料理ネタ


2009年10月

10月1日(木)

・日本酒
・ごはん
・大根と長ねぎの味噌汁
・うおぜの塩焼き、ポン酢しょうゆで
・ヤマイモとろろ
・温泉卵入り納豆
・昨日の残りのたけのこの煮物
・プチトマト(ゆういちろうのみ) 

書き出すとたくさんの品数を食べているみたいに見えるが、ひとつひとつの量はちょこちょこと少ないので、腹八分目の胃に優しい夕飯となった。

もう10月だ。今年度も半分過ぎ去ってしまった。これ以上先延ばしにしてはいけない。先月9月11日(金)に開かれた吾妻橋ダンスクロッシングの感想をここで述べる。とくに印象に残ったのは次の4つである。

・チェルフィッチュ:3人の派遣社員が同じく派遣社員である同僚の送別会をどう企画するか話し合っている場面。あんなにじたばたとうちわを扇いだり、落ち着きなく小刻みに動いているのに、熱いどころか冷たい感じがするのはなぜ? 動きに伴って発生するはずの熱はいったいどこに保存されているの?、と不思議でならなかった。首謀者の桜井圭介さんに聞いてみたら、緻密な振り付けがなされているとのこと。そりゃそうでしょう。

・鉄割アルバトロスケット:芸を楽しませてもらいました。ゲイとおかまとニューハーフならば、私はゲイの方を好むということが分かった。

・いとうせいこう&康本雅子:いとうせいこうさんの大音量音楽に合わせた詩の朗読(9.11にまつわる)とそれに合わせた康本雅子さんの踊りを同時に見られる仕組み。詩の内容は、「9.11後世界は変わった」として対テロ戦争を容認した者たち、つまりテロ組織を国家と対等な立場へと「格上げ」することに加担した者たちへの抗議と、9.11にワールドトレードセンタービルから落ちた人、空襲で吾妻橋から落ちた人、その他すべての死者(犠牲者)を国家とは無関係に平等に悼むことを宣言するものであった。涙を流しながら聞く一方で、あなたがここでこんなことをしなければならないなんてと、一抹の違和感を覚えていた。

・飴屋法水:日本滞在外国人が多数出演し、生まれや日本に暮らす動機を語る。味噌のように醜い模様と蔑まれるヨタカの姿と、日本人に生まれてよかったと味噌汁をすする日本人のようになるために努力する日本滞在外国人の姿とを重ねた作品であった。

桜井さんの構成の思惑にまんまとはまったのか、はまらなかったのか、チェルフィッチュですっかり冷たい心になってしまった私は、同僚の送別会を開くのですらあんなに文句の多いようなイマドキの多くの若者にしてみれば、いとうせいこうさんはひとりでバカみたいに熱くなっているバカで、飴屋法水さんの描く外国人は社会のゴミにしか見えないのだろうなと、終演後はさびしく悲しい気持ちになっていた。そして、バカやゴミはおまえらのほうだろうと、一部のやる気のない架空の若者たちを憎悪していた。

で、一晩寝て、はっと気付いた。いとうせいこうさんのやり方(闘い方)をバカにしたり、日本滞在外国人を遠ざけたりする気持ちは、認めたくないけど自分のなかにこそ存在するから、前夜そのように感じた。しかもタチの悪いことに、自分のなかのおぞましい想念は決して認めなくないものだから、私ではなく他の人がそのように思っているはずだと人のせいにして、憎悪の対象をメディアで作られた派遣社員に向けていた。

宮沢章夫さんのブログでは、いとうせいこうさんと飴屋法水さんの舞台に感動したと素直に述べられていたのに対し、私はなんて心が汚いのかと恥ずかしくなった。ショックのあまりしばらく放心していた。

だけど自分はダメだと責めてばかりいても、それも一つのうざったい防衛的自己愛というか、誰ひとりとしていい気分になれない。気持ちをアップさせないと自分がもっともっとダメになってしまう。。。。こういうとき信じる対象(神様とか仏様)があれば救われるのになあとつくづく思った。汚い考えを持ってごめんなさいと詫びた後、きれいさっぱりした気分で次のステージに行けるんじゃないかと思って。そういう意味では、宗教というのは人間の精神の安寧のために都合のよいよう合理的に出来ているものだと思うのだった。

懺悔の日記にここまで付き合ってくださり、ありがとうございました。もう寝ます。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月2日(金)

・白ワイン
・ミネストローネ
・あさりのスパゲティ
・グリルチキン

夫のリクエストに応えた献立。特に自分のほうで何が食べたいというわけでもない日は、献立を指定してくれたほうが助かる。粛々と作りました。主婦のプロね。

庭に関するアイデアが次から次へと湧いて出てきて、自分でも持て余している。祖父の好きな高野槙(こうやまき)を植えようと思うのだ。雑木の庭を認めるような人ではなく、ましてや雑草の存在など許されない庭を造ってきた祖父である。それに対するちょっとした反抗心も手伝って、我が家の庭は雑木雑草をめいいっぱい利用している。だけどいまいちど素直になって、日本の常緑樹、とりわけ針葉樹も表庭に植えようではないかという気になった。冬枯れの木立のなかに針葉樹がひとつある景色はとてもきれいなのではないか。人の決めた掟などどうでもいいのでは決してないが、なんでもいい庭こそ作っていきたいと強く願っている。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月3日(土)

・白ワイン
・昨日の残りのミネストローネ
・生ハムと粉チーズのスパゲティ

昨日の残りのスープに合わせて、夫が簡単スパゲティを作ってくれた。



ご近所の方が今晩は十五夜だと教えてくれた。知らなかった。今からでも間に合うと、庭の土手にたくさん生えている薄(すすき)とセイタカアワダチソウを刈ってきて、月見のための飾りとして食堂前の花瓶に活けた。この家は、夕飯時には食堂の窓から、就寝時には寝室の窓からちょうど月が見えるようになっている。設計の奥村ご夫妻に感謝。



今日は夕顔は一つ咲いた。花の数も少なくなってきている。写真では分かりにくいが、ぼうぼうだった畑の草を抜き取り、葱を植えた。あとは春菊と水菜を植えて、冬の鍋に備えるつもりである。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月4日(日)

・塩ちゃんこ鍋
・〆うどん

今晩もまん丸お月様が見えた。しばしうっとりと月を見た。夕飯は鶏団子と今季初の牡蠣を入れた塩ちゃんこ鍋にした。おいしかった! この秋冬はいろいろな鍋料理を作ろう。

最近外に出かけるときではなく、寝る前に、気つけのためにバラの香水をつけることが多い。お気に入りはブルガリのかわいいピンクの瓶に入ったやつ。今晩もいい夢が見られますように。(女性諸君よ、ぜひお試しあれ。そして殿方もだまされたと思ってつけてみたらいかが。この前、夫が間違って出勤前にそれを振りかけて出かけたけど、そんなに違和感なかった。個人的には男性用のコロンの匂いよりバラの匂いをさせた人のほうが好きだったりする。清潔な洗剤の匂いに近いというか)

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月5日(月)

・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・刺身盛り合わせ(少々)
・焼きぎょうざ
・茹でもやし
・かぶの漬物



昨日で賞味期限切れした生餃子を本日急いで焼いて消化した。庶民的な献立とはうってかわり、食後は、7月にミネアポリスに出張した際の土産物、2カラットダイヤのついたマグカップに珈琲を注ぎ、ゴージャスな気分を味わった。ゆういちろうがこのアメリカンジョークに一番反応してくれたので、自然と彼のものになったのだが、今晩は特別に私が使用してもよいと許可が出た。

夫がある親切な方との立ち話で仕入れてきた情報。PTA運営に関して意見を述べたことで、やはりどうやら我が家に対する誹謗中傷の噂が相当飛び交っているらしく、それを聞いた方のうち、内容があまりにひどかったのか「辻田さんはそんな人やないで!!」と怒鳴り返した方がいるそうである。

とても有難く心強くうれしかったのだけど、やはり心配なのは、そのせいでその方が何らかの不利益を被ってしまう可能性だ。お礼の電話も兼ねて、夫が伺ってみると、先方は「辻田さんてどんな人?と聞かれたので、これこれこういう人よ、と答えただけ」だとしかおっしゃらない。また、特に無視や意地悪をされたりはないみたいで(大人でもそんなことをする人がいるのだ)、ほっとした。

それにしても、なんてかっこいいひとなんだろう。私だったらたぶん「誰々さんたちがね、あなたのことについてこれこれこういうことを言ったら、言い返してやったわ」と恩着せがましく詳細に説明するだろうに。そうすると何が起こるかというと、こちら側でも「あの人何なの!」みたいな負の感情がどうしても湧き上がる。

つまり間接的にも「悪口」を言わないおかげで、今ここの段階で、「噂の尾ひれ」や、大仰な表現をすれば「憎しみの連鎖」とかがすっぱり切れる。私たちは同じことをしてはいけない。高潔な人の傍にいたら、自然と爽やかでよい気持ちになれる、とてもいい例であった。

今日のポイント。間接的にも人の悪口は言わない。私もそういうかっこいい人になれるよう、努力しよう。修行だ。この恩は一生忘れないよねと私が夫に言うと、あんた発想がヤクザだから止めなさいとたしなめられた。あぁ心のきれいな人になりたい。修行は一生続く。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
3日分まとめて更新!

10月6日(火)
・赤ワイン
・チキンカレーライス
・大根と間引き菜とトマトのサラダ
・ゆで卵

国民年金保険の払い込みに関してちょっとしたトラブルがあり、社会保険庁の窓口に行った。ハローワークのときも感じたが、職員さんの態度がやたら低姿勢でびっくり。私自身の問題はすぐに解決したのだが、窓口の人に対するお客さんの口の聞き方があまりに横柄で、聞いているこっちまでげんなりしてしまった。いい人ぶっているわけではないが、自分は文句を言う正統な権利があるとばかり、その人に言っても仕方ないことで鬼の首をとったかのように声高に相手を責める人ってかなり苦手である。

心がもやもやするので、うちからもっとも近いお寺、西大寺にふら〜っと寄った。近すぎて今まで行ったことがなかったお寺である。小雨がふるなか、表に人はまばら。堂内を見学するのは私だけで、計らずも各お堂をすべて独り占めすることができた。しかも国宝と違って重文の仏像はすぐ目の前まで寄っても大丈夫ならしく、堂を守る人から「どうぞそばまで行って見てきてください」と促された。とても贅沢な時間を持つことができた。

本堂のなかの優しく微笑む仏像を前にして、思わず涙が出てきた。文殊菩薩像だった。その周りを4つの像が侍っていた。説明札を読むと、そのなかの一つが、灰谷健次郎の『兎の眼』のモデルとなったことで一躍有名になった善財童子の彫像だそうである。私はその像よりも、その後ろにある「仏陀波利」という像が気になってしかたなかった。あとで調べてみると正式名称「仏陀波利三蔵立像」といい、侍者のうち最も博学で、博学の文殊菩薩を助ける役目を負った人物であるそうだ。

西大寺は、鎌倉時代の名僧、興正菩薩叡尊(こうしょうぼさつえいそん)によって復興されたそうだが、興正菩薩像の前では、ぎっとにらまれたじろいだ。「ごめんなさい、出直してきます」と心のなかで思わず謝ったほどの眼力であった。帰宅後チケットの裏に印刷されてあることに気付いた興正菩薩のことばは、心痛いものだった。

  学問スルハ心ヲナヲサム為ナリ
  当世ノ人ハ物ヲヨク読付ムトノミシテ
  心ヲナヲサムト思ヘルハナシ
  ----心ヲナヲサム学問シテ
               何ノ詮カアル----

余りに出来すぎた今の私へのメッセージである。ぷりぷり怒ってばかりいないで、浮ついてばかりいないで、しっかりと自分の仕事をしろということだ。今私は透き通った心と智慧を渇望している。

それにしても自分がまさか仏像を見て泣く日が来るとは思わなかった。それだけ少しは年を重ねてきたのだろうか。『見仏記』は読みものとして好きだけど、仏像自身に興味が向かうことはないと思っていたのに。

なお西大寺の秘仏は、愛染堂にある鎌倉時代の愛染明王坐像で、この日は見られなかった。ここによると、愛染明王は「忿怒の形相をされています。 …が、それも実は衆生済度の為、諸々の悪者を追い返す為であり、根は優しく、愛敬(あいきょう)開運を授けてくださるご利益」があるそうである。来年の遷都祭では特別に長期間見られるそうなので、見に行こう。


10月7日(水)
・昨日の残りのカレーライス

台風が夜半やってくるので、早めに帰って準備した。私が雨合羽を着てびしょぬれになりながら外回りの整理を担当し、夫が家のなかのこまごましたことをびしっともれなく担当した。互いに向き不向きがあるのだ。夕飯は簡単に前日の残り物で済ませた。この日の晩は、ゆういちろうと私はぐっすり眠り、夫は激しい雨風の音にほとんど一睡もできなかったそうである。


10月8日(木)
・ごはん
・おでん



一夜明けると、台風の風により庭の木が一本倒れ掛かっていた。うちの被害はこれだけであった。表に出ると、お向かいの駐車場の屋根の一部が吹き飛ばされていた。運よく道路に落ちたからよかったものの、これがうちの家まで飛んできて、窓ガラスを割って中まで入ってくることだって、全くありえないことではない(怖い)。こう考えると、事故って一瞬の出来事なんだろうなと思う

学校は休校だった。ゆういちろうは午後から友達とたくさん遊んだ。

夕方、PTA行事「クラス親睦会」のことで、クラス委員の方々と打ち合わせをした。私は今まで何を心配していたんだというくらい、みんな前向きにアイデアをどんどん提案して、さくさくっと物事が決まっていった。「文殊の知恵」を体感できた。少数の人間が集団を動かすイベントは、ひとりで抱え込んでワンマンで決めていってもだめで、ちゃんと人を信頼して意見交換したほうが、いい事が生まれる確率が高くなると思う。そして何よりも文化祭気分で自分が楽しい。

夕飯は手作りだしと市販のおでんスープを混ぜた簡単おでんにした。


ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月9日(金)

・ごはん
・おでんの大根とおつゆ
・豚のしょうが焼き
・卵焼き
・焼きししゃも
・プチトマト
・きゅうりの漬物

ゆういちろうの遠足の日だった。おやつを忘れて行ったので、あわてて夫が車で学校に持っていった。バスの出発に間に合ってよかった。友人宅の例では、お父さんが子どもの遠足のおやつを出発前夜間違って食べてしまい、朝起きて子どもがそれに気付き、わっと泣いてしまったことがあるそうで、それ以来袋に「触るな」と大きく書いておくようになったそうだ。うちも忘れないよう、袋にまとめ、食卓の真ん中の鉢のうえにどんと置いていたのに、よりによってリュックに入れ忘れてしまうなんて。夕飯は弁当の残り物のおかずを中心に構成した。



家に向かって倒れてきたレイランドヒノキを三方から麻ひもで引っ張り上げ、応急措置をおこなった。ひょろひょろに見えて、結構な重さがあった。今度植木屋さんに添え木を頼もうと思う。どれくらいの規模の添え木が必要なのか見当がつかないから、プロにお願いしたほうが安心である。なにかと入用だ。エンジュの苗木が届いた。祖父お勧めの、中国の庭には必ず植えられているとおしえてくれた木だ。

美容院で髪をきれにしてもらう。さっぱりすっきり。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
3日分まとめて更新!

10月10日(土)
・懇親会メニュー

京大の芝蘭会館で開かれた「デジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術」のさきがけ領域会議にOBとして参加した。領域会議は、会議宿泊施設に1泊2日缶詰になって研究の進捗報告やアドヴァイザーの先生方も交えて議論をするもの。毎度のことながら、気持ちのいい人たちに囲まれ、最新の情報に触れることができ、参加するとどんどん元気になっていく珍しい会議で、私にとってとても重要な存在である。

この日の私の仕事は、2次会幹事担当であった。最近何かと「2次会幹事」に縁がある。3次会は領域長の原島博先生のご好意で、先生のお部屋で開かれた。とりとめもなく面白い話題が続き、気付けばなんと夜中4時過ぎまで話し込んでいた。遠慮ってものを知らない私たちであった。


10月11日(日)
・フレンチディナー

領域会議2日目。この日は私自身も短い近況報告をおこなったが、会議全体でいうと圧倒的に他の方々の話を聞く機会が多かった。いろいろなことを感じた。新規予算を獲得したり、いいポストに就職したり、どんどん出世していく同僚たちをいいなあいいなあと羨ましく思うことは多々ある(妬ましく思ったことはないが)。けれども競争と評価を潜り抜け、トップを走り続けることのしんどさはどれだけ大変なことだろうかと、心中察して余りある。

会議では石川啄木の詩が話題になったので、啄木つながりで、国にお伺いを立てて研究費(税金)をもらって仕事を遂行するしかない研究者の気持ちを代弁するかのような、別の啄木の詩をここに引用しよう(旧字体を一部変更した)。多くの研究者が、理不尽な制度に対するアンビバレントな気持ちを持っていることと思う。あからさまに逆らったら研究費をもらえないのだ。かといってほいほい好き好んで迎合することなどできない。領域会議参加者の皆さんとはその辺のデリカシーを共有しているので、一緒にいて嫌な思いをすることがないのだと思う。


     拳(こぶし)

  おのれより富める友にあはれまれて、
  或はおのれより強い友に嘲られて
  くわつと怒つて拳を振上げた時、
  怒らない心が、
  罪人のやうにおとなしく、
  その怒つた心の片隅に
  目をパチパチして蹲つてゐるのを見付けた――
  たよりなさ。

  ああ、そのたよりなさ。

  やり場にこまる拳をもて、
  お前は
  誰を打つか。
  友をか、おのれをか、
  それとも又罪のない傍らの柱をか


この日帰宅したら、公募に応募していた大学の不採用通知が2通も届いていた。慣れっこだけど、やっぱり夕飯を作る気にはならず、ちょっと贅沢な外食にした。


10月12日(月)
・じゃがいものポタージュスープ
・あさりとトマトのスパゲティ
・グリルチキン(塩)
・ベビーリーフサラダ
・茹でオクラ、しょうゆマヨネーズソース

3連休最終日。夫は休日出勤していった。ゆういちろうは暇を持て余して、とうとう午後からお友達のうちに遊びに行った。私は試験の採点、種まき、苗の植え付けなどをした。夕飯は夫と協力して作った。スープがいつもよりおいしくできた。秋の提案書書きシーズンをどう過ごすべきか。まずは寝て考えよう。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月13日(火)
・塩ちゃんこ鍋
・〆うどん


10月14日(水)
・スパークリングワイン
・ごはん
・はまちと帆立の刺身
・がんもとたけのこの煮物
・ヤマイモとろろ


昼間は晴れていたのに、夜8時ごろ急に雷が鳴ってどしゃぶりの大雨に。そしてすぐに止んだ。変な天気である。

タキイよりローズヒップがたわわに実る修景バラ、その名も「マジカル ミラクル」の苗が届いた。さっそく食堂からもよく見える庭の一番いい場所に植えた。どのようにしてこのバラを知ったかというと、新しいものも好きな祖父が、実家の庭石の前に植えていたから。和風にもよくあう、濃いローズピンクのとてもきれいなバラである。

マジカル ミラクルという名前をとってみても、ものすごくいいことが起こりそうなとても縁起のいい名前だと思う。そしてその兄弟品種にはじゃーん、「マジカル ミステリー」という、淡桃色の花が咲くものもあるそうだ。バラのネーミングの世界って奥が深いわ。

羽田空港をハブ空港化する案が出たことで、「死人まで出たことを忘れてもらっては困る」と怒っている成田支持の自民党関係者がいる。自分たちが追い込んで殺したくせに、どういう神経をしたら、そのような発言ができるのだろう。小学1年生のクラスでも、友達をいじめておいて「泣いている奴のことを考えろ」と説教する子どもがいたら、どんな理由があれ友達からめちゃくちゃ抗議され、先生からたっぷり怒られるに決まっているのに。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月15日(木)

・ごはん
・海老天おろしうどん
・昨日の残りのたけのこの煮物

ゆういちろうと二人でしみじみ系のごはんを食べた。今晩は、宴会で夫の帰りが遅くなる日である。これまでだとこういう日はタクシーに乗って大抵外食に出かけていたものであるが、最近はちゃんとうちで食べるようになった。収入が激減するとちゃんと節約モードに切り替えられるのだから、まだまだ我が家は大丈夫だ。節約はダイエットにも効果的である。好きな食材を好きなときに買ってきて調理していた頃はマックス体重更新まっしぐらの道を突き進んでいたが、今はゆっくりだけど元の体重に戻ってきている。収入と体重が比例関係にあるとは!! 現代人っぽくない消費行動をとっていた証拠である。

ちょびっとだけふてくされていて今秋の科研申請は自分が代表者で出さないことに決めていた。ところがあれよあれよという間に複数の話が来て、分担者で応募することになった。もちかけてくれた話は(非常にありがたいことだから)引き受けるのが私の行動原則なのだけど、共同研究の分担者の振る舞い方がまだよく分からない。

つまり、今まで自分のペースで好き勝手にやっていた方法が、チームでやる分には通用しない。「おまかせ」だったり「待ち時間」があったりする。個人研究は全部ひとりで決断していかないといけないから、孤独で苦しいものであるが、でも考えようによってはとっても楽をしていた気がする。

今年度は今まで以上にいろいろと慣れない仕事に取り組んでいる。いちいち戸惑っている。初々しいことこのうえない。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月18日(日)

・海鮮塩すき焼き
・〆うどん

去年のNHKきょうの料理の鍋特集号のなかのレシピを適当にアレンジしてみた。昆布だしに砂糖、塩、酒、みりんを入れた湯で具を煮て、卵につけて食べるというものだ。目先が変わってよかったが、次作るかどうかは微妙なところ。醤油と砂糖で味付けした普通の牛肉のすき焼きのほうがやはり好きだ。

昨日は知り合いの先生宅にゆういちろうとお邪魔した。なんと奥さんのTさんのことは昔から存じ上げていたというのに、お二人が結婚されているということはつい最近になるまで知らなかった。しかもTさんは大の植物好きで、とても感じのよいお庭を作っていた。なんという偶然!! 庭談義に花を咲かせた。



裏庭の一角である。素敵でしょう。ここでお茶をいただいたけど、本当にほっと落ち着く場所だった。私も憧れのつる植物で棚を作りたかったのだけど、我が家の諸事情で諦めた経緯があって、でも今度からここに来させてもらえばいいんだ〜とうれしくなったのだった。花が咲いたらその都度おしえてくださいと、固くお願いをしてお宅をあとにした。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月19日(月)

・赤ワイン
・ごはん
・シュークルートとソーセージの煮込み
・プチトマトとベビーリーフサラダ

キャベツの塩漬け発酵保存食シュークルートを利用し、遠い西の伝統料理をまねして作った。家族全員大好物の鍋である。仕込みはとても簡単、水気を切ったシュークルート、たまねぎ薄切り、じゃがいも、好みのソーセージ(あれば数種類)、適当に切ったかたまりベーコンもしくは豚バラ(あれば)にチキンブイヨンをひたひたよりちょっと多めを加え、火にかける。あとは時間が解決してくれる料理で、1時間半くらい煮込んだら味がなじんでおいしくなるよ。じゃがいもが煮崩れるのが気になる人や、(私はよく出汁の出たスープを飲むのが好きなので平気だが)ソーセージの皮がやぶけるのは嫌な人は最後のほうで入れるべし。

作りおきできる鍋料理の季節がやってきた。主婦にとってうれしい季節である。

週末、気持ちよいお庭を見せてもらったので、自分のうちの庭づくりにおいてもとてもいい刺激になった。まずはここ1,2ヶ月のあいだに撮った写真をもとに、今夏の反省と今後の課題をおこなおう。



朝顔には、もっとゆったりした網でないとダメ。つるの美しさが出ない。



宇治市植物公園に置いてあった立ち入り禁止の三角ポール。草間ワールドを想起される鮮やかさ。我が家の草むらのなかに置いたら似合うかもしれない。



伊賀上野にある芭蕉生家の庭。後世の人がバショウ(日本バナナ)を植えたそうだが、和風の庭のとてもよいアクセントになっている。里芋の葉つながりで、うちの裏庭の畑の隅にもバナナを植えたいと思っている。



おまけ。庭とは全然関係ないが、伊賀上野には研究熱心なこだわりのお店が多い。店先のレトロな遊具からゆういちろうは離れようとしなかった。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月20日(火)

・ごはん
・続・シュークルートとソーセージの煮込み
・プチトマト
・きゅうりの漬物
・パイナップル

気付けば、酸っぱいものだらけの食事となっていた。無意識に酸味を求めているということは、無意識にからだが疲れているのか? 免疫力を高めて、悪いものを吹き飛ばそうぞ。

昼間は就職活動(公募書類書き)や提案書書き書きに充て、夜は、ゆういちろうを早く寝かせて、その後の時間を博士論文の構想、執筆の時間に充てることにした。先日指導教官である佐々木正人先生から直々に書くようにとの連絡をいただいたし、書く気力が俄然沸いてきている。勢いに乗って書くぞ。有言実行。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月21日(水)

・ごはん
・豚汁
・納豆
・黄色のプチトマト
・りんご

豚汁をどっかーんと作って、明日も乗り切ろう。最近果物を欲してしょうがない。

ゆういちろうが寝るまで隣にいることにしているが、今晩は「大好きって言って。お願い」と甘いことばでおねだりされた。もちろんあらんかぎりの情愛をこめて応えた。恋人どうしみたいだ。ゆういちろうが特別甘えん坊なのか、子どもはみんなそうなのか。私はそんなに親に甘えた記憶はないのだけど、これは今現在の自分が、自分ひとりで大きくなったと錯覚しているからなのか。

さて、これから引き続き、博士論文の構想を兼ねた作業をおこなおうっと。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月22日(木)

・赤ワイン
・ごはん
・昨日の残りの豚汁
・刺身盛り合わせ
・山いもとろろ

今日は授業参観の後、PTA役員(クラス代表)としての最も大きな仕事、クラス親睦会のある日だった。事前の計画段階から他のクラス役員の人たちにも協力してもらったおかげで、ボランティア精神にあふれた温かい雰囲気の会になった。ひとりでストレス顔をして取り仕切らなくて本当によかった。ボランティア役員はにこにこしているのが一番の仕事だと思う。だから自分たちがにこにこするための企画を一生懸命知恵を絞って考えるのだ。うまいこと回ればそれは快感につながる。

夕飯には刺身をつけて、ちょっとだけ贅沢した。

ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月23日(金)
・フレンチディナー

夫の発案でフレンチディナーとなった。私の食欲がないことを心配して、最近しばしば外に連れ出してくれているのかと思い、それとなく聞いてみたが、「はぁ?」という返事。なんだ。


10月24日(土)
・懇親会メニュー

法と心理学会第一日目。東京・渋谷にある國學院大學にて。夜中の1時過ぎまで資料整理をしていたが、朝10時からの打ち合わせに間に合わせるべく、5時過ぎに起きて、ひとりで重い荷物をガラガラと引っ張りながら駅までダッシュして、なんとかぎりぎりセーフで近鉄電車に飛び乗ることができた。その時点で疲れ果てた。打ち合わせや学会が始まると、気持ちがしゃんとして持ち直した。


10月25日(日)
・お弁当

法と心理学会第2日間目。足利事件のシンポジウムに登壇した。菅家さんと佐藤弁護士の話が中心で、私は登壇しただけで何もしゃべらずに終わった。佐藤弁護士の謙虚で真摯な態度にあらためて触れることができた。そして菅家さんの怒りも。菅家さんと直接ことばを交わしたのは、考えてみると、この日が初めてである。2審公判の傍聴に出かけていたので(そのときはガラガラだった)、昔からよく存じ上げているような気がしていただけだ。本シンポジウムに関しては、他にも情緒的にならざるをえない出来事があったが、ここには書かないでおく。

夕食は帰りの新幹線で、法学者の先生といっしょにお弁当を食べた。法と心理学会がなければ絶対に出会わなかった方であるが、何かのご縁というか、私はすっかりその先生を慕っているというかなついている。心を暖めて帰った。自分も歳をとったとき、後輩の心を暖めることができるだろうか。


10月26日(月)
・にしんそば

朝から偏頭痛がして家でおとなしく過ごした。早いとこ畑に植えてしまいたい春菊と水菜の苗があるが、一日中雨降りだったので、おあずけだった。夕飯は夫が作ってくれた。ありがとう。


10月27日(火)
・寄せ鍋
・〆卵雑炊

ちゃかちゃかっと作った。〆の卵雑炊はゆういちろうがとろとろ食べていたので、いらないのかなと思って私が残りを食べたら、しばらくたって自分が食べ終わった後、おもむろに鍋の中が空になっているのを見て、「ボク、まだ食べたかったのに〜」と猛抗議が始まった。後の祭りもいいところである。こんなにのんびりしていて大丈夫なのかと思う。

インフルエンザの関係で、学童保育所が今日まで閉鎖されていたが、明日から開所の模様。ただ学校のほうで上学年を中心に猛威を振るっており、いつ学級閉鎖になるかドキドキしながら毎日を過ごしている。

月末締め切りの原稿3つのうち、1つが完成した。少し先が見えた。原稿頭になってくると、食欲がなくなる。食べる時間がもったいなく感じるのだ。これはあまりいいことじゃない気もするが、仕方がないか。


ガザ人道支援(第14報)
SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月28日(水)

・赤ワイン
・チキンカレーライス
・生ハムと春菊のサラダ
・ゆで卵

ゆういちろうの額と目が腫れている。虫さされ跡のようなものがあり、どう考えても、夜中寝ていたときに刺されたとしか思えない。変な虫がいたら嫌なので、日中よく晴れたこともあり、平日だけどシーツをじゃぶじゃぶ洗った。洗い立てのシーツは気持ちよい。まめな主婦なら平日でもまめに寝具のケアをしているとは思うけど、うちの場合はなかなかねぇ。。。

夕飯は献立を考えるのが億劫だったので、安易な発想をして、固形ルーを使ったお母さんカレーにした。最近、食が雑になっている。

研究所からの帰り際、駅前で偶然知り合いに出会い、うちまで車で送ってもらった。先方もちょうど私と連絡を取りたかったようで、ものすごい偶然ですね〜とか言いながら、ちょっと上がってもらい一緒にお茶を飲んだ。ゆういちろうのピアノの先生になってもらいたいと考えているピアニストの方。もともとは旦那さんのほうと知り合いだったのだけど、何かの機会のとき紹介していただき、奥さんとも気が合うことが判明したのだ。こうして関西でも少しずつ人の輪が広がっていき、この地で一生暮らしていく覚悟が固まりつつある。

ゆういちろうの習い事に関しては、もうひとつ空手という候補があって、ピアノと空手を両立させようという無謀な考えを持っている。文武両道というか、女の先生と男の先生、それぞれに対する礼儀作法を見につけてほしいのだ。ピアノのほうは最初から本人とっても乗り気だけど、空手はパンチして血がびゅーっと出て痛いから嫌だとしり込みしていた。最近教室見学に行ったりして、そこのところの恐怖が緩和したところである。

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SAVE BURMA! ミャンマーサイクロン(第26報)
10月29日(木)

・昨日の残りの赤ワイン
・昨日の残りのカレーライス
・ゆで卵

昨日カレーを作っておいて助かった。

ゆういちろうの今度は耳が腫れてきた。学校から戻ると、片耳だけが絵本のお猿さんのようにパンパンになっていた。額、目、耳とどちらも右側に症状が出てきたのと、同じベッドに寝ている私たち夫婦には今もって何も症状が出ていないとなると、これは虫なんかではないかもしれない。病院に連れて行くと、どこか傷口からウィルスか雑菌が入って、悪さしているのでしょうとのこと。抗生物質をもらって様子を見ることになった。

寝具に虫が湧いているかもしれないと週明けから見えない敵と戦ってきて、すっかり無駄に疲れ果てたが、まずは原因が分かってよかった。とはいうものの、免疫力が下がっていることは確かなので、ここしばらくはおとなしくするよう言い聞かせよう。

今日もよく晴れた。人間たちの右往左往とは無関係に、庭の草たちは気持ちよさそうにしている。



中央下の、黄緑色の葉っぱをこんもりさせているのは、クヌギの赤ちゃん苗である。去年の秋、お向かいの旦那さんがずんぐりしたクヌギのどんぐりをゆういちろうにたくさんくださった。まとめて土に埋めたらたくさん芽が出てきた。



こちらは斜めお向かいの奥さんが去年くださった野菊である(ピンボケ)。ちびっちゃい苗を玄関脇に植えておいたら、最初の年からこんなに蕾をつけた。



前住んでいた借家から持ってきたウィンターコスモスである。土手のやせた土と相性がよく、今年もたくさん花が咲いた。いただきものも含めて、うちの土手には色の微妙に異なる3種類のウィンターコスモスが咲いている。

■追記:さきほど月末締め切りの原稿を脱稿した。これで2つ目クリア。明日の朝、念のため、もう一度読み返してみて、先方に提出しよう。夜は博士論文に取り掛かる時間と決めていたのに、ずるずると日常業務が食い込んでくる。心を鬼にして、スパッと割り切って、論文執筆に取り掛かからないと日常が侵食してきていつまでたっても終わらなそうだわ〜。頭が使い物にならないので、もう今晩は寝ます。寝不足は結局作業効率を悪くするから。あぁ、この日記を書くようにほとんど何も考えず自動機械のようにすらすらと論文の文章が書けたらどんなにいいだろう。。。

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10月30日(金)

・白ワイン
・キャベツとベーコンのスープ
・スパゲティ・カルボナーラ
・スモークサーモン
・トマトとベビーリーフのサラダ

シュークルートの煮込みを作ったときに間違って3倍の分量を買ってしまった塊ベーコンの賞味期限が近づいていたので、スープとカルボナーラを作った。カレーの翌日にスパゲティとはお子様道まっしぐらな選択だ。おいしくできたのだけど、案の定、途中から重くなり私は最後まで食べられなかった。(おいしい和食を出す居酒屋のメニューが今日の気分だったのだ。)

知人に降りかかった人災のことで「えっ?!」と驚愕してしまった。私自身に直接的な被害は出てないとはいえ、知ってしまったら本当にげんなりする。こんなひどいことを平気でする人たちは、なんらかの事情があって民主主義の教育を受けていないか、あるいは教育を受けていても理解力がなくて分かっていないのか、あるいは、よほど人間性に問題があるか(分かっていていじわるを楽しんでいる)、いずれかに当てはまるのだろうが、いったい今後の対応をどうしたらいいのだろう。とにかく子どもを守らねば。

何事もなかったかのように、夜、論文書きに励むことができたらいいのだけど。。。あまり器用じゃないので、今晩は無理だ。精神修行が足りない。強靭な集中力が欲しい。

眠る前に植物で心をなぐさめよう。野に咲く花も大好きだが、あまりこだわりを感じさせない素朴な感じのする鉢植えも好きで(こんなこと言うなんてよほど疲れている)、要所要所に置いて楽しんでいる。



パンジーと「対面」する私の影が写っている。



オキザリスの一種。これまで大鉢で窮屈に咲いていたのを、今年は球根を掘り上げ、2つの小さい鉢に分けたら、今まで以上に元気よく咲いた。

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10月31日(土)

・ごはん
・昨日の残りのスープ
・塩さば
・山いもとろろ
・納豆
・プチトマト

夫は飲み会込みの休日出勤で帰りが遅くなる日なので、夕食はゆういちろうと二人でありあわせのもので済ませた。最近断然肉よりも魚モードで、しみじみとおいしいなあと塩さばについて思う。

今日はゆういちろうの調子が本調子であったなら、祖父の四十九日の法要のため岡山に出かけているところだった。ウィルスか雑菌のせいで、思いがけずぽっかりと休みが与えられた。ゆういちろうはお別れのつもりなのか窓辺に座って、外に向かい、「おおきなふるどけい」を大声で何度も何度も歌っていた。ジャイアンみたいながなり声で。普段なら近所迷惑なので止めるように言うが、今日は好きにさせた。ついでに私も部屋の奥で一緒に歌った。



プラスチックのじょうろやバケツや安自転車が、裏庭が私的なスペースであることを毎度おしえてくれ、世間体を気にせずに、好きな植物を好きなように植えて楽しむことができる。



表庭は、春は菜の花♪にしたくて、10日おきに3回に分けて種を蒔いた。長期間目の覚めるような黄色が楽しめるはず。いくぶんかはお浸しにして食べてやろうと思う。

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