料理ネタ


2009年4月

4月1日(水)

・ごはん
・あさりの味噌汁
・ぶりの照り焼き
・生ハム(腿)と春菊
・茹でもやし、ポン酢



おかげさまでバンビーホーム(放課後児童保育)に入所することができた。今日からゆういちろうをあずけることに。延長保育は6時までで、保育園より30分早い。6時ぎりぎりに迎えに行ったら、子どもはゆういちろうだけで、ひとりでオルガンを弾いていた。他の皆さんは今日は早めに迎えに行ったようだ。私が先生に挨拶をしていると、ゆういちろうは一足早く外に出て、校内を走り回っていた。

家の設計を頼んだ奥村昭雄まことご夫妻から、奥村先生の設計した生ハム製造機による自家製の生ハムと鮭の燻製が届いた。予定していた献立に加えて、本日、腿の部位の生ハムで春菊を巻いていただいた。おいしかった!

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4月2日(木)
・チキンカレーライス
・たけのことオリーブオイル少々
・ゆで卵

6時前にゆういちろうを迎えにいったら、今日もひとりだった。半べそをかいて待っていた。先生いわく、延長保育を実際に頼まれる件数はこれまではだいたい月に4,5回のペースだそう。帰宅してからもゆういちろうはものすごく機嫌が悪かった。かとおもえばしくしく泣いたり。環境の変化がストレスになっているようだった。

昨晩茹でておいたたけのこに塩とオリーブオイル少々をたらして食べた。ぱくぱくと箸が進んだ。



通学路途中の雪柳の様子。雪柳は普通こんもりと仕立てて、白い花枝を元気よく飛び立たせているものが多いのだけど、こんなにひょろひょろに剪定しているのは初めて見た。


4月3日(金)
・赤ワイン
・昨日の残りのチキンカレーライス
・たけのこグラタン
・生ハム(バラ)と春菊



陽だまりで見る桂の芽吹きは、紅葉みたいできれい。一方、4月には花咲くと言われる花梨なのに、土手に植えた苗木はうんともすんとも反応ないので、枯れているのではないかという疑惑が出てきた。

たけのこグラタンと書くと重そうだけど、牛乳で作った軽めのホワイトソースを使い、チーズはまばらに入れ、代わりにたけのこの甘皮部分の千切りを載せて15分ぐらい焼いたら、香ばしいおいしいグラタンが出来た。



従姉妹のRちゃんから上靴入れなどの巾着袋が届いた。名前の部分まできれいに刺繍してくれている。そして気づけば、裏側にもロボットの後姿の刺繍が。かわいい! ありがとう!!

今日は仕事を早めに切り上げて、5時に帰宅するようにした。そうすればゆういちろうはお友達と集団下校することができる。偶然近所に5人もの同級生男子が住んでいた。ついているぞ、ゆういちろう。ついでに同級生Kくんのおじいちゃんおばあちゃんのおうちにちょっとだけ遊びにいかせてもらった。うちは核家族なのでコミュニティの存在は命綱となる。昨日のめそめそとはうってかわって、なんとまあ元気だったこと。

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4月4日(土)

・日本酒
・ぶりのしゃぶしゃぶ
・茹でたけのこ、わさび醤油で



朝は曇り空だった。しばらくすると雨に変わった。寝起き後、ゆういちろうはなぜか熱心に色鉛筆を確認していた。写真に撮った。どんなことを確認しているのかまでは分からないが、何かを確認しているということはよく分かる目遣いであった。

夫は仕事があって7時前に出勤していった。私も3月末締め切りの本の原稿がなかなか書けずに鬱屈した気持ちを持て余しているのだが、ゆういちろうの存在を無視して、家で100%仕事に集中するわけにもいかない。というかできない。そして結局、和室にほっぽったままで高く積まれた洗濯物の山をたたんだり、気になっていたガスコンロ周りを掃除したり、机の引き出しを片付けたり、普段きれい好きでもなんでもないくせに急に汚いのが気になり始めて細々と作業をした。あと他に目新しいことといえば、家族総出でゆういちろうの入学関連持ち物をチェックしたり、名前を書いたりした。明日足りないもの(クレパス16色、下敷き、置き傘用の傘、緑のマジックペン)を買い足す予定。

本当はこんなことをやっている場合ではないと思いつつ家事をするのは、主婦の仕事をバカにしている感じがするし、主婦である自分をみじめに思うことにつながるので、そういうのは極力避けたいと思っていた。だけど今日は、こんなことをやっている場合ではないといいたくなることのなかに、「現実逃避的快楽」の要素も多分に含まれていることを実感した。いくら好物だとはいえ、そんなに頻繁にたけのこを茹でてどうするのだ。ああ、おいしかった。

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4月5日(日)

・塩焼きそば
・長ねぎとプチトマトの中華風スープ
・バンバンジー
・たけのことがんもの煮物





どんどん春めいている。チューリップのつぼみは赤く色づき、家の際に植えたクロモジは開花と芽吹きが同時にやってきて、梅の木にもびっしり梅の実の赤ちゃんが出来ていた。どうりでヒヨドリが狙いにくるはずだ。



梅の木の根元、銀梅花(ぎんばいか・マートル)と勿忘草の周りに小さい馬蹄形の畑を作り、トマト、茄子、きゅうり、バジルの苗を植えた。あと枝豆とししとうを植えるつもり。夏野菜は究極の一年草だと思う。これから夏が終わるまで毎日見回りが楽しいぞ。

庭でたっぷりと過ごした後、美容院に行って髪をきれいにしてもらった。気分よし。昨日あんなに不機嫌だったのは、原稿が書けないというよりは、雨が降って予定していた野菜の植え込みができなかったからのような気がしてきた。夫とゆういちろうはラジコンヘリを飛ばしに行って楽しかったそうだ。クラブのおっちゃんたちからプロレス技かけられたり、くすぐられたり、散々かまってもらえたとのこと。皆の機嫌がよいのはよいことだ。

夕飯は夏を先取りして、バンバンジーと焼きそばにした。夕飯時にゆういちろうは、明日のお弁当にはデザートを入れろと言い始めた。詳しく聞いてみると、デザートとはいちごやりんごのことで、つまようじが入っていないといけないらしい。○○くんの緑色のつまようじ(たぶんかわいいやつ)がうらやましかったらしい。ついにでたぁ、わが道を行く系かと思っていたけど、やっぱりお友達のことは気になるみたい。ある意味、社会性の萌芽だ。クロモジの枝を削って「高級手作り楊枝」でも作ろうかしら。たぶん「こんなんいらん」と泣くだろうな。

■追記
実家の母に電話して、ホームセンターには枝豆の苗が売っていなかったけど種を撒かないといけないものなのかどうか聞いてみた。答えは、枝豆については植えたことがないのでよく分からない、ただ他の野菜の苗も普通はゴールデンウィークあたりに植えつけるもので、この辺ではまだ誰も植えていないよ、とのことだった。がーン、ちょっと先走ったようだ。花冷え、遅霜、来ないで一気に暖かくなってね。

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4月6日(月)
・ごはん
・じゃがいものポタージュスープ
・生ハムと鮭の燻製
・ほうれん草のサラダ
・温泉卵入り納豆

奥村昭雄・まことご夫妻お手製の鮭の燻製がびっくりするほどおいしかった(検索をかけたら、ここでも紹介されていた)。夫は生ハム製造機「ハムレークン」を自分でも作ってみたいことを言い出した。加えてバーベキュー用の炉も作ると言っていて、私は私で藤棚も欲しいと思っていて、一体庭のどこにスペースがあるというのだろう。想像するのはタダだから夢だけはどんどん広がる。想像のなかの愛しのマイ・ガーデンは広大な空間がどこまでも広がっている。

もちろん理想と現実のギャップというのは日々つきつけられる。今まで書こう書こうと思いつつもあまりおもしろくない件なので触れずにいたが、ただいま一番のギャップは、庭に植えたあさつきである。その辺に生えている草を揉んだみたいに青臭く、歯ざわりは硬く、買ったほうがよっぽど風味よくおいしいものが食べられる。やはり農家はすごいなあ。自分のうちで獲れた野菜は何でもおいしいというわけにはいかなかった。自然派雑誌にあるような世界は、我が家にとってはまだ絵に描いた餅である。機嫌よく食べられるようになるまでいろいろと試行錯誤が必要みたいだ。陽のあたりすぎかな、土があわないのかな。


4月7日(火)
・たこ焼き
・博多ラーメン
・プチトマト

ゆういちろうは親がついていかなくてもひとりでバンビーホームに通えるようになった。大きくなったものだ。今晩は夫が花見で帰りが遅いので、ゆういちろうと二人で簡単な食事にした。実家から郵パックで送られてきた博多ラーメンには高菜漬けと紅生姜がついていて、それがやけに合うのだった。




植えていないのに、勝手にいろいろなものが庭に生えてきて面白い。どこから種が飛んでくるんだろうなあ。

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4月8日(水)

・フレンチディナー

今日はゆういちろうの入学式があった。式後、午後から私とゆういちろうはハローワークへ行って、失業給付手続きをした。殺気だっている人たちが多かったらどうしようかと心配したが杞憂に終わった。殺気だっているというよりぐったりしている雰囲気だった。待ち時間を含めると手続きにだいたい3時間ぐらいかかって、それから入学グッヅの買い忘れたもの、下敷きなどこまごまと調達した。夕飯は作る気力がわかず、外食をすることにした。お店の人が気を遣ってくれて、ピアノ演奏とろうそく付きデザートで入学お祝いをしてくれた。ありがたかった。



ハローワークのあるビルの前の桜。快晴満開でちらほらと散り始めてそれはそれはきれいだった。



うちに帰ると、前の借家から持ち込んだユリオプスデージーに花が咲いていた。もともと日当たりを好むごっつい宿根草だけど、日陰になりがちな場所に植えてみたら、周りの雑草と共存する控えめな草になった。

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4月9日(木)

・納豆(ゆういちろうのみ)
・たこ焼き

昨日ハローワークに行ったせいか、昨晩はインドのマハラジャと結婚する夢を見た。欲望がそのまんま表れた夢である。私の場合、あまり複雑な抑圧機能は働いていないようだ。

ゆういちろう初登校の日だった。7時50分に家の前で近所の男の子たちと待ち合わせして、てくてく学校まで歩いていった。親の見送りは途中まで。いつもより1時間早く起きたので、日中眠かった。これからは早寝早起きを心がけないといけない。



夕方、急に、夫から帰りが遅くなるという電話があった。急遽夕飯の予定を変更して、生協前のたこ焼き屋さんのたこ焼きにした。安くて(1パック180円!)とてもおいしいたこ焼き屋さんで、子どもたちにも大人気である。たこ焼きが焼けるのを待っていたら、保育園の同級生のお母さん、お父さん、おじいさんに4人も逢った。

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4月10日(金)

・日本酒
・小ごはん
・小冷麺
・いとよりの塩焼き
・大根サラダ
・山芋とろろ
・高菜漬け
・納豆(夫とゆういちろうのみ)

日中は太陽の光に思い切り照りつけられた。OMのお湯とりも作動し始め、かなり熱いお湯が出るようになった。夕飯は材料を混ぜ合わせることなく、1種類で一品となるような献立となった。暑い日はシチューの反対で自然とそうなる。




研究所前の街路樹がとてもきれいだった。上の赤い椿はオトメツバキというそうだ。言いえて妙。ライラックの紫も爽やかである。下草の雑草の緑によく映えていた。ああなんというか木の芽時だ。気分が浮かれてしまう。

ひとつちょんぼがあった。担任の先生と保護者とのあいだの連絡帳に、「どうぞよろしくお願いします&入学式の日、さっそく忘れ物をしてすいません、○○をご査収ください云々」といろいろと書いたのに昨日何の返事もないから変だなと思ったら、ノートの一番後ろのページに書いていたのだ。そりゃあ見てくれないだろう。今日、先生が最初のページに初コメントをくださり、そのことが発覚。横書きの感覚がからだに染み付いて、裏表紙を表表紙だと思い、無意識的に左開きにめくってしまった。だいたいどういう性格をしているかこれで先生にばれたな。

ゆういちろうは花粉症がひどくなった。まだ小さいのにかわいそうだ。

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4月11日(土)
・赤ワイン
・ミネストローネ
・ペペロンチーノ
・花山椒のプチステーキ

山椒の木に花が咲いたので、半分ほど摘んで醤油風味のステーキソースに加えた。もっとどっさりあったほうがおいしいような気がした。早く木が大きくならないかなあ。



通学路を散歩した。八重桜、山桜、満開のソメイヨシノと桜ずくしの歩道で今の時期とても気持ちいい。ゆういちろうは自転車ですいすいと進んでいった。うちに帰ってから、ゆういちろうと一緒にはつか大根の種を撒いた。

夏日だった。屋根の棟温度が一番高いときで80度にもなった。そりゃあお湯が沸くはずだわ。


4月12日(日)
・ごはん
・昨日の残りのミネストローネ
・鯛とじゃがいものオーブン焼き
・キムチ&チーズ入りスクランブルエッグ

スープを大量に作ったら、翌日の準備がぐんと楽になる。オーブンの焼き時間やご飯を炊く時間を含めて全部ひっくるめて40分くらいでできた。



寝室から見た築山の様子。あたり一面がスギナで覆われている。緑が目に気持ちいい。奥に立てかけてあるのは、以前借家の押入れで使っていたすのこ板である。テッセンを絡ませたらいいかなと思って倉庫から出してみた。市販のトレリスなど買わないぞと、ドケチ主義者宣言する。



亡くなった祖母のことをふと想い出した。来週は法事がある。うちには祖母が縫ってくれたクッションがたくさんあるのでさびしくない。写真は、祖母いわく、いいモチーフがあったと新聞のイラストを切り抜いて、アップリケの型をとったもの。子どもの頃熊本の親戚のお姉さんがくれたぬいぐるみ(かれこれ30年来のつきあい)と一緒に記念撮影した。

今日も日中は暑かった。昨日に引き続き、洗濯機をがんがん回して毛布やベッドパッドなど大物を洗濯した。カラッと乾いて気分よし。じっとり湿った寝具で眠るほど気持ち悪いものはないからね(病院で点滴を受けたときのシーツを想い出している)。

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4月13日(月)
・ごはん
・残りもののミネストローネ
・茹で豚キムチ
・焼きアスパラガス
・春菊のサラダ
・きゅうりの漬け物

お向かいの奥さんから庭で作ったアスパラガスと春菊をいただいた。アスパラガスは網焼きして何もつけなくても甘くてとてもおいしかった。斜めお向かいの奥さんからは、うちの野菜づくりもがんばってねとエールをもらった。トマトは連作を嫌うらしい。うちのはまだよそ様におすそ分けできるだけの出来ではないなあ。


4月14日(火)
・居酒屋メニュー

看護系専門学校で非常勤講師の初講義を終え、研究所に出勤したら、応募していたファンドの不採択通知が届いていた。最低採択課題が獲得した点と僅差で不採択だった。うっすらと目に涙が浮かんだ。直近のお世話になった方々、なっている方々に結果を伝えた。特にこのファンドがとれれば雇うことのできた人たちには力不足でごめんなさいと詫びのメールを出した。なんだか選挙で落選した政治家の言うことばみたいだが、これは自然とこのような表現を使いたくなることばだ。

全く面白くない結果だったのだけど、客員でお世話になる新しい組織でキックオフミーティングと懇親会が本日企画されていて、前からの予定でそれに出席した。話をしてみると面白そうな方々が集まっていたのでほっとしたし、気が晴れた。もちろん自分の「食い扶持」を含めてライフプランをちゃんと考えないといけないのだけど、ハッピーな気分でいられるかどうかが大切なことなので最終的には今日はよい日だったということに宣言する。私は相当鼻っ柱の強い負けず嫌いなのだ。

夕飯は懇親会のあった隣町の居酒屋でいろいろなものを食べた。

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4月15日(水)

・ビーフカレー
・茹で卵
・ふきの煮物
・きゅうりの漬け物

帰宅したとき、ちょうどお向かいのご夫婦と家の前で一緒になった。この時期庭にたくさん芽を出すという、スズランと白百合の苗をくださった。嫌いじゃなければどうぞと言われたのだけど、よほどのひねくれ者でもない限り、スズランや白百合を嫌うことなどできないでしょう。もちろん私はどちらも大好きである。さっそくうちの庭に植えた。スズランはどんどん殖えていくらしい。うちでも群生したら見事だろうなあ。なんだかいただきもの天国の庭になってきた。こうやって少しずつ植物のやりとりをしていって、感じのいい町並みになればいいなあ。

こつこつとカレーを作った。いい感じ。

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4月16日(木)

・昨日の残りのビーフカレー
・茹で卵
・茹でオクラ

夕飯は簡単に済ませた。



今日はハローワークで開かれた失業給付の説明会に出席した。先週の今頃は桜の花が満開だったのに、今はもうすっかり葉桜になっていた。




桜の散るのと同期して、うちの庭でもどんどん花が咲き始めた。園芸種はもちろん、雑草もいろとりどりに可憐な花を見せてくれる。この葉っぱにはこういう花が咲くのかと日々驚かされる。洗濯干し場の近くには、可憐度最強のスミレが5つほど顔を覗かせ、写真にその美しさを残しておきたいのだけど、うまく撮れない。近い将来、そこかしこに群生してくれないかなあ。

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4月17日(金)
・鴨南そば

小学校での授業参観、クラス懇談会に出たあと、家族3人でカフカをアレンジした『あの森に行ってはならない』を観にピッコロシアターに行った。小学校の同じクラスのお母さんが俳優として出演している。帰りは一緒に帰って、いろいろと舞台裏の話を聞かせてもらった。夕食は劇場近くの蕎麦屋で。

クラス懇談会のときPTA役員を決めたのだけど、短気を起こして、「だったら私がやります」とつい条件反射的に名乗りを挙げてしまった。あの嫌なものを押し付けあうときの独特の間に一瞬たりとも耐えられなかった。こんなんでうまくやっていけるのだろうか。。。


4月18日(土)
・ごはん
・あさりの味噌汁
・馬刺し
・トマト
・漬け物いろいろ

日曜に実家で法事(祖母の三回忌)があるため、岡山に行った。荷物が多いので車を利用した。前日に引き続き家族ドライブである。入院していた祖父も法事にあわせて退院した。この日はだいぶ顔色が悪かったのだけど、帰宅後はずっと庭の手入れをするなど、活動的だった。熊本から馬刺しを取り寄せてくれていて、ひさびさにたっぷりと思う存分食べた。満足。


4月19日(日)
・カツカレー

祖母の三回忌当日。午前中はお坊さんにお経をあげてもらい、お墓参りをし、外で食事をするというスケジュールだった。祖父や何人かの親戚の人たちは家で食事をするということで、私は母の手伝いで家に残った。





写真は、祖父と叔父のSおじちゃん。法事が終わってくつろいだ雰囲気になっているところである。祖父はファミリーのなかでもっともお洒落なので、途中でネクタイやベストを変えたり、いつものようにコーディネイトに気を配っていた。日中は汗ばむ陽気だった。黒服だから一層暑く感じられたのではないだろうか。

夕飯は帰りの高速道路のサービスエリアで簡単に済ませた。


4月20日(月)
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・焼きしゃぶ、ポン酢だれ
・春菊のサラダ
・納豆

今日からゆういちろうは給食が始まった。お弁当はなくなったけど、代わりにいろいろと用意するものが出てきて、何かと気忙しい。職場も研究所内引越しが中途半端なままで何とも落ち着かない。夕飯は実家からもらったしゃぶしゃぶ用の肉をさっと焼いてポン酢で食べた。助かった。

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4月21日(火)
・ごはん
・春キャベツの味噌汁
・鯛の塩焼き、ポン酢だれ
・キムチ&チーズ入りスクランブルエッグ

冷凍しておいた父の釣った鯛を解凍して食べた。春キャベツは日曜に実家のお隣さんからいただいたもの。そしてこの日は故郷の縁が続いていた。なんと何の前触れなく、幼馴染のKちゃんと一人息子のUくんからゆういちろうへ入学祝いが届いたのだった。心のこもった手紙や写真アルバムなどを贈ってくれた。ものすごくうれしかった。

今年のお正月はKちゃんとUくんが我が家にやってきて、一緒にUSJへ行ったのだった。写真にばっちりいい表情が映っていた。Uくんとゆういちろうはとても気が合い、一緒の部屋で寝たのだった。Kちゃんの撮ってくれた写真を2枚、記念にここにも載せよう。



ここは最寄り駅に通じる遊歩道のなかの遊び場。誘惑の場。



ヨーロピアンな町並みをいっちょまえに闊歩するふたり(in USJ)。ふたりの青年期が今から想像できる。漱石がこのような私たちの姿を見たら、びっくりするだろうな。


4月22日(水)
・白ワイン
・ごはん
・かぼちゃのポタージュスープ
・アジの丸ごとオーブン焼き、じゃがいも添え
・絹さやのバター炒め

今日も魚が食べたくて、ゆういちろうが生協で選んだアジをオーブンで焼いた。冷蔵庫のなかの野菜を使ってしまいたく、いろいろと献立を工夫した。献立表にはでてこないけど、実家の畑で採れた新たまねぎ(春たまねぎ?)を全部使い切った。この時期採れる玉ねぎはやわらかくて生のままサラダに向くぶん、早く痛みやすいそうだ。

ゆういちろうは体操服で帰宅した。水道で水を飲むとき服が濡れて、体操服に着替えたそうだ。本人に聞いても「知らね」と小憎たらしい返事しかなく、担任の先生からの電話や連絡帳のコメントで判明した。電話はこれで2回目。私の子どもの頃の感覚だと、学校の先生から電話がかかってくるのはよっぽどのことを仕出かしたときか事故ぐらいなので、初回の電話があったときは心底ぎょっとしたけど、今の時代はこれが普通のことなのだろうか。小うるさい親が増えて、きっと対策にお忙しいのだろうと勝手に推測している。


4月23日(木)
・ごはん
・ニラ、白菜、しいたけの中華スープ
・ニラ餃子
・昨日の残りのアジやスープも少々

夕方から冷えてきた。ニラやにんにく、しょうがを効かせた献立にした。だいぶ元気が出た。とはいえ、やりたいこと、やらねばならないこと、いろいろあるのにどれも満足にとりかかれない。立ち止まって深呼吸して、まずは心を落ち着けないと。。。

夫からの伝言。ゴールデンウィークの長崎行きにあわせて、長崎の特養に母の様子を訊ねたら、症状はだいぶ進んでいるようで、外泊許可は当然降りずに、外出も1時間以内しか認めてもらえなかったとのこと。お正月に私たちが行った際、奈良に行くことができると思い、私たちが帰ってそれが叶わないことが分かった時点で不穏行動をだいぶおこなったそうである。だから今回の私たちの長崎入りのことは母には伝えないでおくかもしれませんと施設の方から言われたそうだ。母にとってよくないことかもしれないけど、自分たちの気持ちを満たすために、会いに行くことになる。複雑な気分である。母は未来の私の姿のように思えてならない。今のうちにゆういちろうとたくさん思い出を作っておこう。

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4月24日(金)

・宅配ピザとコーンクリームスープ

今夜夫は宴会でいない。夕飯は手を抜いて宅配ピザにした。

もうそろそろ締め切りを大幅に過ぎている原稿に本腰を入れて取り掛からなければ、かなりまずいことになる。先方の希望は、「日本文化」に絡めて「演劇の美」について何か書けという、かなり腰の引ける原稿で(だから実際にどうぢようどうぢようとうじうじ悩んでいた)、でもお話をいただけたのは今の私にとってものすごくありがたく励みになっている。今は大量に購入した書籍を前に、右往左往している状況である。

庭のことを考えるのは日本文化について考えることであると都合よく解釈して、庭仕事に夢中になっていたが、熱しやすく醒めやすいのか、あんなに気をもんでいた夏野菜のことが本当にどうでもよくなった。どうでもよくなったという表現は語弊があるので、もう少し言い直すと、私が面倒をみるみないに関わらずぐんぐん勝手に成長を始めたので、目を皿のようにして観察するより、ときどき気にかけるぐらいの関係がちょうどよくなった。

代わりに今、念頭にあるのは、先週岡山の実家に行ったとき祖父がくれたヒョウタンボククコの鉢植えを地におろそうと考えていて、いったいどこがふさわしい場所なのかということである。土手に植えたカラタネオガタマは今、地味だけど非常にいい匂いのする花を咲かせ、祖父好みの植木に囲まれている。このように私にとってノスタルジックな庭を心がけるとともに、「いまどきの若い女」が好む要素もふんだんに取り入れているつもりである。そのうえ野菜も作り、ご近所からのいただきものも目立ついい場所に植え、どこからともなくにょきにょき生えてくる雑草とも仲良くし、八方美人を通り越して分裂混乱気味の態をなした庭だと思う。夏には夫の長崎ノスタルジーを満たすために、ソテツやバナナや竹を植木屋さんに頼んで植える予定だし、ますますすごいことになりそうである。

それでも庭にいると気分がいい。誰かひとりの趣味、スタイルで統一されないほうがいいと私は考えている。いろいろなものを適当に受け入れる風通しのよい雰囲気がこれから作られるといいな。ゆういちろうも放課後よく庭で遊んでいる。人間以外にも居心地はよいようだ。いろんな種類の小鳥がたくさんやってくる。何をしゃべっているのだろうというくらいピーチクパーチクさえずっている。イタチもたまに見かける。虫の音も聞こえるようになった。そのうち大量の蚊に悩まされるのだろう。

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4月28日(火)

・前日の残りのハヤシライス
・長芋のサラダ
・ゆで卵
・プチトマト

朝夕10度以下に冷え込む日が続いた。ここのところ大忙しだった。今日は家庭訪問と非常勤講師の仕事があり、その準備に追われていた。今、我が家は瞬間風速過去最大のきれいさである。そしてすぐ元に戻ることは必定の雰囲気が漂っている。

午前中、部屋の片付けにやっきになっている頃、担任の先生から電話があり(これで3回目!)、ゆういちろうが遊んでいて溝にはまり靴がずぶ濡れになったので可能であれば代えを持ってきてと、初呼び出しがかかった。この期におよんであいつは何を仕出かすのか。単にめんどくさいからできませんと言うわけにもいかず、学校に持参しました。

とにかくいろいろなことが一段落して、今はほっとしている。自分の目をなぐさめるために、最近撮った庭の写真を載せよう。冬に980円で買ったライラックの苗が健気に花を咲かせた。うれしかった。すくすく育ってね。表のプチ畑に種を撒いたはつか大根も本葉が出始めた。収穫が楽しみである。







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4月29日(水)

・ファミレスメニュー



休日。夫は休日出勤。

ゆういちろうと二人で外に出たら、いろいろなところで保育園でいっしょだったご家族にばったり出会い、あとから振り返ると4組の家族に偶然出会っていた。何というめぐり合わせ。駅前の公園で出会ったKくんとKちゃんとお母さんとは、生協でお弁当(うちはたこ焼き)を買ってきて、運動公園のピクニックエリアでいっしょにお昼ご飯を食べた。近場の外でお弁当を食べることは初めてで、とても新鮮で楽しい気分を味わった。缶ビールのおいしかったこと! その後、私だけ知らないという、グーチョキパー公園(通称)にも連れて行ってもらい、ご近所空間を広げた。

ゆういちろうは夕方Kくんたちと別れた後も、斜めお向かいのお宅にお邪魔して、散々遊んできた。それにしても友達と遊んでいるときのゆういちろうの言動が強情頑固で、親の目からしても何とかならんかと思う場面が何度かあり、「なにめそめそふててんの!」とごちゃごちゃ言いたい気分になったけれど、あまり子どもたちの間に入ってあんたが悪いと言ってばかりいてもどうかとも思い、ぐっと我慢した。我慢はからだに悪い。早く親の目の届かない子どもだけの世界を作ってほしい。でも、あっという間にそういう時期を迎えるんじゃないかという予感もしている。

6時ぐらいから夕飯を作ろうとしたら、お腹がすいてすいて仕方ない、今すぐご飯が食べたい、お父さんの帰るまで待てない(注・夜8時帰宅予定)、とゆういちろうが言い出した。めんどくさい時間をこれ以上持ちたくなかったので、駅前のスーパー内のファミレスで簡単に済ませた。夫には握り寿司パックで我慢してもらった。子ども中心の休日。原稿にとりかかりたくない病にかかっていたともいえる。

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