときがある(←母親にこってり系が好きねえと呆れられる)。高校生か大学生の頃、いまどきの子どもの好物ナンバーワンが握り寿司になったことを知り、若者ながら時代は変わったと思った。

息子の一番の好物は何になるのかな。何をごちそうと感じるのかな。そのことに関して、どこまでこちらはコントロール可能なのかな。つまり、私はどこまで責任を負えるのかな。どんくさくても全然かまわないので、心底おいしそうに食べ物を頬張れる子どもになってほしいな。
6月23日(金)

・白ワイン
・トマトの冷製パスタ
・いさきのオーブン焼き
・マッシュルームとベビーリーフサラダ
・コーヒー
・温泉饅頭

トマト好き一家としては、トマトの季節になってうれしい。近所の生協には、沿道トマトなる、ちゃんと赤く熟してから枝からもぎ取られたしたトマトが並ぶようになった。冷製スパゲティを山盛り食べたいという夫のリクエストに応え、夕食の献立を組み立てた。スパゲティの代わりに稲庭うどんを細くした感じのリングイネを使った。そっちのほうがトマトソース(ジュース?)と絡みやすいから。

皮を湯むきしたトマト4つを一口大に切って広口瓶に入れ、酢大匙3、オリーブオイル120cc、塩、こしょう、好みで乾燥ハーブも加えて、ふたをしてシェイク。そのまま冷蔵庫に入れて冷やす。あとは、茹で上がり後冷水でしめたパスタにかけて、生のバジルなんざあったらちぎってのせるだけ。

アロマフレスカの原田慎次シェフのレシピが発端だけど、ひとのものというよりはもう自分のもの、我が家の定番となっている。パスタの茹で上がりとソースの仕上がりのタイミングをあわせなきゃという緊張感を一切必要としないので、あまり食欲のない元気のないときでも作りたくなるハードルの低いひと品だ。

鶏を網焼きする予定だったが、息子がスーパーで25センチほどのいさき丸々一匹パックを手に取り、強く「おさかな」と主張した。いさきも旬なのかな、鶏肉に太刀打ちできるお手ごろ価格だったので、急遽献立を変更した。鱗とはらわたをとるのがめんどくさく、そのまま丸焼きしたが、刺身用で鮮度があったせいもあるのか、はらわた特有の臭みもそれほど出ず、身はおいしく食べられた。ただし、せっかく塩をまぶしておいしそうにぱりぱりに焼けた皮は、うろこが硬くて食べられなかった。愚か。やっぱり次回からは下処理をちゃんとしよう。

息子は、たんぱく質の摂取に関しては、野獣派だ。魚の切り身はあまりピンとこないようで、お店で欲しがることはない。昨日のめばるもそうだが、大小問わず丸々一匹だとインパクトがあってすぐに欲しがる。肉の場合は、馬刺しの影響もあって、台所で油断すると生肉でも口に入れようとするので、注意が必要だ。
6月24日(土)

・手巻き寿司
・豆腐となめこの味噌汁

仕事を持ち帰っているのだが、中途半端にとりかかるよりはと思い、しっかり休む決意を固めた土曜。夕食も休日らしいものをということで、ひさびさに手巻き寿司にした。すごい勢いで酢飯3合分がなくなりました。みんなの好物。

夜はレンタルビデオ屋で借りたティム・バートンの『ビッグ・フィッシュ』をみた。話のディテールはとてもばかげていておもしろいのと、映画全体の「大きな物語」の骨子は普遍的正統派な問題を扱っているのと、その落差が大きく、飽きずに最後まで集中してみた。

植物日記を更新。
6月25日(日)

・ごはん
・蒸し鶏のごまだれがけ
・なすの冷製びたし
・茹でとうもろこし

油をあまり使わない=中華なべを使わない中華をメインにした。家族で協力して作った。ごまだれを手作りするとこんなにおいしかったんだ。夏だ。

息子はとうもろこしの皮剥きを担当した。保育園の自分のマークがとうもろこしなので、喜んで手伝ってくれた。おそらく一生とうもろこしに好感を持つことになるのだと思う。

明日から函館出張。さきがけのメンバーと。はこだて未来大学の先生の研究室訪問があって、出張のなかみじたいはとても楽しみなんだけど、ひさびさにひとりで飛行機に乗るので、粗相をしないかちょっと心配だ。(←チケットの受け渡しとかチェックインの手続きが嫌い)
3日分まとめて更新!

6月26日(月)
・魚介中心の旅館の料理

はーるばる来たよ、はっこだて〜と意気揚々と頭のなかで歌いながら、空港からタクシーを飛ばしてはこだて未来大学に向かったはいいが、降りるときキャリーケース(所持金入り)をトランクに置き忘れて、ひと悶着あった。領収証をもらっておいて本当によかった。あれをもらってなかったら、個人タクシーだったので、つかまえようがなかった。いまになって思い返してみて、ぞっとする。おかげさまで、その後は、無事に過ごせた。

訪問先の先生は、とても気さくに応対してくださり、たくさんお話できて私はとても得るものが大きかった。願わくば、他のメンバーのプレゼンももっと聞きたかったが、遅い時間になってしまってかなわず。時間配分って難しいんだなあ。未来大学も初めて見学できた。教官室がガラス張りで、オープンスペースの真ん中にあるユニークな構造をしていた。建築家・山本理顕による設計とのこと。

夕食は、懇親会も兼ねて、旅館の個室でとった。函館って、食べ物が素のままでおいしい街だ思った。食べ物に関して、もうこれ以上書くのはよします(笑)。

6月27日(火)
・ごはん
・豚汁
・焼きなすのポン酢かけ
・だし巻き卵
・コーヒー
・エクレア

6月28日(水)
・冷天おろし(ぶっかけうどん)
・コーヒー
・わらびもち

火曜は、夫が作ってくれた。いつもながら手早い。私も見習いたい。
水曜は、私が作った。私の場合、手早く作ろうとすると、簡単というか手抜きの一品になってしまう。中庸を会得したいのだが。。
6月29日(木)

・赤ワイン
・夏野菜たっぷりビーフカレーライス
・ゆで卵
・きゅうりのマヨネーズがけ

夫いわく、私はちんたらぼさっとしているようだ。そのせいで相当迷惑をこうむっているとも言われた。人に迷惑をかけるのは本意ではないので、うちでの行動のスピードアップを図りたいと思っている。

7時過ぎに家族全員で帰宅。8時半までに夕食を仕上げるようにと作業目標が提示され、てきぱきと集中してとりかかったら、8時40分には食べ始められることができた。

ただ最大の問題は、夕食づくりにあるのではなく、朝ぐずぐずして、目標時間に起きられないことにある。これは頭ではわかっているのだが、からだがなかなかついていかない。さぼっていると言われたらそれまでの問題なんだけど。。
6月30日(金)

・昨日の残りのカレーライス
・ゆで卵
・きゅうりのマヨネーズがけ
・コーヒー
・抹茶のロールケーキ

前日と変わり映えしない献立で、さくっと乗り切った感じの夕食だった。研究所の元同僚がふらりと職場に立ち寄ってくれた。髪型が変わり、かっこよくなっていた。本人は外圧ゆえの結果だと言うのだけど、かっこいいものはかっこいい。