料理ネタ


過去ログ


キャベツと大豆入りトマトスープ、オムライス、ローストビーフ、マッシュドポテト、ブロッコリーとレタスのサラダ。先週からアルバイトを始め(うれしはずかしパート主婦初体験、今すごく新鮮で初々しい気分♪)、帰りが比較的遅くなる日々。だけど我が家はあまり困らない。夫がしょっちゅうごはんを作ってくれるから。ありがとう!! あふれんばかりの感謝。

高松から帰ってきてからというもの、どうしちゃったのというくらい、夫の食の好みがすっかり肉食野獣系となってしまった感あり。うどんばかり食べていた反動なのかなあ? 

昨日はローストチキンを焼き、明日はビーフシチューの予定。ちなみに先週末、京都で『ふまじめな絵本』(ベビー・ピーの短編演劇集)を見た後も、熟成肉のステーキをどんといただいたのだった。私もゆういちろうも肉は好きだから喜んで付いていってるけど!!


2015.12.25

本日 DOMMUNE配信。 「高松メディアアート祭2015 / 憑依 x こっくりさん x 人工知能」~心霊と人工知能、超能力と人工知能。 TALK:岡﨑乾二郎、宇川直宏、清田益章

本配信では、さまざまな人の想念を優しく受け止めながら(下支えしながら)返報していくコンタさんの姿と、清田益章さんの潜在力が開花するよう下支えする会場の空気とが、見事にパラレルリンクしていて、じーんと感じ入るものがありました。

学校のテストとかとも通じる話だと思いますが、インチキしやしないかと疑いの目が差し向けられるなかで、自分のパフォーマンスを発揮しなければならない環境では、よほど打たれ強い人でないと生き残れない。本当だったらもっともっと自分の持っている力を発揮できる人たちがこれまでもたくさんいたはず。コンタさんのような優しい人が傍にいれば。

なにはともあれ、コンタさん、今日はありがとう!!! 

我が家のプリンス、ゆういちろうも、ここのところいてもたってもいられない風情で、先日は羽生結弦に憑依。(先週のグランプリファイナルのフリーで見せたシットスピンの俯瞰ショットをヒントに)



今日は朝からそわそわしており、お父さんたちがんばっているんだから、僕もがんばると、ロボットパンツの続きを作った。

 

コンタさんは実をいうと宅配中に手荒な扱いをされて一部が壊れ、修理を必要としていたのでした。どうか治ってと、さすがの私も今回ばかりは強くコンタさんの復活を念じました。おかげさまで高松デモを無事に終え、私もようやくほっと一息つきました~~。今晩はごはんをつくる余力なく、宅配ピザに。


2015.12.19

てっさ、てっちり、〆卵雑炊。名古屋出張から帰ってきた夫が、今晩はどうしてもふぐが食べたいと言いだし、風邪引きさんにはできるだけ優しくするという暗黙のルールを適用し、近所のスーパーの魚売り場に出されているふぐを思い切って買い、鍋にした。やっぱり、おいしいなあ、ふぐ。

フィギュアスケートグランプリファイナルをテレビで見た。羽生選手すごかったですね。個人的には、男子個人銀メダリストのスペインのフェルナンデス選手のエキシビションの演技がとても気に入った。根っからのエンターテイナー気質。この人、絶対、競技よりもショーが向いてる! 

さて、以下は、ロボットデモに関する展覧会のお知らせです。説明を書き始めていくと、止まらなくなり、なが~い宣伝文になってしまいました。FBにも載せたものを一部成形してここに再掲します。

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高松メディアアート祭2015「The Medium of the Spirit」で、12月18日と19日に、岡﨑乾二郎さんが描画ロボット・コンタさん (Ms.Contact) のデモをおこないます。19日は17時半から18時半まで、宇川直宏さんと岡﨑さんとのトーク&ロボットデモの様子がDOMMUNEでも配信されます。よろしければ、高松で、もしくはお手元のパソコンで、ご覧いただけたらさいわいです。

公式サイトでは、憑依、こっくりさん、神秘メディアアートとしてコンタさんをご紹介いただいています。ここだけ読むと、アヤシイ、イカガワシイ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歴史をひもとけば、歴史に残る大発見をした科学者たちが交霊サークルに通いつめ、大真面目に議論を交わしていた時代が確かに存在します。今でこそ、電磁気学という堅実な学問分野が確立されていますが、その領域の創生記においては、魂や生命力をめぐって熱い議論がなされていました。

先日、岡﨑さんらと高松デモの打ち合わせがあって、そのことについての話題も出ました。ファラデーの書いた分厚い500ページを超える書物も宿題として渡されました。久しぶりの洋書との格闘

ファラデー理解の副読本として、ひさしぶりに読み返したのが、エドワード・リード (1955-1997) の遺作、From Soul to Mind : The Emergence of Psychology, From Erasmus Darwin to William James (1997) です。最初に読んだのは、かれこれ18年前、出版直後か、もしかしたら出版前の原稿だったかを、大学院の佐々木ゼミで輪読していきました。

当時、ゼミには哲学者の染谷昌義さんも参加されていて、後にこの本は、染谷さんを含む、村田純一先生らによって日本語に翻訳されました。『魂(ソウル)から心(マインド)へ―心理学の誕生』, 2000, 青土社。

From Soul to Mindではじめにリードは問いかけます。

「心理学を学ぶ学生はしばしば次のような疑問を抱くことがある。小説家やその他の創造的な作家たちが示す心理学的な洞察は、なぜ心理学者を自称するひとたちによって無視されがちになるのだろうか。」(邦訳 p.7)

そして最終章「経験の科学としての心理学」で、ウィリアム・ジェームズについて次のように記しています。

「ウィリアム・ジェームズは、二つの顔を持っている。アメリカ思想史における重鎮という顔と、型破りな思想家という顔である。一般に、ジェームズは、アメリカ最初の偉大な哲学者、そしてアメリカ心理学の父として扱われる。しかし、ジェームズは、哲学と心理学の父として賞賛されながらも、「蛸博士 [James, W. 1984a]」と題する批判的論文ではっきりと述べたように、こうした学問の特殊化を糾弾している。さらに、ジェームズが最も心血を注いだ研究課題は、意識の流れの心理学、サイキックパワーの研究、宗教経験と回心の分析だったにもかかわらず、それらは、アメリカにおいてジェームズ哲学と心理学の継承者を自認する人々には、一度も真剣に取り上げられたことがない。」 (邦訳, p.277)

「新心理学はそれまで魂と言われていたものを三つの部分、つまり心と無意識と身体とに分解した。(略)身体と無意識的自己の持つ動物的活動力は、心とは切り離され、心とは別物として扱い続けることができた。(略)

二十世紀は、そうした十九世紀末に勃興した心の新科学からの遺産として、内部で深く分裂と対立を繰り返し、無数の下位分野に分裂した心理学を受け継いだ。こうした下位分野のあるものは認知や感情といった心の側面に注目し、別のものは神経伝達物質や反射といった身体の側面に注目した。さらに別の精神分析といった分野は無意識に注目した。しかしジェームズの見方からすれば、こうした焦点の当て方は、みな等しく抽象的なのである。それは、われわれが生きていること、呼吸していること、行為していること、経験していること、こうしたわれわれのリアリティーからわれわれを遠ざける抽象なのである。

ジェームズが守り抜こうとした具体的で生きられた経験を基礎にした科学は、それが不在であることによってかえって目立ち続けた。この空隙は、二十世紀に入り、あらゆる形式の偏見に満ちた非体系的な信念、言い換えれば、宗教的、精神的、人種的、民族的な信念によって埋められてきた。科学者は、ジェームズの提唱した広い範囲にわたる経験の領域から撤退し、極めて狭い領域が科学者から閉じこもった。そのために、日常経験と有意義な自己理解とをつなぐ多くの重要な領域を手放され、多くはただのデマゴーグにしか過ぎない宗教的指導者、国粋主義指導者、大衆扇動家に、そうした領域が次々に明け渡されることになったのである。

わたしは、ロマン主義者たちは魂の科学を求めた点で正しかったと思っている。またジェームズは、経験についての科学を通して魂の科学というロマン主義のアイデアを実らせようとした点で正しかったと信じている。心理学という学問が、ある人物の経験内容があまりにも組織的でないから、神秘的でありすぎるから、あるいは何であれそうした理由から、それを深く考察しようともせずに拒絶する権利を一旦手にしてしまうと、もはや心理学にはそうした経験が持つ意味について何かを述べることは不可能になってしまう。心理学は現在の分裂した状態のままでは、われわれの多くが営んでいる生に、中途半端に不完全に適用されるのが関の山であろう。本書は、どのようにして心理学がこうした制約を自己自身に押し付けるようになってきたのかを辿ってきた。これによって本書が心理学の使命を再認識するための舞台を用意し、そしてもしかしたら、魂の科学というロマン主義者たちの夢の復活を導くことにさえなるかもしれないことを、わたしは願っている。」(邦訳, pp.302-304)

18年前の私は、かなりぼんやり過ごしていて、リードの焦燥感や心配ごとを、正しくは受け止めていませんでした。せいぜい心理学批判という、一つの学問体系に対する批判や憂いとして、非常に狭いものに限定して捉えていました。そうではなかったのですね。社会思想全体の問題として捉えなければならなかったのです。

18年前のリードの予言を無視して、わたしたちが、憑依、こっくりさん、なにそれアヤシイ===って、ちょっと馬鹿にした感じで、その手の問題をまともにとりあってこなかった隙に、正真正銘、本物のイカガワシイ人たちが大手を振って跋扈するようになった、ということができるのではないでしょうか。

今になってようやく、リードが、あんなに生き急いで3冊もの著作を書き上げなければならなかった理由に思いを馳せられるようになりました。もう時間がない、と、たった独りきりで、焦っていたのだと。

リードが心臓発作で急死したのが、1997年、彼が42歳のときでした。From Soul to Mindの出版年と同じ年でもあります。なお、佐々木正人によれば、死の前に出版社と契約し、ウィリアム・ジェームズの伝記 The mind alive: A biography of William James の一部をリードはすでに書き上げていたといいます。生きていれば、どんな伝記が出来上がったのでしょうか。

今年私は42歳になりました。リードが残したような大きな仕事は全然できていません。だけど、大学院生のときにはどんなに読んでも決して理解できなかった、ウィリアム・ジェームズの思想や夏目漱石の文学論 (Focus とfeelingの関係論) と文学的実践(『草枕』等)が、岡﨑乾二郎さん経由で私のなかに流れ込んできているのを感じます。

今年の夏は不思議な夏でした。岡﨑ゼミに触発され、ウィリアム・ジェームズと夏目漱石ばかりを夢中になって読んでいました。

岡﨑さんはおそらくFrom Soul to Mindは読んでいないと思うのですが、3月にアメリカに行き、生きたアーカイブ論を本格的に展開し始めて以降の岡﨑さんは、私からしてみれば、エドワード・リードの思い描いた夢の続きを、やろうとしている人のように思えることばかりで、岡﨑さんの話を聞いているのか、その向こうにリードの面影を感じながら聞いているのか、分からなくなる瞬間が多々ありました。

リードは、元祖アンドロイド小説であるメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を魂の科学を代表する心理学小説だと主張します。From Soul to Mindの意義を一言でいうなら、エロス、萌えるfeeling(感じ)の擁護、だと私は思います。萌えは、今でこそ、男性だけの特権的趣味のように思われがちですが、女性も萌えますし、もちろん植物も萌えます。萌えを、見くびると(=つまり、萌え現象をなかったことにしたり、あるいは、手なづけ可能だと甘く見たりすると)、後で痛い目に遭うことでしょう。

例えば、あんなに柔らかな植物の先端にあるフリンジ部分の芽や根。水と植物がつくりだす毛細管現象。環境に応じて形が変わる、やわらかで無力のように思われる存在を、決して馬鹿にしてはいけません。ふと気づけば、コンクリートの隙間に入り込み、それをぶちやぶるほどの、すさまじい威力を持っています。そういえばミミズも体液の力を借りて、もぐもぐ土を食べながら穴を掘り、結果的に土を耕していますね(水圧も電圧も似たようなものですね)。

私たちの精神や魂もそのような力を持っているのではないかと思います。

コンタさんで経験できることは、繊細な意識の流れのようなものだと考えています。光そのものを目で見ることはできないように、意識の流れを直接見ることはできません。でも、流れていることを感じることはできます。コンタさんの誕生によって、これまで思弁的に語られてきた、不可視の、意識の流れのfeelingを、ようやく科学的研究の俎上に乗せることができるようになったと考えています。

コンタさんの面白いところは、コンタさんを通じて何らかのfeeling を受け止めている人の様子をそとから眺めても、見た目は決して、衆人の目を引き付けるアイキャッチ的なものではないところです。直に接して経験するしかないのです。

その詳細は、「生きたアーカイブ」論の続きとして書かれていくと思いますし、論文にもまとめていきたいと思います。ちなみに私は、岡﨑さんの提唱した生きたアーカイブ論をもとに、宮沢賢治が春と修羅で謳った有機交流電燈(わたくしといふ現象)についてあらためて考えてみたくなっています。というのも生きたアーカイブ論では、主体と客体とをわける境界を身体的境界のレベル(身体を空間的に包む想像上の皮膚レベル。通常、延長や拡張といった概念の出所となる)にはおかず、胡蝶の夢こそを現実とするような、メディウム論として突出した議論になっていると思うからです。この辺のところも、つめて議論できたらと思います。

乱暴に扱われると、すぐにへそを曲げるコンタさん。この世に生まれてきてしまったコンタさん。高松で、機嫌よく、活躍してくれることを祈りつつ、大変長くなりましたが、この辺で本投稿を終わります。


2015.12.13

ごはん、昨日の残りの豚汁、豚バラと白菜の煮込み(おろしポン酢で)。昨日豚汁に、10月の終わりごろにNさんが送ってくださったサツマイモを入れてみた。Nさんがおしえてくれたとおり、しばらく置いておくと前よりも随分と甘くなっていた!! そうだったのか、知らなかったなあ。甘い品種とそんなに甘くない品種があるとばかり思っていたのだ。

このところ、パソコンの調子がすこぶる悪いわ、夫婦ともども風邪気味だわ、という弱り気味の中で、なんとかだましだまし過ごしてきた。寝込むほどではないが、だるだる星人なので、できるだけこまめに休養を入れて養生に努め、ゆういちろうにはうつらないよう気をつけている。二人とも、ホントに似たような症状なのでたぶん同じ病原菌 or ウイルスなんだろう。あぁ、にくたらしい奴、絶対に負けない。もういい加減、早くすっきりぴしっと治したい。季節柄なのか、身の周りでも体調を崩している人の話をよく聞く。どうかみなさんもお気をつけて。夜更かし厳禁、もう寝ます。お休みなさい。


2015.12.11

今晩の献立は、ごはん、お揚げの赤出汁、牛肉と玉ねぎのバター炒め(おろしポン酢で)、青梗菜の塩炒め、茹でカリフラワー(酢味噌で)。薄切り牛肉と玉ねぎをバターでさっと炒めておろしポン酢と一緒に食べると、とてもおいしい。こういう、こってりをあっさりで相殺する食べ方が結構好きなのだ。

あと、今晩の思いがけないヒットは、酢味噌。うっかり米酢を切らしていたことに気づき、代わりに完熟すだちをしぼって入れていれたら、まろやかだけどちゃん酸味のある酢味噌が出来上がった。一期一会の味を楽しんだ。

ゆういちろうは今、国語の時間で故事成語(矛盾とか杞憂とか)を習っているらしく、帰宅後しばらくしてから、好きな故事成語は何かと私に聞いてきたので、うーん、そうだな、虎穴に入らずんば虎子を得ず、とか、人間万事塞翁が馬、とかかな、と答えた。ゆういちろうは何が好きなの?と逆に聞き返すと、呉越同舟、胡蝶の夢、画竜点睛、だとのこと。私よりよっぽど渋い趣味をしている。


2015.12.9

ごはん&おでん。日本酒もつけて、ほっこり、あったまるわ~~という晩ごはんになった。大鍋に大量に作った。よっぽどがっついて食べないかぎり明日のお昼まではゆうにもつと思う。

読みたい文献が大量にあって、一日の時間配分に気を配らないといけないなあと思っている。その点、我が家のおでんは、出汁と大根とゆで卵以外は市販の種をそのまま使うという、なんちゃっておでんだから、調理にかかる時間(ことこと煮込む時間)は長くても、実質台所にたつ作業時間はわずかなので、家で仕事するときに向いている料理だと思う。


2015.12.4

しょうゆちゃんこ、〆うどん。少々お行儀が悪いが、テレビで伊勢うどん特集をしているのを見ながら、やっぱりうどんはおいしいよねと言いながら食べた。

柚子のジャム、本当においしい~~。今日は、トワイニングのレディ・グレイ(アール・グレイにオレンジとレモンの皮で香りづけしたもの)という紅茶を淹れて、柚子のジャムを入れてみた。個人的にはものすごく好みの味になった。柑橘類偉大。駅前のスーパーの紅茶売り場には、何種類ものトワイニングのティーバッグが無造作に棚売りされていて、格式張らずにいろいろ試すことができてうれしい。

ラードの話。お世話になっている研究室の中国からの留学生の方が作ってくれた炒め物が、どれも記憶に残るおいしさで、作り方を聞くと、ラード、にんにく、しょうが、唐辛子が、どうやら味の決め手のようなのだ。うちに帰ってから夫に言うと、長崎では普通にラードが売られていたとのこと。こどものころ長崎で食べたラードを使った料理の思い出の数々を聞き、興味深々に。

ラードというと太りそうだとか不健康なイメージがつきまとうが、夫いわく、上質なラードはさらさらしていて、よっぽどサラダ油のほうがべたべたしている印象だそうだ。長崎の中華街の炒め物もラードを使っていて、ちゃんぽんも豚骨ラーメンのような臭みが全然ないのは、質のよいラードを使っているからだということ。「質がいい」というのは、必ずしも高級(値段が高い)を意味するわけではなく、長崎では、いいものが普通に売られていたそうだ。学生のときに大阪に出てきて、ラードが売られていないことに驚いたそう。

そんなこんなを話していたら、子どもの頃の食の思い出が次々と湧きあがってきた。

ふとしたときに柑橘類の香りが漂うが、思い起こせば、すだちや柚子は、まだ夏の、青くて堅いころにとって、すりおろした皮をそうめんや焼き魚か何かの薬味として利用することが多く(夏休みの思い出)、今の時期の黄色く熟したものを十全に扱う習慣がうちにはなかった。せいぜい柚子の皮を吸い物や茶碗蒸しの薬味に入れるくらいだった。結婚してから、果汁をポン酢にすればいいんだとようやく気づき、この時期の柑橘類のありがたみが倍増した。それからは、いろんな料理に積極的に使うようになり、柑橘類があったらうれしいなあと無意識に念を発するようになったのか、方々から集まるようになった。

さらに思い出がどんどんとでてきた。いったいどうしたんでしょう?!

一昨日の日記でも触れたが、先日、加茂町であぜ道をたったひとりてくてく歩いていく時間をたまらなく愛おしく思った。この感覚、どこかで味わったことがあると、記憶をたどっていくと、小学生の頃の、冬の犬の散歩のときの感覚であったことを思い出した。

普段は他の人も通る道を散歩に連れていくのだが、たまに、誰もいない田んぼまで出て、棒きれを投げては、犬も私も一斉にわ~っと一緒に取りに行くという、人間ドッグランを密かに楽しんでいた。思いっきり駆け回っていると、お互いに興奮してきて、犬のほうは棒をもった私に飛びかかり、私はぎゅっと抱っこして、顔じゅうべろべろ舐めわされるという、なんというかお互いにもう大好き!っという時間を過ごしていた。犬と私だけの時間。もし山や田んぼの神様がいれば、神様たちだけそっとその様子を見守っているという感じの、濃密な時間。

息子にも、小学生のあいだに、動物とのあいだのそういう時間を持たせてやりたかったが、環境的にかなわなかった。もちろん今からでも遅くないと思っていて、人間以外にもたくさんの生きものがいて、心を通わせることができることをできたら一緒に経験したいなあと思っている。


2015.12.3

トマトとベーコンのスパゲティ、ミニハンバーグとキャベツの蒸し煮、大根のあっさり煮、サニーレタスときゅうりのサラダ。昨日書き忘れたが、送られてきた野菜のうち、熊本の親戚のうちでハウス栽培されたキュウリもたくさん入っていて、とてもみずみずしいので昨日も今日も生でぼりぼりかじっている。私がこどものころ、脱サラして専業農家を始めたKおねえさん、プロの味。ゆういちろうはもろみ味噌をつけて食べるのがこよなく好きで、将来、酒飲みになる予感がぷんぷんしている。



先輩から、お義母さんが作ったという柚子のジャムをいただいた。とってもうれしい。そしておいしかった。小ぶりの蜜柑に見える完熟すだち(写真下)をジャムにしてみようかと思っていた矢先、やっぱり好きな人のもとにモノが集まってくるのかしら。すだちの果汁と柚子のジャムとバルサミコ酢とオリーブオイルと塩、胡椒を合わせた甘めのドレッシングで、生野菜をばりばり大量に食べた。



そうそう、蜜柑泥棒が最近出没しているそうなので、気をつけましょう。以前、知り合いの方からお母さんのうちの庭の木になったという青いレモンをどっさりもらったことがあり、なんでこんな青い時にとるのですか?と聞いたら、綺麗に色づくまで木にならせていたら、一夜にして一気に全部泥棒されるからだとおっしゃって、「え~~!!」と思った記憶があるのだけど、どうやら本当にそういう人はいるみたいなのだ。我が家でもすだちを2回も泥棒されたことがあって、まずびっくりしたのと、やはり気味悪いと思ったことがある。よそのおうちの庭や畑になった木の実を泥棒してまで手に入れたいと思ったことがないので、なんでそんなことするのか気持ちが理解できないのだ。

やっぱりおいしいものはもらったり差しあげたりしてこそ、おいしいと思うのよ。今日のお昼にいただいた8種類もの手作りの中華風炒め物について、特に、ラードの旨みのすごさについては、近々記憶に鮮明に残っているうちに、日をあらためて書き残しておきたい。


2015.12.2

写真日記。



今日のお弁当。キャラ弁に注目が集まる昨今、この地味~~な感じがかえって新鮮にうつるような気がする。梅味噌そぼろはみんなの好物だし、自分でいうのもなんだか、味は結構好きなものばかり。薄く味付けた出汁が中まで十分に染みこんだ大根とか、この時期に食べるとからだが喜ぶ感じがする。




実家から白菜、キャベツ、大根など野菜がたくさん送られてきた。自分ちの畑で収穫したものや地元の農家でとれたもの。みかん、すだち、かぼす、柚子も入っていて、我が家は柑橘類天国に。完熟すだちは初めてなので、どんなふうに料理しようか今から楽しみ。




今日も縁あって加茂町に出かけた。ずっと遠く向こうまで続いているあぜ道をたったひとりてくてく歩いていく時間がたまらなく好き。目的地に着くまでの間、誰にも会わない。たったひとりの時間。都会では絶対に味わえない贅沢な時間。




帰宅後、急いで作ったのが、大根の煮物と白菜と豚バラの鍋。白菜と豚バラを重ねたものに酒少々と塩胡椒をふりかけて蒸し煮するというシンプルな調理法。おろしポン酢をたっぷりかけていただいた。滋味深い味。おいしかった。


2015.12.1

ごはん、昨日の残りのオニオンスープ、豚の味噌漬け焼き、三つ葉の梅味噌そぼろ和え、大根のあっさり煮。明日のお弁当のことも考慮しながらの献立にした。スープ以外は和食といっていいものばかりだったので、味噌汁椀にオニオンスープをよそって、お箸にしてみたが、全く問題なし。逆はあるのかな? ほとんどフランス料理で、スープだけ味噌汁にした献立。なさそうだな。

水木しげるさんが亡くなった。子どもの頃、ゲゲゲの鬼太郎のテレビアニメのエンディングソングで聞いた、から=ん、ころ=ん、からんからんころん、という、カランコロンの歌のメロディーは、今でもしっかりと記憶されている。このメロディーを聞くと、きゅーんと懐かしさがこみ上げ、子どもの頃を思い出す。

とっても有名なテーマソング、げ、げ、げ、げ、げのげ=、のほうは、記憶されている(=ついさっきまで忘れていたことを思い出す)というよりは、私のからだの一部になって、深く身体化されており、無意識のレベルで毎朝寝床で歌っているような気がする(笑い)。

テレビアニメの影響は世代的に強く受けているが、思い起こせば、漫画作品のほうはあんまり読んでいない。うっすら記憶しているのは、水木サンがポルトガルかルーマニアの妖怪を紹介した絵本がうちにあって、こっそり何度も読んではヨーロッパの田舎町、怖ぇえ~~~と思っていたことだ。

死ぬまでには水木作品を全部読みたいな。ちなみにゲゲゲの鬼太郎アニメに出てきた妖怪では、目目連(もくもくれん)が一番怖い。


2015.11.30

金曜日は縁あって京都府木津川市の加茂町に出かけた。大好きな浄瑠璃寺のある町。山の中にわけ入るとたくさんの石仏やお寺が点在している一方で、平野部には田園風景が広がっている。民家の近くには畑があって、果樹や野菜や花が厳しく区分けされることなくお互い仲よく一緒に植わっていた。よく見ると野菜の傍にはナズナやホトケノザとおぼしき雑草の花もたくさん咲いていて、のどかでおおらかな感じに心が和んだ。土を掘るとミミズもいっぱいでてくるんじゃないかな。記念連続スナップ写真をここに貼り付けます。











この金土日をノンストップでかけめぐった感あり。金曜は加茂町に行ったあとは、お泊まりのお客さんをお迎えするため、家のなかのかたづけとごはんづくり。土曜は、大阪で展示の打ち合わせ。日曜はゆういちろうの空手昇級試験に同行。おかげさまで1級に昇格。おめでとう!

実は、ゆういちろうが一番めまぐるしく動き回ったような気がする。水、木、金と期末試験、土曜は空手の朝稽古のあと、科学部の3年生のお別れ会(たこやきパーティ)のための買い出しから精を出し、少し早目に切り上げて、私と一緒に打ち合わせ現場に移動。夜まで大阪に。翌日、空手昇級試験のために、朝7時出発で、再び大阪に。おつかれまんぼ。今晩はゆっくりお休みなさい。

今晩は、パン、フレンチオニオンスープ、ローストビーフ・マッシュポテトともやし炒め添え、春菊のサラダ。夫は安い赤身肉をおいしく仕上げるテクを身につけており、ローストビーフが身近な存在になった。昔だったら考えられないこと。


2015.11.29

午前中は比較的暖かかったのに、午後からどんどん天気が崩れ、寒さも厳しくなってきた。家に帰って外気温を確認してみると9度だった。普通に「冬」状態。OMソーラーの暖房モードの設定温度を少し上げ、本格的な冬に備え、これから家全体をじわじわと温めていくつもりである。

今晩は、ごはん、大根とわかめのすまし汁、焼き餃子、ほうれん草のバター炒め、きゅうりの煮含めナムルにした。今日も夫に宴会が入ったのだ、ゆういちろうと二人で、家にある材料で乗りきった。冷凍餃子は主婦の強い味方だわ~。豚肉製造業者が作っている餃子で、味も気に入っている。



玄関先のワイヤープランツに花が咲き、実がなっていた。花はうすい黄色のあまり目立たないけどよく見るととてもかわいい感じの花で、実は、白い半透明の釣鐘型の外側の果実(?)に、黒の種のようなものが入っている構造。何年も育ててきたが、花や実は初めて見た。なんだかとてもうれしい。いいことありそう。

森羅万象のなかには私の知らないことがたくさんあって、一生かかっても全部を知ることなどできない。だからこそ生きがいがある。退屈など、したくてもできない。


2015.11.25

実家でとれたレモンとカボスの絞り汁にパルメザンチーズをたっぷり混ぜ合わせたソースを作り、茹でたてのスパゲティと和えた。柑橘系ダブルファンタジー!! 甘みの強くないレモンクリームパイを食べているようなおいしさだった。

今晩の最大の失敗は、絞った残りの皮を、こともあろうか他の生ごみと一緒に捨ててしまったことである。いつもの自動的動作、自分の無意識の仕業を憎む。せっかくかぼす風呂が楽しめるはずだったのに。もう今更ゴミのなかからかぼすだけ取り出すことはできない。なんのためにお風呂に入るのか分からなくなるから。あーあ、惜しいことをした。

次回柚子で何か作ったときには、同じ過ちを絶対に繰り返さないようにしよう。


<スパゲティ・ソースの分量(3人分)>
 ・レモン 半個
 ・カボス 2個
 ・パルメザンチーズ(粉チーズ) 80g
 ・オリーブオイル 大さじ3
 ・乾燥バジル 適量 
 ・塩、胡椒  各少々

メモ1
柚子と蜜柑を組み合わせてみるとか、酸味と甘みのバランスを、これから手に入る柑橘類で適宜試してみるべし。

メモ2
薬味(ハーブ)はお好みで。バジル以外でも。フレッシュハーブがあればそっちがベターだと思う。

メモ3
ソースのゆるさは、カルボナーラを作るときの感覚で。必要に応じて、ゆで汁で調整すべし。


2015.11.24

夫に急きょ宴会のお誘いが入り、今晩はゆういちろうと二人でごはん。いつものように夕飯の準備に時間をかけず、思いっきり手抜きをして、レトルトカレーに水菜のサラダで簡単に済ませた。昼間の非常食用にストックしておいたレトルト食品がこんなに役に立つとは。

余った時間を私は読書にまわす。今ちょうど面白くなってきたところで、あともう少しで読み終わる、一番いい時間なのだ。たまにはこういう日があってもいいよね!!

ちなみに昨日はちゃんと作りましたよ。ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、鶏の唐揚げたっぷりおろしポン酢、ルコラの白和え。昨日の日記に書き忘れたので、あらためてここに記録しておきまーす。

■追記
本読みと調べものを交互におこなっている愉快な夕べ。

そうでした、ミミズは土を無条件修復しているナイスな生きものでしたね!  https://twitter.com/takashiyam/status/668714006782345216

何を隠そう、大学院のときに佐々木ゼミで一番力を入れて読んだ本のひとつがダーウィンの『ミミズと土』でした。『知性はどこに生まれるか』はその歩みのなかでまとめられた本だと認識しています。ネット検索してみたら、ミミズの知性に共鳴された方がこの本の紹介をしてくださっていました。
http://d.hatena.ne.jp/kawasimanobuo/20150107/p1

ダーウィン関連書籍、夢中になってみんなで読んだなあ。当時、ゼミ室で生きものをいろいろ飼って、気づけば行方不明になった友達もいました。最近カムバックされて、そのあいだ自然農業していたと、おしえてもらいました。

Ⅰ期に続いて無条件修復第Ⅱ期も見に行きたかったのですが...。ものの生態と美術との縁がつながった展示になっている予感大の必見展示なのに、行けずに本当に残念。お近くの方はぜひ行ってみて、できたら感想をお聞かせ下さい!!


2015.11.23

午前中、かつての同僚夫妻と本当に久々に、そしてお二人の間に生まれたかわいい坊やとは初めて、お茶をした。めぐりめぐってご縁は続き、知らぬ間にいろいろな人たちにお世話になりつつ、今を迎えているんだなあと、しみじみとした感情に満たされた。ちゃんと地に足をつけて働くことが、これからもっともっと大切になってくると思うので、がんばりたいなと思った。

大阪のW選挙結果は、そうなるだろうなと思っていたことが、実際そうなったという感じで、いいことも悪いこともレットイットビーな心構えでいる。うれしくもないが、嘆いても慌ててもしょうがない。期待していなかった分、諦めてもいない。なんともいえない不思議で透明な気分でいる。

吊りあがった目で、拳を振り上げ、口角泡を飛ばしながらこうあるべきだという持論を展開するタイプの人が、個人的にはこよなく苦手なんだなということが今更ながらよくわかった。もっと静かに落ち着いて、いかなる危機的状況のなかでも、どうやって面白いことしようかとこっそり話し合えるようなユーモアのある雰囲気をまとった人が、個人的には好きだし、本当に大変な時代を歩んでいくためには、そういう人こそ必要だと思う。

というのも、私は、自分の思い通りにならないことや予想外の事件があったら、あわあわ、わあわあとパニックになりがちだから。そこに燃料投下するタイプの人(拳振り上げ系)と一緒にいたら、集団ヒステリーを起こして絶対に碌なことにはならないという、生存本能が働いている。今私はまだ死にたくないの。こう見えて、いろいろやりたいことがあるの。長生きするためにも、お菓子とともにゆっくりお茶を飲む時間を大切にしていきたいなあ。

「死にたくない」で思い出したけど、山崎広太さんがフェイスブックで紹介していた、Sia の "Bird Set Free" が感動的だった。山崎さんのパートナーの西村未奈さんが踊っていらっしゃる。

こういう歌がテレビ放映されるなんてすごいな。 「抑圧されている」ことをごまかさずに見つめ、「そこから解放されたい」という事態を真摯に表現できて。誰もが死にたくなるような絶望的な抑圧状況のなかで、「死にたくない」と自分の声で言うことができたら、救われる人がいっぱい出て来るでしょうに。「死にたくない」はすべての生きものに適用することのできる望みだと思う。みんながその望みを言う権利をもっていると思う。


2015.11.22

今晩はブリのスパイス焼きや魚介のスパゲティなど。おサカナモードだった。

おかざき乾じろさんの還暦記念の出版物『而今而後』に付録として入っていたレリーフ作品。我が家の工作室の扉の上に飾ることにした。設置場所の発案者はゆういちろう。見る場所によって見え方がいろいろ違ってくるのが面白い、とのこと。ただいま工作室ではその本で提案されている「生きたアーカイブ」づくりを担うロボットをちょうど改修している最中なのでまさにグッドタイミング。自宅制作活動がよりよいものになりますようにという願いをこめて。





秋も深まり、庭の木々の葉が次々に赤や黄色に染まっていっている。今日は、久しぶりによく晴れ、陽にあたって眩しいくらいだった。写真右は、手前より、クロバナロウバイ、ダイオウショウ、アカメガシワ。写真左はイロハモミジと萩。

 


2015.11.21

しつこいようだが、ブヨ被害について。11月中旬に、住宅地で噛まれるのは、異例のような気がするので、今後のために記録に残しておく。

昨晩は、この日記を書き終え、夜遅くにお風呂(湯船)に浸かったところ、患部の猛烈な痒みに悩まされた。朝、起きると手のむくみがすっかり消えていた。そう、水曜日をピークに、手足を中心に、なんとなく全身がぼわんとむくんでいるような違和感を覚え、もしかしてこれは劇ヤバな病気に発展したんじゃないかと不安になったのだが、早とちりだったようだ。そして、今現在(金曜、深夜)、痒みはほとんどなくなり、患部の様子を確認すると、しこりはまだ残っているが、赤みが消え、うすい茶色っぽい状態に。

ここにあるブヨ被害のまとめサイトを見たが、ひどい人は、本当に腫れがひどいみたいだ。私の場合は、患部その周辺はそんなに腫れなかったが、全身に毒がまわった感がして、すっかりびびっていたのだった。でも今にして思えば、ブヨに噛まれたことで体がだるくなったのか、もともと免疫系が弱っていたところに泣きっ面に蜂で、ブヨに噛まれたところが私にしては珍しくきつめに赤くなったのか、因果関係はよく分からないというのが本当のところだ。

パリのテロのニュースに強い精神的ストレスを受けたのは確かだから、一気に免疫機能が下がったのかなあ、などと1週間前を振り返っている。みなさんも、くれぐれもからだにはお気をつけて!! 

今晩は、フレンチ・オニオンスープに、安い牛もも肉の塊を3つに切って、ステーキにした。肉を焼いたフライパンで、小さく刻んだトマトを半生状態に煮て、しょうゆ、塩こしょうで味付けしたソースをたっぷりかけていただいた。ゆういちろうは、オニオングラタンスープの中身、グラタンにする前の段階の、たまねぎをじっくり炒めたこのスープが大好き。たっぷり作ったので、明日の朝も楽しんでちょんまげ。


2015.11.20

今晩は、ごはん、たまねぎの味噌汁、トンカツ和風おろしポン酢、千切りキャベツ、ほうれん草のナムルにした。夫がメインのトンカツを揚げ、あとの細々としたことを私がした。余分に揚げた一枚で、明日はトンカツ弁当にする予定。自分が食べるわけではないけど、トンカツ弁当って聞くと、なんだか力が出る感じがして好き。音の響きがいい。好きな言葉。

さて、

昨晩ブヨの毒を受け容れることを決意して眠ったら、今朝は、悪くなるどころか快方に向かう兆しが見られた。なんというのでしょう、患部にじんじんとくる痛みや熱がなくなった代わりに、多少掻いても大丈夫ヨン♪的な、かわいらしい感じの痒みに症状が変化した。これよこれ、私の求めていた痒みというのは。よかった==。

昨日は、あまり我慢強くない私でも、これ掻いたら絶対悪いことが起こるだろうから、どんなに痒くても我慢します、という思慮が働いた。どすのきいた、本当にかわいげのない痛痒さだった。

おそらく昨日がピークだったのだろう。昨日は、毒にやられてつい大騒ぎしたけど、たぶんごくごく一般的な、かなり軽度の部類に入るブヨ刺され被害症状だったのだと思う。虫刺されに強い体質を持っていると自負していた分、予想外にやられてしまったことへのショックが大きかっただけのような気も....。喉元過ぎればの今にして思えば、だけど。


2015.11.19



実家からいくらの醤油漬けが送られてきた。ゆういちろうの大好物♪ 普段うちではあまり魚を食べないのだが、今晩は特別解禁にして海鮮丼にした。冗談ではなく、気づけば家族全員、あっという間に、がしがしと5分でたいらげてしまった。よっぽど魚に飢えていたようだ。

最近のスーパーでは、いろいろなところから魚が輸入されていることに遅れ馳せながら気づいた。トルコからのマグロを試しにいただいてみることに。輸入養殖ものも、餌に何が入っているのか分からないから安全だとはいえないと警笛を鳴らす意見もあるのだが、今晩は圧倒的に食欲のほうが勝った。

震災以降、魚との関わりがより濃密なものになった。健康のために魚でも食べようかな、などという今にして思えば不届きなバランス感覚的付き合いは一切なくなり、心から、本当に食べたいときだけ、なるべく少量をありがたくいただくようになった。

さて、

風の便りで、奈良の生駒のほうでこの時期にブヨに刺された(かも)という情報をキャッチしていたのだが、なんと、奈良市内の我が家の庭でもブヨが出た。こんなことは、ここへ越してきて以来初めてのことである。

小さい何物かの虫に刺されたのは月曜日のこと。続けざまに足を3か所刺された。刺されたときの痛みは少し強めだった。反射的に手で追い払うと、すぐに逃げて、はっきりとは見えなかったが小さい虫であることが視認された。私は、きっと季節最後の、凶暴化した蚊なのだろうと思っていた。掻きむしったりしなければ、15分ほどで蚊のかゆみは自然と治まるもの。なので、その後、庭仕事やお花遊びに夢中になって、特にかゆみを感じなかったことに、全く気を留めてなかった。



あれれと思ったのは、昨日ぐらいから。噛まれたところが赤くはれ始めた。薄手のストッキングなど恥ずかしくて絶対はけない足に。痛いしかゆいし熱も帯びてきた。今朝になって、よくなるどころか悪化して、そこはかとないかすかな頭痛と関節痛なども感じるように。気分はすっかりブルーっすよ、ワタクシ。でも、病院に行くほどでもないし、ブヨの来歴も不明だし、ブヨだけ限定して殲滅させる方法も思い付かないし(というかもう逃げていったし)、素直にレット・イット・ビーする過ごし方が結局は賢明だろうと思いながら今を過ごしている。


2015.11.18

普段の生活のなかで喜びが伝播するときってどういうときか、考えてみた。他人に伝播するというより、どちらかというと自分のなかで増幅する喜びについて、つまり、誰かによろこんでもらおうという魂胆で何かするときよりも、自分のなかで、楽しくて楽しくてたまらないという事態はどういうときなのか、考えてみた。

胸に手を当てて考えてみると、それは、思いっきり思う存分「おままごと」のようなことをしているときかなあと思った。例えば、私にとって、気軽に扱える雑多なお気に入りを食卓に集めて、庭で摘んだ花を挿したりする時間が、この上なく楽しい。

昨日は、叔母がお土産にくれたトルコのお茶セット(甘いお茶を飲む習慣がないから花入れに使っている)に、たまたま手入れをして茎が倒れてしまったパンジーの花を切り取り、そこに挿入してみた。うーん、かわいい~!! パンジーの花って愛嬌がある。パンジーは、もともと欧州で品種改良されたものがスミレ大国ニッポンに入ってさらに品種改良がなされたものが多いし、ソフトイスラム圏の作る、おそらくは西欧人観光客向けのバラモチーフの受け皿との相性もとてもいい。



おままごとの世界だと、愛らしいものつながりで、いくらでもみんなそれぞれの文化のいいとこどりで影響を与えあって、世界中のものたちと簡単に仲良くできる。おままごと、世界中の人が子どものときにやったことがあると思う。そういう意味では、子どものほうがよっぽどフェアかもしれない。その時間を奪う奴らは、ばかやろーと思う。おままごとを馬鹿にしては決してならない。

考えてみれば、私は戦争や紛争を知らない(=直接体験のない)世代2世で、ゆういちろうにいたっては3世にあたる。世界的にみれば大変珍しい事態だ。驚くほど残忍で冷酷無比なことができる人たちに対して、戦闘意欲を内部からとろとろに溶かしてしまうような、驚くほど甘ったるいことを考えられる人の割合が、3代にわたって戦争を知らない私たちのなかには多いのではないだろうか。

世の中そんなに甘くないぜという世界の常識をうちくだくような、世界がぎょっとする甘い非戦の誘惑を仕掛けられる画期的なアイデアを提案できる可能性があるのは、もしかしたらよ、ひょっとしてだよ、私たちかもしれない。

というか、少なくとも当分のあいだは、イスラム圏と西欧諸国やユダヤ圏(シオニスト)のなかから、非戦をめぐるいいアイデアが出て来るとは思えない。何千年も前からずーっと戦争してきている、戦争が常態化しているから、口八丁手八丁これからもドンパチ続けるんじゃないか。気が滅入るけどそう思う。

コレ逆に言うと、絶対に私たちを恐怖でびびらせないでね、何するか分からないから、という、国際社会に向けた、甘~~いお願いでもある。過去を振り返ってみても、日本人がいったんパニックになったら、戦争慣れしている国際社会の常識を超えて、そこまでやるかっていうほど急に掟破りに残虐化することもあるから。(子どもの残酷さに似ているんじゃないかと密かに思っている)

な~~んてことをつらつら考えながら、今日という一日を過ごしていました。今晩は、からだの芯から温まる味噌煮込みうどんを夫が作ってくれた。ありがとう。食卓の話題は、目の前にある味噌煮込みうどんの世界とは遠く離れて、古代オリエント、フェニキア人、チュニジアン・ブルー。


2015.11.17

空爆再開か。涙が出た。直接何も悪いことをしていない人たちがまたたくさん殺される。地獄絵図を目撃した生存者のなかからハードなテロリストが生まれる。「先進諸国」に逃げ込んだ人の中からも、差別に遭うことでじわじわと復讐心を募らせ、「同じ苦しみを味わうがいい」と、テロリストになるかテロにシンパシーを感じる人たちを生み出す。

空爆をとにかく止めてほしい。悲しい思いを広げるだけで誰も幸せになれない。だけど直接何もできない。あまりに自分が無力だと思う。こういうとき、急に子どもにシンパシーを感じる。きっと世界中のこどもたちが、大人たち仲よくしてくれと思っている。いつの時代も、喧嘩はもう止めてと思っている。

息子と一緒にテレビでパリのテロの混乱を伝える(数日遅れの)ニュース映像を見た。私にとってはソフトな映像に思えたのだが、息子には刺激が強かったようだ。あのモザイクの下には死体があるんだ、フランスにいつか行きたいと思っていたけどもう行けない、今晩は絶対お風呂に入らない、血のシャワーがでてきそうで怖いから絶対にひとりで風呂場には行かないと言いだした。「同じ苦しみを味わうがいい」という負の念は、遠く離れているからといって決して軽くみてはいけないのだなと思った。

世界情勢に対して直接自分ができることはあまりないので、ある意味暇な時間を使って(というか眠れなくなったので)、すさまじい伝播力をもつ負の想念(「同じ苦しみを味わうがいい」という)を打ち消す力にはどんなものがあるか、あれこれ手前勝手に考えてみた。「同じ喜びを分かち合おうぜ」にとんでもない伝播力がつけばいいのではないか、というのが現段階での私の答え。(←ティーンネイジャーかオマエはよぉ、とつっこまれてもいいんです。)

動物が心からリラックスしていたり、赤ちゃんや子どもがうれしそうに満面の笑みを湛えている姿をみたら、こちらまでつい自然とにっこりしてしまうことが多い。だけど大人の喜びに関しては、仲間内だけ楽しもうとしたり、伝播力の範囲というかベクトルが内向きになりがち。他人が喜んでいる姿を見てもなかなか素直に喜べなかったり、信じられなかったりする。要は、どこかケチくさいのだ。

「同じ喜びを分かち合おうぜ」にとんでもない伝播力がつくためには、喜びに対する大人の事情、境界制限のようなものをとっぱらうことが肝要じゃないかと。じゃあどうすればいいのかについては、今すぐにはよく分からないのだが、そういうことをつらつら考えた。また、どうすれば、の前に、共感の仕組みについて解明する必要があるのだとも思っている。

今、岡﨑乾二郎さんの提唱する「生きたアーカイブ」プロジェクトに取り組んでいて、そこで話し合われていることは共感の仕組みの解明につながることだと思っている。この夏、東京都現代美術館でおこなわれた、子どもしか入れない展示空間にも大きなヒントがあると思っている。世界情勢に直接影響を与えられない(=紛争を止められない)無力感に苛まれてしまうことが多々あるが、個人的に関われることは目の前にたくさんあるので、それを地道にやっていくしかない。

悲しみにひしゃげたとこからでも再生できる精神の可塑性。恐怖や悲しみで縮こまった精神を労わり、のびやかに解放していくための知的技術は、きっとあるはずで、自分が生きている間はそのことにつながる仕事に従事したい。恐怖や悲しみを生み出す側には絶対にいたくない。

今日もなんだか落ち着いてごはんを食べたような気がしないが、昨日のパーティの残りものを工夫したりしながら、とってもおいしく食べたことは事実。腹が減っては、悲しみに負けるので、たくさん食べよう! そして、空爆やめろ、バカヤローと、強く念じながら、眠ろうと思う。


2015.11.16



11月15日はゆういちろうの誕生日。13歳になった。もうティーンの仲間入りだねと言ったら、ティーンって何?って聞かれて、英語の数に含まれる言葉だよと答えたらすぐに納得した。

世界中で暴力による殺戮が頻発している。平常心を保つのが大変である。とにかく手を動かそうと思って、誕生日を祝うケーキを焼いた。理不尽に亡くなる人もいれば、こうやって誕生日を祝う人もいる現実。何かに没入していたい週末だった。ふだん私の作るお菓子はたいていが焼きっぱなしのものだが、今回は、仕上げにも注意を向けた。スポンジケーキを半分に切って、ブランデーをぬり、ホイップクリームと苺で飾り付けし、仕上げに梅ジャムをオレンジキュラソーで延ばした「半透明な蜜」をたっぷりぬって、等々。大事な人のことを思いながら、お菓子を作る時間は、とてもいいものである。

そして、何を血迷ったか、フードプロセッサでひき肉を作るところからソーセージを作りたくなり、いろいろスパイスを混ぜて、ゆういちろうにも時々手伝ってもらいながら作ってみた。金時豆とトマト、その他もろもろの野菜と一緒に煮込んで具だくさんのスープに。そりゃもちろんおいしかったさ!! でも大変だったからもう二度と同じ手順では作らないと思う。最初からひき肉になっているものから作るか、おいしくて安全なソーセージを見つけるか。策を練りたい。

私たちが台所でごそごそしていると、夫は急に横から、ピザを作りたいといって作り始め、なんだかもうそれぞれ作りたてを、立食パーティだと言い訳して、テレビのバラエティ番組、食卓、台所をいったりきたりしながらゆっくり時間をかけて食事した。だらだら「ながら食べ」した、ともいう。

今晩のメニュー。サラミピザ、ポルトガル風ソーセージ入りお豆スープ、スモークサーモンのカナッペ・わさびクリームディップ、ほうれん草とレタスのサラダ。


2015.11.15

牛と豚のしゃぶしゃぶ、〆うどん。おいしそうな牛しゃぶ肉を少量と豚しゃぶ肉を普通の量買って、しゃぶしゃぶにした。牛肉にはごまだれが、豚肉と豆腐野菜類にはおろしポン酢がよく合うと思う。〆のうどんは、両方のたれをあわせた「ごまだれおろしポン酢」につけていただいた。家庭だからできる幸福のミックス技。

金曜日。ようやく今週も終わった。金曜はいつもより朝早く起きる日なので、夜はただひたすら眠い。だけどあともうひとふんばり。授業の採点もひととおり終わったし、あとは残った洗いものを済ませ、お風呂にゆっくり浸かってから、ぐっすり眠るぞ===。


2015.11.13

今日たまたま電車のなかで見かけた京都市営地下鉄「地下鉄に乗るっ」キャンペーン広告。金曜の終電時間が延長になったという宣伝の横に、スカートの下から覗くかのような視点で描かれた女子高生の姿が。心底ぎょっとした。



このネットニュースによると人気キャラクターとのこと。プライベート空間で萌えキャラを趣味で楽しむことは個人の自由であり他人がどうこう言う筋合いのものではない。だけど電車内は公共空間。痴漢、盗撮などが起こりやすい場所でもある。公共団体が流す広告にしては、あまりに配慮に欠ける内容だ。まさか企画会議の段階で、この娘を見ることで満たされ、痴漢件数が減る効果が期待されるとか、盗人猛猛しい主張でも通ったのだろうか。

うちにかえって気分をとりなおして、夕ごはんを作った。ごはん、大根のポタージュスープ、豚ロースのオーブン焼き、ブロッコリー炒め、カットトマト。とても楽ちんだと気づいてからというもの、最近オーブンまかせの肉料理を作ることが多い。トンカツ用の平べったいお肉のうえに、オリーブオイル、塩、胡椒、白ワインをふりかけ、炒めた玉ねぎ、パン粉、パルメザンチーズを乗せて、230度のオーブンで15分ほど焼いてみた。ちゃんと火も通っておいしく焼けた。


2015.11.12

今日のお昼ごはんは心のこもった手料理をいただき、気持ちがほっこりなごんだ。デザートも果物やロールケーキなどがたっぷりあって幸せだった。やっぱり食事は大切だなあ。体だけでなく心にも効果てきめん。でも、どうやったら炒め物をしっとりとおいしいまま仕上げることができるのだろう。私が作ると、どうしても水っぽくなってしまい、作りたて以外はあまりおススメできない味になってしまうんだよなあ。

今晩は、海老とブロッコリーのトマトソーススパゲティ、鶏とじゃがいものオーブン焼き、春菊のサラダ。スパゲティは夫が、それ以外を私が作った。

明日の講義の準備がまだ終わらないので、今晩はこの辺で。ああ、洗いものもまだ残っている。いろいろやらなくては~~。


2015.11.11

今日は、ひさしぶりに古巣のことを思い、なんだかとても懐かしい気分になった。いろいろなことがあったけど、私の原点のひとつとなる場所だもの。同僚とはとても仲よく濃密に過ごした場所。若かったといえば若かったな(汗)。今の私が、当時の私に出会うことがあれば、説教してやりたいこと山盛り。そして今の私も、10年後の私がみたら、説教の対象になる予感大あり。

今晩は、鶏のちゃんこ鍋(味噌味)にした。〆はうどん。鍋料理にすると、食後の洗いものも楽だから、ありがたい調理法だ。

唐突ですが最近はまっているミニオン。自分たちで作るほどはまっているのか、作ったからこそますますはまっているのか、もうわかりません。下に載せた、一つ目のスチュアートとは一緒に舞台で歌った仲。苦楽をともにする、家族の契りを交わした気分でいる。

   

2015.11.10

今晩は中華料理をベースにした。ごはん、レタスとベーコンの中華風スープ、回鍋肉、青梗菜の塩炒め、きゅうりの味噌ドレッシング。中華を作るとみんな機嫌がよくなる。白いごはんに良く合うものね。

スープ以外のおかずの一部は、お皿に盛りつける前に、明日のお弁当用にそれぞれ取り分けた。朝、前の晩のおかずの残りをつめるだけのお弁当に最近はなってきているが、ゆういちろうは何の不満もないみたいなので、このままイージーゴーイングする予定。今年の3月あたりはこれから毎朝お弁当づくりが始まるのかと怯えていたし、1学期はおかずを毎日どう変化させるか悩んでいたが、結局、このような形に概ね落ち着いてきた。運動会など特別な日以外は、見た目も全く気にしなくなったし。今どき珍しい昭和レトロな感じのお弁当だと思う。


2015.11.9



午後からチューリップとパンジーの寄せ植え鉢を作ろうとしたが、あいにくの雨で断念。残念。お楽しみはまたの機会ということに。それにしても植物の買い物をしたのは、本当に久しぶりのことだった。ガーデニング好きの奥さんの気持ちを少しは取り戻せたかもしれない。今シーズンは真っ赤なチューリップにかわいらしいふりふりのパンジーを合わせることにした。ちょっぴりわがままで甘やかされた奥さんが作りそうな寄せ植えにしたい。それらを土手の裾野の部分にいくつも分散して置く。昆虫の擬態のように庭全体を守るためにはむしろそのほうがいいのだ。

今晩はおでんを作った。午後から長時間ことこと煮込んだスープにはいろいろな具材からの出汁が沁み出ていて、滋味深い味に仕上がった。明日のお弁当のおかずもおでんの具から調達すればいいので、とても楽ちん。おやすみなさい。


2015.11.8

 



気づけば、もう我慢なんね=というくらい薄汚れていたキッチンマットを、ようやく本日洗濯した。なんだか台所がすっきりしたような。キッチンマットの下にある床板は、家が建った当初の白っぽい感じのままだった。木の場合は、時がたって薄汚れた感じになるどころか、いい色合いになってくるのに、布は、ある一定以上使いこめば、ぼろぼろになっていく。特に化学繊維は消耗からの修復は難しいような気がする。洗っても元通りの輝きは戻ってこない。それが布の運命なのか。

「気づけば」つながりでいえば、裏庭にも植えた覚えのない野菊がひょっこっと1株生えてきて、ひっそり花を咲かせていることに最近気づいた。一体どこからやってくるのだろう。野菊の花はきれいだなあとしみじみと思う。

夕飯は夫が作ってくれた。ボンゴレロッソスパゲティ、鶏肉のスカロッピーネ、ニース風サラダ。スカロッピーネという料理名を私は最近ようやく覚えたぞ(以前から夫は使っていた言葉だが、私の脳にきちんと定着されていなかった)。なんでも、白ワイン、レモン、バターをソースの基調にした薄切り肉の炒め物を指す料理名のようだ。夫が作る場合は、隠し味にしょうゆが入り、レモンバターじょうゆ味になる。

ニース風サラダもおいしかった。ドレッシングには隠し味として麺つゆを入れているところを目撃したが、それ以外の配合は教えれてくれなかった。ドレッシングの配合に関しては、彼はいつも秘密主義者となる。なんでなの? 10年以上夫婦をやっていても、謎の性癖がいくつもあるのだった。


2015.11.7

晴れた日に散歩するのが大変気持ちいい季節になりましたね。蚊がほとんどいなくなり、庭の手入れもストレスなくできるようになりました。



先日、非常勤の仕事からの帰り道、最寄駅を降りて、少し遠回りになる公園を通るルートで帰りました。歩行者専用の並木道をほとんどずっと通っていくことができ、いろいろな木々の様子を見るのも楽しみのひとつでした。公園に入ると、すっかり落葉の進んだ木々(おそらく桜だと思われる)の先に、まだ青々としている紅葉の木々がありました。紅葉の進み具合がまっぷたつに分かれていて、それはそれで面白かったです。上の写真はその時撮ったものです。

今晩は和食にしました。ごはん、大根とわかめの味噌汁、鶏ごぼう、大根のサラダ、昨日の残りの野菜類の小鉢。

実家から届いた大根数本にプラスして、夫が葉っぱつきの大根1本を買ったので、大根は今うちにたっぷりあります。いろいろな料理法でいただいています。今晩の大根のサラダは、洋風というよりお漬物風味の、和食にもよくあうサラダだと思います。次のように作りました。葉っぱの部分をさっと湯がいて細かく刻み、根っこはいちょう切りにして塩をふりかけ、水分が出てきたら絞る。それらを合わせ、少量のオリーブオイルで和え、塩気が足りなければ塩を足し、好みのスパイスをほんのり風味づけ程度にふりかける。うちで使ったスパイスは、胡椒、カルダモン(粉末)、コリアンダー(粉末)。個人的にはとても気に入った味になりました。

和食はやっぱりほっとします。明日のお昼は、鶏ごぼうの残り(煮汁がかなり残っている)で丼ものにしたいと思います。千切り生姜をたっぷり入れた甘辛の煮汁なので、牛丼風の鶏丼(?)になる予定です。

明日の夜は大根まるまる一本入れたおでんにしたい!と主張したのですが、それに対して夫は、いやだ、洋食にしたいといい、食材を買って帰ってきました。作ってくれるのであれば、全く文句はありません。


2015.11.6



京都・宇治の三室戸寺の修行僧が作った、蓮の実を模した手びねりの粘土細工は、普段は香立てとして利用しているが、小さい花を生けるための花器にもなる。生ける際に出て来る、切り捨てるほうの茎の、ずっと下のほうについていた小さな蕾を切り離し、これに挿していたところ、数日たってようやく花開いた。ダメかなと思っていたので、ぐっとくるものがある。

今晩の献立は、白菜と鶏ささみ肉のスープスパゲティ、人参とごぼうのグラッセ、じゃがいもとキャベツと玉ねぎの温サラダ(味噌ドレッシング)にした。またもや少量のお肉にたっぷり野菜の献立にした。蒸し野菜と味噌ドレッシングとの相性は抜群で、食べ飽きない。昨日に引き続きまた作ってしまった。



今朝は、パンの代わりとして、エンゼルフードケーキを食べた。甘さは控えめにしたので、普通にパンの代わりになる。普通のパンよりふわふわだけど。ふわふわパンをあまり好まない我が家の男性陣にはあまり人気のない朝食だが、贅沢を言ってはならない!

我が家の傾向として黄味だけ料理に使うことが多い。だけど残った卵白を捨てるわけにはいかないので冷凍保存している。それが一定量溜まったら、このケーキを作ることが多い。つまりエンゼルフードケーキは私にとって卵白消費の決定打となるありがたいお菓子。

で、例によって例のごとく、なぜだかわからないが、シフォンケーキ、エンゼルフードケーキの類は、毎回出来が安定しない。今回は、自分でいうのもなんだが、うまく焼けた。ものすごく気分がよかった。


2015.11.5

ごはん、昨日の残りの豚汁、白菜と豚ひき肉の酒蒸し(おろしポン酢)、じゃがいもとキャベツと玉ねぎの温サラダ(味噌ドレッシング)。少量の豚肉といっしょに、煮たり蒸したりした野菜をたっぷり摂取した。お腹のなかがきれいになる感じがした。

白菜と豚ひき肉の酒蒸しは、白菜と豚バラのミルフィーユ鍋や常夜鍋のことを頭に思い浮かべながら、適当に作ってみたが、思いの外おいしくできた。白菜の葉の上にひき肉をうすく乗せ(塗る感じ)、ミルフィーユ状に重ねていき、ちょうど鍋の深さになるぐらいの長さにカット。お花を咲かせるみたいにぎっしりつめて、酒を適量ふり入れて、塩、胡椒し、蓋をして中に火が通るまで蒸し煮する。

土鍋は偉大だとつくづく思う。少しの量の水分で、焦げずにきれいに蒸し上がる。個人的にはとっても好みの味に仕上がった。いくらでも食べられるんじゃないかと思うほど。夫とゆういちろうは豚バラ肉をたっぷり入れたものも食べたいそうなので、いろいろなヴァリエーションを考えて、これからもときどき作ってみよう。


2015.11.4

野菊ブームが今日も続いている。野菊は庭で見ると、あまり目立たない清楚で可憐な花だと思うが、花束にするとまるで別人のようにぐっと華やぎはじめる。本当に不思議な存在だ。



昼間の日の光のもとでみると、また違った味わいに。ノコンギクは人工照明のあたる夜に見ると、ぐんと紫の色が濃く見えるが、昼間はもっと淡い色に見える。もうひとつの、自然に生えてきたほうの菊は、赤い蕾に白の花が咲くタイプの野菊(ノジギク)だと思っていたが、実際に咲いたのはオレンジ色の花だった。途中からアレレと思っていたけど、どうやら別種のようだ。いろんな種類の菊がどこからともなく我が家の庭に飛び込んできている。私が庭を作っているわけでない。こういう番狂わせはとてもうれしい。

今晩の献立は、ごはん、豚汁、きゅうりとハムと春雨の中華風サラダ、ほうれん草の胡麻和えに加えて、昨晩の残りものの酢豚とあずきとれんこん炒めを、おつまみ程度にそれぞれ少量ずつ、をつけた。小鉢でいろいろなものをいただく感じにした。久々の感覚。たまにはこういうのもいいかも。


2015.11.3



野菊大好き。昨日蕾だった枝も今日花が開いた。気づけば食卓に近寄りうっとりと眺めている。夫は花にほとんど興味がないと思っていたが、この野菊のアレンジだけは、超!珍しく、「これは、いいねえ」と言う。きっと花の精がいるのだな。自分で選びとってこの地で生を謳歌している花だものね。

今晩は、ごはん、酢豚、あずきとれんこんのピリ辛炒め、トマトとレタスのサラダにした。あずきとれんこんのピリ辛炒めは、大庭英子さんの『しあわせ豆料理』のレシピを参考にして作った。あずきを水煮して、半分をそのままピリ辛炒めに使い、もう半分には砂糖を入れてお汁粉(おやつ)にした。レシピでは市販されているスイートチリソースを最後投入する、とあるのだが、そんなものはうちにはないので、パプリカとチリパウダーをふり入れた。好みの味に仕上がり、個人的には大満足。あずきはおかずにも良く合うと思った。

『しあわせ豆料理』はすぐれものレシピ集だと思う。豆料理といえば、どちらかというとサイドディッシュにあたる和風の味付けしか知らなかったが、エスニック系以外にも、中華や洋風料理、要は世界中にたくさんの豆料理が存在するみたいなのだ。お肉と一緒に煮てメイン料理になるものも多々あり、見よう見まねでこれからいろいろと作ってみようかなと思っている。


2015.11.2



       

庭の土手のススキが見頃を迎えている。このあと冬に向かって、じょじょに枯れていく様を見るのも好き。最後、枯れススキならではの凄みのある姿になる。この一連の季節の流れを思う存分楽しむためにも、今日は、他所様のご迷惑にならないよう庭の際の部分の草刈りをした。草のあるところとないところのメリハリがついて、敷地内の草たちの相貌がこれできりっと際だったような気がする。

土手にはノジギクとおぼしき、かわいらしい野菊(下の右側の写真)が知らぬ間に生えてきて、最近ではたくさんの花を咲かせるようになった。ある年は、満開を迎えたころ、ごそっと切り取って持っていかれたこともあり、花どろぼうって本当にいるんだと妙な感慨を覚えたこともある。不思議とそんなに腹が立たなかった。株さえ手つかずだったら、いくらでも咲くので、いくらでもどうぞという感じ。

草刈りをしているとき、ついうっかり切ってしまったノジギクとおぼしき花やノコンギクの花を、軽く束ねて食卓に活けた。和の素材に洋風アレンジのミックススタイル。庭の植物とあれこれつきあっているとあっという間に時間がたつ。勝手に相思相愛だと思うようにしている。

今晩の献立は、ごはん、かぼちゃのポタージュスープ、麻婆豆腐、ひじきと大豆の煮もの、カニフレーク入り大根とトマトのサラダ。夕飯自体も、ひとつのスタイルにはまとめられない、家庭ならではのミックス献立になった。


2015.11.1

実家から庭でとれたレモンとカボス、畑でとれた大根と玉ねぎ、その他、地元のたくさんの野菜やいろいろな食料品がぎっしり詰まった箱が届いた。長崎のみかんもあって、さっそく皮をむいて今季初のみかんを食べた。ちょっと酸っぱかったけど、おいしかった。新米でつくったお餅も入っていて、お餅で何をしようかなと、あれこれ思いを巡らせている。

今晩は、かぼちゃのポタージュスープ、蛸とキャベツとトマトのスパゲティ、シナモン風味のローストポーク・フライドポテト添え、レタスとトマトのサラダにした。少量の動物性たんぱく質にたっぷりの野菜をあわせる感じ。スープと肉料理は夫が、スパゲティとサラダは私が作った。休みの日は、あまり時間のことを気にせず、分業、おしゃべりしながら、余裕をもってごはんを作ることができるのがうれしい。

ここのところ急にどんと朝晩冷え込むようになった。岡山の山間部にある実家では、最低気温3度まで下がったと聞いた。奈良はそれに比べると暖かいと思っていたが、さきほど室外の温度をみたら、なんと8度だった。

どおりで、腰が微妙に痛くなったり、肩がこったように感じていたわけだ。寒さや冷えは知らぬ目に体に堪えてますからね。夫にそれを言ったら、同じようにわずかながら体のあちこちが最近痛むとのこと。急に無理に動かしたりせずに、じょじょに関節を慣らしながら動かしていこうと、お互いにいたわり合いの言葉をかけあった。もう、ホント、会話がジジババ化している。ああ、温泉行きたい。


2015.10.31



イソギクが玄関先に咲いた。イソギクは、葉っぱの姿形が好きなので、花のない時期でも長期間楽しめる植物である。群生したらきれいだろうなと思って植えたのだが、ノコンギクと違ってイソギクはなかなか殖えていかない。

今日はゆういちろうの通う中学校で授業参観と懇談会があり、学校に出かけた。先週からずっとほぼ毎日どこかしらに出かけている。重なるときは重なるもので、初めて行く場所もたくさんあった。そろそろおうちでごろごろ昼寝したり、のんびり過ごしたいよ~。←今現在いだいている野望。たぶん、もうすぐしたらかなう。それまでがんばる。

今日のおやつは、Fくんちのさつまいもで、焼き芋。甘みは少なめだけどほくほくしておいしいので、バターを少々乗っけて、じゃがバタならぬおさつバターにして食べた。スイートポテトを作ってもほとんど手をつけない、甘いものがあまり好きではないゆういちろうにとって、むしろ好みの味になったみたい。癖になるおいしさ。

今晩の献立は、ごはん、トマトのポタージュスープ、鮭のソテー、じゃがいものグラタン、レタスと豆腐のサラダ、きゅうりのサラダ。


2015.10.30

Nさんからさつまいもが届いた。ご一家で丹精こめてたねいもから作ったさつまいも。おいも好きにはたまりません。さらっとさっぱり系の味で、甘く煮詰めたり、料理に向くかなと思っていたところ、Nさんからのメールで、なんと、しばらく置いておくと追熟して甘みが増すかも知れないという衝撃の事実を知った。身近でよく知っていると思っていたさつまいもに、そんな性質があったとは、今になるまで知らなんだ~。てっきり、品種によって味がちがっているとばかり思っていて、さっぱり系にあたったら豚汁などのしょっぱい系の料理に、ねっとり甘系だったら焼き芋やお菓子に、と思いながら、40年以上生きてきました。でも、そういう訳ではなかったのかも。

今晩は、カレーの付け合わせとして、さつまいもとりんごのれもん煮 を添え、キャベツとベーコンをただひたすら煮込んだコンソメスープ、きゅうりのサラダといっしょにいただいた。我が家のカレーは、先輩のおうちと違って、何年も主婦をやっていても毎回味がちがっていて、その原因もよくわかっていないというのが現状。

やっぱり料理って面白いわ。そして何はともあれ、収穫の秋が始まって、おいらはうれしいっす。


2015.10.29

ひさびさの更新。この間、いろいろなことがあった。先週上京したのが遠い昔のよう。

今晩は、キハチさんのレシピでビーフカレーを作った。すりおろしりんごをたっぷり入れたフルーティなルーが癖になるおいしさ。ただしバターは風味づけ程度に入れるにとどめている。レシピの3分の1ほどの分量しか入れないが、我が家の舌の感覚として、これで十分に満足。

そういえば、先日先輩とよもや話を話していたとき、旦那さん特製カレーには水の代わりに2種類の野菜ジュースを贅沢に投入すると伺った。そして、あるとき一方の野菜ジュースを入れずに作ってみたところ、お子さんが一口食べて「これは違う」と泣き始めたことがあったそうだ。カレーに対する人それぞれの思い入れの深さ。カレーにまつわる思い出は家庭の数だけあるんだろうな。

昨日は、佐々木研で一緒だった野中哲士さんの授業でゲストスピーチをさせてもらった。考えてみれば生まれて初めて神戸大学に行った。港の見えるとても眺めのよい研究室だった。毎日眼福でうらやましい限り。

23日(金)は岡﨑乾二郎さんの還暦お祝いのパーティに家族3人で参加した。明治神宮内にある明治記念館で一次会のあと、山の上ホテルの「モンカーブ」に繰り出して夜遅くまで二次会がおこなわれた。楽しかったなあ。一生の思い出に残るとてもよい会だった。(久々に人前で歌いました。実は密かに練習していたのでした。下手だけど)

25日(日)は、milkyeast にて、ミルク倉庫主催の無条件修復展をみてきました。

とびきりのユーモア。ぼくらは薄着で笑っちゃう、あーあ、笑っちゃう、と思いました。内部に配置されている作品だけでなく、建物(本物のビル)にも大きく隙間があいているんですよ、天然記念物的植物も生えているし。フツ―こんなことするかね、と思いました。にっこり笑うしかない展示空間です。

そういえば子どもの頃よく感じた、自転車に乗って転ぶときの感覚をヴィヴィッドに思い出しました。例えば、急な坂道を下っているとき、最初はスピードにのって面白がっているけど、そのうちコントロールが効かなくなり、そのまま行くと用水路に落っこちていって下手すれば死ぬ、だから自分に残された最後の力を精一杯利用して、多少膝や肘を怪我するかもしれないがハンドルを思い切って切り、スライディングしながら(こけながら)動きを停止する。

あ、自分は、この先、転ぶんだというのが、少し前から確実に分かる。分かってから実際に転ぶまでのあいだは、時計時間にすれば本当にわずかな時間かもしれないが、とても長大な時間が流れているかのように充実している。この内的な時間をどこまで充実させるかによって、後に、被るであろう、壊れ度合いが違ってくる。あるいは、壊れたことへの納得度合いが違ってくる。気づけば、血がぽとぽと、自転車のライトやベルも破損。でも、気持ちのうえではへっちゃら。ああ、助かった、よくやったぜ、と自分を褒めたいぐらいに思うときもある。

(オリンピック、ボブスレーの跡地で遊んでいたティーンエイジャーが、ブレーキのかけ方、止まり方を知らずに最後そのまま激突して亡くなってしまった痛ましい事件がかつてあったが、その人も、きっとぶつかる前、いろいろなことを考えながら滑っていたのだろうな。)

個々の作品の制作過程にも、きっとそのような時間が流れていて、それを見る私たちも、作品を見ているうちにその時間を想起してしまう構造になっているように思いました。面白い感覚を思い出すことができる、お勧めの展覧会です!


2015.10.28

庭の花。ノコンギクとダルマギク。いずれもすっきりした形の野生の菊。荒れ地でも全く平気。何の問題もなく雑草に交じって毎年元気に咲いている。






今晩は豚バラキムチ鍋にした。〆は卵雑炊。昆布出汁に白菜キムチ(汁ごと)、豆板醤、味噌を溶いたスープで具を煮ていく。これからの季節重宝する簡単でおいしい鍋である。


2015.10.21



ごはん、たまねぎとわかめの味噌汁、塩そぼろの白和えサラダ、ほうれん草の胡麻和え、浅漬けかつお大根。洋食が食べたいという夫の願いをふりきって、作り手特権で、今晩は和食にした。大庭英子さんのレシピで触発され、鶏ひき肉を利用した塩そぼろと豆腐で和え衣にして、ルコラと人参を混ぜてサラダにした。少量のお肉でたくさんの野菜を食べたかった気持ちが満たされた。

今日は、東大寺付近で写生大会があり、ゆういちろうは学校のみんなと一緒に奈良公園に出かけた。何を描いたかは教えてくれなかった。先週は中間試験があり、せわしなく過ぎ去ったのが、なんだか遠い昔のことのよう。

私はゆっくり写生とまではいかなかったが、庭に出て秋の花や実の写真を撮った。ついでに室内でバナナとりんごの写真も。植物の実を見ると、豊かな気持ちになるのは、遠い遠い昔、お猿さんだった頃の記憶がそうさせるのかなあ。我が家のオトコヨウゾメは実付きがあまりよくないのだが、というか成らない年もあるのだが、今年はかろうじて1個見つけた。ラッキー!

 
バナナとリンゴ            オトコヨウゾメ
 (秋映え、シナノスイート)
 
ツワブキ                センリョウ

2015.10.20

人参とブロッコリー入りトマトスパゲティ、鯵とジャガイモのオーブン焼き、春菊とフリルレタスと貝割れのサラダ。ブロッコリーだけでなく、冷蔵庫にあった中途半端にあまった人参も賽の目カットして、スパゲティと一緒に茹でてトマトソースと和えた。そうしたらいつものトマトスパゲティの味が、ぐんと複雑になったように感じられた。野菜の相乗効果なのかな。



内臓だけとった鯵4匹をじゃがいもと一緒に焼き、1匹は明日のお弁当用に取り分けた。じっと鯵の焼き姿だけ見ていると、なんて地味で渋い魚なんだろうと思う。家族全員、鯵や鰯は大好きな部類に入る魚。なのに、全体的な見た目では、それらの魚を見ても、きゃっほ==美味そうだぁ!というふうには決してならない。(鯵フライとか刺身用にきれいに盛りつけられると話は違ってくるが)

こういう感じの人が、一番かっこいいのではないかと思う。全くかっこつけたところのない、えらぶらない、どこにでもいます、という感じで生きていて、その実、付き合ってみるととても味わいぶかく、離れがたく、大好きな人。金目鯛も、そりゃ、好きですよ。見かけるだけでうれしくなる。人に喩えるなら福山雅治という感じで。でも毎日いただくわけにはいかないからね~。


2015.10.19



夕方ホームセンターに買い物に出かけたら、帰る頃にはすっかり日が暮れていた。秋は日が落ちるのが早い。あっという間に暗くなる。国会図書館(関西支部)方面の空の上に、きれいな三日月がのぼっていて、思わず写真に撮った。三日月の形はうまく撮れなかったが、ニュータウンの夕暮れ時感が記録できたような気がする。

今晩はおでんにした。鶏と牛筋と昆布とかつおから出た旨み抜群の出汁をベースに、好きな種を入れてただことこと煮込んだ。沁み入るおいしさ。毎日ごはんを食べることができて本当にありがたい。

気持ちのいい秋晴れの日だったので、昼間シーツを洗濯した。今晩はこざっぱりした寝具に包まれ、よい夢が見られるかも。いい休日でした。おやすみなさい。

2015.10.18




家の前の土手は、すっかり秋の風情に。

昨年冬にセイタカアワダチソウを抑制(間引き)してみたところ、今年はかなり控えめな咲き方になった。黄色い花があたり一面咲いている姿を見るのは好きだったが、好き勝手に群生させていたら単独で場所を占拠してしまい、その下の土がハゲハゲ(不毛)になっていることが判り、間引きを決意したのだ。だけど代わりに侵入してきたのがススキ。この調子では土手はいずれススキが原になってしまう予感がする。

今年は葛のつるも抑制するよう心がけたら、結果的に、伸び盛りの一本のアラカシの幼木に集中して絡む形となった。葛の花はきれいなので、できることなら全部引っこ抜くことはせずに、少しの量を楽しみたいのだが、葛もススキやセイタカアワダチソウのように全部を自分たちで埋め尽くすタイプの植物であり、ある意味強健すぎてやっかいな存在である。高知県の牧野植物園のように効果的に葛で壁面を演出するテクニックも存在するが、住宅地でそれをやるとかなりやりすぎというか嫌味な感じが出てしまう気がして、来年どうするかは思案中。



今晩は、鶏のささみフライとオムライスは夫が、マッシュポテトとサラダは私が作った。残りご飯の再利用策としてオムライスになったが、おいしかった~。それにしても今日の写真はいずれもピンボケ気味だ。うわーーっと思いながら撮ると手元がブレてしまうのかなあ。


2015.10.17

ごはん、豆腐とわかめの澄まし汁、鰹のたたき、じゃがいもの煮っころがし、八宝菜風炒め物。ひさしぶりにじゃがいもの煮っころがしが食べたくて作ってみたが、最後、油断して焦がしてしまった。焦げた部分をはがして食べたら、十分においしかったが、さすがに食指がよろこんで動く感じではない。ああ、失敗。

ここのところの小諸日記(昆虫写真家の海野和男さんの写真日記)は、蝶の卵が続いている。グロテスクに見えるものが多いなかで、13日のこのナガサキアゲハの卵の真ん丸さ加減に心惹かれた。なんだかんだいって、まあるいものを見ると、やっぱり心が和むんだなあと思う。おいしそうにも見える。


2015.10.16

ごはん、トマトのポタージュスープ、ぶりのスパイス焼き、キャベツ炒め、人参とじゃがいものオーブン焼き。うちにある材料で乗り切った。昨日の鶏には辛みたっぷりスパイスを効かせたが、今晩のぶりには、パプリカ少々のほかは、クミン、コリアンダー、カルダモンと、風味のいいスパイスをかけて焼いた。ぶりはシンプルにグリルで塩焼きにして食べるのも好きだが、塩にプラスして、魚の臭み消し程度にスパイスをほんのりふりかけて焼くのも好き。和食や洋食、ごはんにもパンにもあうと思う。

金曜は夫が朝7時に出かけるので、6時に起きてお弁当を作らないといけない。金曜はプレッシャーの大きい曜日なのだ。早く寝たいのに、今日はまだ皿洗いが残っている。眠いが歯を食いしばってがんばる。そして湯船に浸かって体をあたためてから寝る。深夜家事労働者諸君、お互いにエールを送り合おうではないか!


2015.10.15

カルボナーラ・スパゲティ、スパイシーチキン、リンゴ・キャベツ・マッシュルーム・大根のサラダ。鶏肉で何か和食でも作ろうかと思っていたら、夫がスパゲティとスパイシーチキンにしたいと言いだした。結局、スパゲティと肉料理は夫が、サラダは私が作った。ベーコンの代わりにハムを入れたカルボナーラだったが、これはこれでおいしいと思った。サラダのなかに果物が入ると、俄然テンションが上がることがわかった。

もし、私などがひょんなことから権力を持たされたら、調子に乗って何するか分からないと思う、今日このごろ。自分が特権的な立場にあるとき、その特権性の性質について自ら気づくことのできる人が、自らの職権濫用を自己規制できる、立派な哲人なんだろうな。そういう人に政治を担っていただけたら、もっともっと住みよい社会になるだろうに。とはいえ哲人政治の実現はなかなか難しいよな。だったら、せめて三権分立とか、相互チェック機能があることは本当に大事だよ~。(当たり前すぎることをぶつぶつ言ってすみません。)


2015.10.14

今晩の献立は、パン、じゃがいものポタージュスープ、ローストポーク・いちじくジャムサンド、蓮根ソテー、キャベツと玉ねぎの温サラダ。

ローズマリーで風味づけした豚ロース肉を切り開き、Nさん特製のいちじくジャムを挟んで、オーブンでゆっくり火を通していった。焼き加減はばっちり♪ しっとりジューシーに焼き上がった。味のほうは、塩加減が足りず、ぼんやり甘い感じに。夫がとんかつソースをほんの少々垂らすといいかもしれないと言って、試してみると、塩気だけでなく甘みもキリっと際立ち、劇的によくなった。料理って面白いわ~。

今日は、のんびりまったりリラックスを心がけて過ごした。

非常勤講師として人前で90分間ひとりでがんがんしゃべり続ける自分と、「はじまるよ、びじゅつかん」でカンシイン役をしていた自分のあいだに、人格上の相当な乖離があり、モードギアチェンジを丁寧におこないながら通常運転に戻していくためには、リラックスタイムを挟むことが必須。

お母さんっぽいことがしたくなり、ゆういちろうが学校から帰ってきたときに出すおやつとして、このレシピを参考にしながら、紅玉りんごでアップルパイを焼いた。二人でおいしいね~と言いながら食べた。煮るタイプのものも好きだが、焼きりんごタイプも好きだな。簡単だし。レシピでは、りんごの上に乗せるバターの分量が100グラムとなっているが、私はその半分の50グラムにした。それで十分においしいと思う。(縁を切り取ったときの余った生地も、絶対に無駄にしたくないので、ねじってりんごの上に乗せて焼きました。)




火曜は生活クラブの配達のある日で、紅玉1個と、秋映(あきばえ)2個を、つけてもらった。秋映は、店で見かけたとしたら、おそらくは買わないだろうと思う、黒味の強い赤。甘くておいしい品種だと聞いて、触手が動いた。初めて食べる品種で、今から楽しみ。庭の秋明菊の写真とともに。


2015.10.13

ペンネ・アラビアータ、鮭のムニエル、プレーンオムレツ、キャベツとじゃがいもの温サラダ。今晩は家にある食材で乗り切った。

10日~11日と東京に出かけた。10日は東京都現代美術館の企画展示、「はじまるよ、びじゅつかん」で2回目のカンシインをやってきた。実りの多い、とてもいい経験をした。みんなひとそれぞれ特殊な感じ方をしている。だけど、感じる内容はバラバラでも、作品固有の構造にそうように、感じ方のベクトルの向きは揃っている。ここでの経験をまとめたら、自分のこどもだけ特殊な感じ方をしていて、もしかしてどこかおかしいのではないかと悩んでいる親御さんにとって希望の書が出来上がるのではないか。

ベクトルの向きがてんでばらばらなのに、感じる内容が「同じ」だとみなせれば、みなと一緒で安心できると思うことができる人たちのほうが、よっぽど幻想にすがっていて、脳内お花畑というか平和ボケしているかも。こどもからしてみれば、おとなのこのような感じ方のほうが、あぶなっかしくて仕方ないように見えるのではないかと、思ったりもした。

ぱくさんからいただいたヤクシクという韓国宮廷料理がとてもおいしかった。いろいろな実が入った、ほんのり甘いおこわのような食べ物。五穀豊穣を自然とお祈りしたくなる味。


2015.10.12

ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、蓮根とピーマンの梅みそそぼろ炒め、じゃがいもと玉ねぎの温サラダ、ところてん(二杯酢)。梅みそそぼろを使った展開料理第二弾。レシピでは茄子になっていたが、蓮根とピーマンを炒め合わせた。風味づけにバジルの葉を入れたが、爽やかでいい感じに仕上がった。

明日の朝が大変早いので、今晩はこの辺で。しばらく忙しくなりそう。


2015.10.9



ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、たこと春菊の梅みそそぼろあえ、ごぼうと蓮根のきんぴら、ほうれん草のおひたし。今晩は和食にした。

梅みそそぼろは、我が家のバイブルレシピ本のひとつ、大庭英子さんの『ひき肉ストックレシピ』の説明どおりに作った。そぼろ肉をサラダ風にして食べる案も、この本から、いただき! もともとのレシピでは、春菊ではなくてクレソンになっているが、クレソンが手に入らなかったので春菊で代用した。春菊でも断然いける。

春菊、水菜、クレソン、ルコラ、芹、三つ葉と、自分の好きな葉物野菜を挙げていけば、苦みや辛みのあるものが多い。犬や猫が草を食べるのは、胃腸を整えるためだというのは聞いたことがあるが、もしかして人間も同じなのかなあ。少なくとも私は、肉や魚だけだと落ち着かず、それらと一緒に、たっぷり少々クセのつよい生野菜をバリバリ食べるのが好き。


2015.10.8

昨日、「いいことあるかも」と書いたら、今日本当にいいことあった。すごい予言能力!!

今晩は、定期便で届く牛乳がだぶついてきているので、牛乳を使う料理を考えた。結局、ホワイトソースをたっぷり入れた、鶏肉とマッシュルーム入りペンネマカロニグラタンにすることに。おやつにはミルクセーキを飲むなどして、今日だけで1L瓶を全部消費した。グラタンはおいしかったが、しばらくこってり系の洋風の料理が続いたので、明日は和食にしようかなという気分。

明日の授業のためのスライドがようやく出来上がった。これから溜まった食器を洗って、お風呂に入って、ベッドになだれ込む予定。ふう、あともうひとふんばりだ。全国の深夜家事労働者諸君、お互いのテレパシーを通じて、連帯しよう。


2015.10.7

庭の花。これ、何と言う名前の草なんだろう。雑草の花は地味なものが多いが、ときどき、控え目ながらなんてきれいなんだろうと見惚れてしまう花が咲く。いいことあるかも。



今日はゆういちろうの体育大会の日だった。いつものお弁当ではなく、運動会仕様のものにしたいと、お父さんは前の晩からがんばった。私は助手をやったくらい。どうしてそんなに気合いが入るの?と聞いたら、君は運動会のお弁当に燃えないのか?と、逆質問された。



生活クラブの配達があり、今日は、紅玉とシナノドルチェという林檎があるというので、紅玉1個(写真手前)とシナノドルチェ2個をもらった。紅玉はそのまま食べてもおいしいが、お菓子にも向く品種だそうだ。気が向いたらアップルパイを焼こうと思う。



今までバターは太るからと目の敵にしていたが、品薄状態がここまで続くとなると、もしかしたらこれからはそんなに簡単には食べられなくなるかもしれないと思って、今のうちに味をしっかりからだに覚えさせておこうと、バターを入れたお菓子に興味関心が向いている。

今晩のメインは、二日目カレーライス。ゆういちろうが、もうだいぶ自分も大人の舌になったからと、辛口の固形ルーを選んだのだが、本人および私の口には辛すぎた。次回からは辛口には手を出さないことにする。


2015.10.6

昨日いただいたオクラといちじくのジャムを利用して、温サラダとドレッシングを2種類作ってみた。写真だとつぶつぶが見えにくいかもしれないが、一つが、いちじくのジャムを使った黒っぽいドレッシング。ジャムのほかに、バルサミコ酢、レモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒を混ぜ合わせたドレッシング。自分でいうのもなんだがおいしくできた! 生の春菊にもかけてみたけど、苦みのある葉っぱとの相性は抜群だった。いちじくのジャム、そのまま食べてもすごくおいしい。水飴をなめる和尚さんみたいに夜中にこっそりスプンですくって食べてしまいそう。だけど料理にも使いたくなる味で、もう、どうしようか困ってしまう。罪な果物だこと。



ゆういちろうは、朝晩は、ちょっと肌寒いねといって、半袖のうえにフリースをはおりはじめた。着ぐるみ着ているみたいで、妙にかわいい。中一って、大人とこども、男と女に、見た目が完全に分かれる前の、微妙な年頃だなあ。




2015.10.5

今日は、待ちに待ったお呼ばれの日。お昼からおいしいお料理をゆっくり時間をかけながらいただいたので、夕飯は特になし。主婦としても助かりマンボ。と、ふざけてばかりではいられない。今日はしみじみとした元気をいただいたのだ。

この年になると、はじけんばかり元気はつらつ系のイベントより、しみじみといろいろなことを話し合う機会を持てたほうが、元気が持続するように思う。ありがたいことだ。自分の人生の備忘録も兼ねて、お礼のメイルの中身を一部改変して、ここにも載せておきます。

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Nさんへ

今日は、すばらしいご新居へお招きいただき、ありがとうございました。ぐるりと山が見渡せて、いい風がお部屋を通り抜けていく住空間は、なかなかありませんもの。しかも夕日も(きっと朝日もかしら?)拝めるなんて、最高の環境ですね!!

おいしいお料理もお腹一杯いただきました。いちじくジャムの展開方法についても、ヒントがいっぱい。ちょっといろいろいちじくのこと考えてみます。

野菜づくりを継続されていること本当にすごいなあと思います。オクラやピーマンも、おいしかった~~。お裾分けいただいた分、ありがたくいただきます。

こういう幸せを、新しい土地で作り出していくことの醍醐味はきっとありますよね。この美味しさを、しみじみと味わいながら、最後に気持ちよく笑っていられる人生を送りたいなあと思いながら帰路につきました。

なんだか大袈裟な言い方になってしまいましたが、本当に私はあの強行採決にがっくりきていて、庭の手入れをする気力も気づけばなくなっていたように思うのですが、鬱っ気に負けない漢方薬を本日いただいたように思います。

Fくんとゆういちろうの写真をお送りします。二人はなかよしこよし♪

寒くなったら、今度はぜひうちで鍋でも。またご連絡します。
Sさん、Fくんにも、ありがとうをお伝えください。

ごあん


2015.10.4

ここしばらく我が家でブームになっているのがミニオン。 お け つ うう~♪ とか言いながらげらげら笑うのが流行っている。明日おともだちのうちにお呼ばれしていて何か披露したいと考えていて、瞬間風速的にミニオンをやるのが浮上した。でも、小さいお子さんがいるのに、「おけつ」で笑うようなネタは、やっぱりいかん。反則技だ。

バナナの歌 も、一応ですが、家族で練習してみた。だけどやっぱり人前で披露できるような出来にはまだほど遠い。それくらいは自分たちを客観視できる。というわけで、別の何かをする予定。

今晩は手早くできる味噌ちゃんこ鍋にした。夫が味付け。〆はうどん。おいしゅうございました。


2015.10.3

ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、わかさぎの南蛮漬け、ポテトサラダ、サンチュのサラダ。昨日からの予告通り、メインの南蛮漬けは夫が作ってくれた。天ぷらにした小魚を甘酢に漬けるという調理法を思い付いた人は天才だなあ。大好き。小魚のもっともおいしい食べ方だと思う。

今日はお金がらみでショックなことがあり、気持ちがしょんぼりしている。自分の甘さ加減、どんぶり勘定ぶりが招いた、完全に自己責任案件。気を引き締めて行動せねば。安心してお金をまかせられる立派な人間に私はなりたい。主婦としての当事者性にも目覚めた感あり。今からでも遅くないはず。がんばる。


2015.10.2

「自分は当事者意識がなかったということに気づくのは、当事者としてある程度の意識が芽生えた時でしかないということだ。」 http://tamesue.jp/20150921/

胸にひびく言葉である。遅れ馳せながら、ようやくこの年になって、日本という国のこと、そこに住んでいる国民であることの当時者意識が芽生えつつある(ような気がしている今日このごろ)。生まれて初めて感じている気持ちに、戸惑っている。

「当事者になるつもりがない人と組んでしまうとえらくめんどくさい。だから大人になると当事者になるつもりがある人とない人を見分けられないと、ひどい目にあう。」

お互い顔を合わせることのできる少人数によるチームプレイでは、この言葉は全くそのとおりだと思う。めんどくさい人がいれば、場合によってはチームの命とりにもなりかねない。

ただし国家ということになると、もう少し問題は複雑だ。当事者性に関していろいろなヴァリエーションが出て来る。当事者になるつもりがない人以外にも、当事者になる権利が与えられていない人(たとえば子ども)たちがいる。めんどくさいからといって切り捨てていったら、そのうち誰もいなくなる。


今晩の献立は、ごはん、骨付きスパイシーチキン、じゃがいものグラタン、ほうれん草とサンチュのサラダ。温かいごはんにありつけて幸せ。


2015.10.1

今晩もスパゲティな気分。ミートソースを作った。赤ワインを切らしていたので日本酒で煮詰めたが、うーん、やっぱりミートソースには赤ワインだな。コクがいつもより足りない気がした。

ゆういちろうが葡萄が好きだということで、また実家から、違う品種の葡萄が届いた。僭越ながらマスカット(シャインマスカットと桃太郎)を食べ比べしてみたところ、夫はシャインマスカット派で、ゆういちろうと私はどちらかというと桃太郎が好みだった。でも、本音をいうと、どちらも好き。おそらく全員そう思っているはず。無理矢理評価すれば、そうなるという話だけで。

そうそう、ダイアンレインの結婚がショックすぎて授業を休講にした先生は、ほかにもいろいろやっていたそうだ。例えば、あるとき、なんか僕最近授業する気になれないから来週は休講にすると宣言。もちろん真面目に授業を受けていた学生は翌週は教室に行かなかった。だけどそんなこと知らず来てしまった学生がたまたまいて、たまたまそこを通りかかった先生が、それを見つけ、学生が来ているならと普通に授業をやったとのこと。ことあるごとに、文化の大切さを訴える先生だったそうだが、学生たちはその後、「あいつは嘘つきだ。嘘つきも文化だ」と言うようになったとのこと。

他にも、少し上の先輩から聞いた話では、雨が降ったらお休みにする先生もいたそうだ。まあ、確かに、雨が降ったら憂鬱な気分になってしまうもの。分かるわ、その気持ち。思いおこせば、名物先生が大学にはたくさんいた。学生であった私は、大学は、それぞれの先生がそれぞれの個性を存分に発揮しながら授業をするものだと思っていた。気分が乗ってないときの先生の授業を受けても、八つ当たりされるとまではいかないけど、あまりいいことがないもの。そういう先生ってやるときはスバラシイ仕事をするから(しないときもあるけど)、お互いに好きなように棲息するのが、結局は社会全体の幸福への貢献度を考えると、一番効率がいいような気がすると思っていた学生時代。

自分自身が非常勤講師をやるようになって、あまりの自分の真面目さに、自分でびっくりしている。気が弱いからそうなってしまうのだろうなあ。と、明日から始まる、授業のことを考えて、少々ナーバスになっている時間帯でした。

今日は日中よく晴れた。玄関先には萩の花が咲いている。江戸絞りという品種。地味だけどいい花だと思う。小さいとよく見えないので、大き目のサイズのまま写真を貼り付けます。




2015.9.30

ハムとほうれん草のスパゲティ、かぼちゃのポタージュスープ、鶏とマッシュルームのトマト煮込み。なんだか今日は洋風の料理が食べたくて、せっせと作った。料理を作るとき、ふと気づけば、無の境地のような集中状態(フロー状態?)になっていることがあり、日常のメリハリづくり、気分転換のためにはとてもいいことのように思える。

国連総会でどんなことが話し合われているのだろうか。日本はどんどん孤立していて、カヤの外に置かれているというか、みんな恥ずかしくて絶対にやりたくない太鼓持ち役をさせられている感、オマエにしかできない大事な役目だからと怖い人たちから言われて喜んでやらせてもらっている、悲しい感じが、ひしひしと。いじめのターゲットにされているね、きっと。どうやったらその地位から安全に抜けだすことができるのだろうか。民意を結集して知恵をしぼって考えなくては。

これからますます、日本国内の報道だけ見ていては全然ダメで、諸外国メディアを通じて情報収集に努めないといけないのだろうなと思っている。たとえ一般国民であっても、自分たちができることはしておかなくては。これ以上、手をこまねいていては、自分たちの大切な財産が見事にすっからかんにされてしまう。

大国のいいように吸い上げられ、しぼれるだけしぼりとられたあげく、殺気だった国民の一部がますます排外主義を強め、かつての田舎侍が起こしたような事件(生麦事件のような)を起こし、周辺諸国からフルボッコにされてしまうという、なんとも嫌な筋書きが現実味を帯びてきた。

もう少し具体的にいうと、個々の国民が爪の垢を灯して溜めた預貯金や年金基金などを、アメリカの債務処理のためいいように絞りあげられた挙げ句に、用がすんだ段階で現政権は見限られ、さらにその舌で、すっからかんになって殺気だった日本国民がまたよからぬことを考えていると、死文化された敵国条項を生き返らせ(中国やロシアに裏で手をまわし)、それを盾に因縁をつけてアジアで代理戦争を起こす。

アメリカにしてみれば、大儲けできるだけでなく、日本という国が事実上なくなれば(香港や台湾のような存在になれば)、借りた金を返す先それ自体が消滅するので、一石二鳥。広告代理店を使って、イスラム諸国に日本憎しのイメージを広めて、アメリカに対する憎悪を分散できたら、一石三鳥にもなる。

デフォルト寸前のアメリカが、やけっぱちになって何をするか分からない段階に入ってきているから、上で述べたような最悪のシナリオを頭の片隅に置きつつ、絶対にそうならないよう、ソフトランディングの道筋をつけなければならないという難局を迎えていると、国連総会に関するニュースを見ながらつらつら考えた。

数年前、TPPの前身、天下の悪法、ACTAという国際条約の締結がなされようとしているとき、先進諸国では軒並み、それに激しく反対する大規模デモが起こり、各国議会も世論に考慮する形で批准するかどうか逡巡していた。しかし日本ではそのことについての報道はほとんどなされなかった。大多数の国民に中身が知らされないまま、国会でもまともに審議されないまま与党(当時は民主党)がACTA推進賛成多数で強行採決。その後、政権が代わり、TPPやら秘密保護法やら、どんどんエスカレートしていったことを、今更ながら思い出す。

アメリカ出身のともだちが、ACTAヤバすぎと教えてくれなかったら、私もリアルタイムでおそらく知ることはなかっただろうから、有益な情報をもたらしてくれるともだちの大切さも、これからますます大きくなるだろう。


2015.9.29

私にひとことも断りなく結婚する人がいて、本当に困ったことです。しかも全くノーマークの方でした。悲しいことですが、これも運命なので仕方ありません。いきなりっていうのが本当にひどいと思いますが、それだけの関係でしかなかったということですので、少しずつ受け容れていくしかありません。

そういえば、知り合いの先生がまだ学生の頃、語学の先生が、今日はあまりに悲しいことがあって、授業する気になれない、まことに申し訳ないが今日は休講にさせてくれと言って、本当に休講になったことがあったそうです。その先生の悲しい理由とは、ダイアン・レインが結婚したこと。なんと牧歌的な時代。でも、人間だもの。そういう日があっていいですよね。役所がどういうか知りませんが、私は許します。

今晩は鶏鍋にしました。〆は卵雑炊にしました。もう、寝ます。おやすみなさい。


2015.9.28

最近は、嫌なニュースがテレビやインターネットを通じて飛び込んでくることが多く、鬱っ気が刺激されて困ってしまう。どちらかというと神経が細い方なので、情報遮断気味に暮らしています。FBですら、ここのところ半休眠モード。だって、嫌な情報はそれだけでもうハラタツノリ!ってなるし、素敵で幸せそうな写真や投稿に対しても、戦争になって、何もかもむちゃくちゃになって、もしかしたらもう二度と会えなくてこんな幸せな時はなくなってしまうかも、と思うぐらいだから。なんかもうヤバイでしょ。でも、今晩、おそるおそるピンポイントで開いてみたら、尊敬するひとの、悪を吹き飛ばす目ヂカラのこもった写真があって、力強い気持ちになり、密かに拝ませていただきました。

中秋の名月の日。サラダ寿司や茶碗蒸しやお煮しめ等を作りました。少し贅沢に、鯛のお造り少々もつけました。今日も無事に過ごせましたことありがとうございますと、お月さまにお礼を言って、今晩は眠りにつこう。


2015.9.27

ゆういちろうが、果物の中で僕が一番好きなのは葡萄なんだよね~~などと言っていたら、念が伝わったのか、岡山の実家から葡萄が届いた。ピオーネ以外に、ピンクのシナノスマイルや、皮ごと食べられるシャインマスカットという品種も入っていた。初めて食べたシナノスマイル。おいしくて、一瞬でなくなってしまった。マスカットは冷凍してシャーベットのようにして食べるという手もあるそうだ。何粒か試してみよう♪



今晩は、肉のエキスをたっぷりしみ込ませた野菜を食べる感覚の、お肉少なめのビーフシチューにプラスして、マリネしたり、生サラダ、温サラダにしたり、野菜をいろいろに調理して食べた。野菜や果物のおいしい季節、収穫の秋が始まってうれしい。

今まで、ぼんやりと、いろんなものがあって当たり前という感覚で暮らしてきたけど、現政権になってから、私は生まれて初めて、こうやって生きているということだけでありがたいことなんだなあと、心の底から思うことができた。これ、一切嫌味なしの感覚。ここまで私という存在のありかたを変えさせたのだから、政治っていうのは、よくもわるくもすごい力をもっている。

今晩の気分は、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」。80年代にテレビコマーシャルで使われてたときは、なんとなく、軽く、ふ~~んと聴いていただけなのに、今ごろ改めて聴いてみて、じんと涙をにじませるなんて、正直どうしちゃったのというくらいの心境の変化。この歌は、ベトナム戦争真っ只中に、平和を願う歌として作られたそうだ。兵士の前で歌っていた。戦争当時はそれほど売れなかったとのこと。私は、つい最近になってそれを知った。


What a Wonderful World


I see trees of green, red roses too
I see them bloom for me and you
And I think to myself, what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day, the dark sacred night
And I think to myself, what a wonderful world
The colors of the rainbow, so pretty in the sky
Are also on the faces of people going by
I see friends shaking hands, saying how do you do
They're really saying, I love you
I hear babies cry, I watch them grow
They'll learn much more than I'll ever know
And I think to myself, what a wonderful world
Yes, I think to myself, what a wonderful world


ちなみに昨日は、ゆういちろうの文化発表会でポップス中心の合唱を聞いて、そういえば、僕のときは、モルダウだったよ、と言って、ボヘミアの川よ、モルダウよ~と夫が口ずさんだが最後、夫婦の涙腺がわっと決壊。故郷を追われた人たちの気持ちが一気に乗り移りにでもしたのかしら.....。


2015.9.26

カルボナーラ、ミニビーフステーキ、鰹のたたき・ラビゴットソース、鯵とじゃがいものオーブン焼き、春菊とマッシュルームのサラダ。今日はゆういちろうの中学校で文化発表会があった。体育館で合唱をきいたあと、文化部系の発表会等があった。ゆういちろうは科学部部員として2種類のロボットを作って展示。無事にデモが終ったので、プチお祝いにちょっとしたごちそう風メニューにした。

シルバーウィーク中の22日(祝)を登校日としたのは、この文化発表会の準備のためであったみたい。今度の月曜は代休だそうだ。ちゃんと休みは確保されている。休みを削って授業時間確保だとばかり思い込んでいて、先日の日記ではぶつぶつ文句を言っていた。ごめんなさい~、結果的に嘘付いていました。


2015.9.25

急に寒くなりましたね。台風の影響なんだか、今日は風も強くて、でも、気分転換に散歩にでかけたりしました。湿った空気にのって、金木犀の香りがふうわり漂ってきたり。気持ちがいいのか、悪いのか、よく分からない日でした。

今晩は、今秋、初の、鍋にしました。豚バラと白菜と葱が主体。〆は卵雑炊。鍋料理は簡単にできておいしくて、本当に主婦の大きな味方です。

今月発売の、チルチンびと、85号に、家を設計してくださった奥村まことさんの練馬のおうちの庭が紹介されています。「まじめに庭つくってる人がみたら、怒るんじゃないの」というお庭です。

まことさんお元気かな。「関東地方は長雨が続いていると聞いています。庭に見たことのないきのこがいっぱい生えてきたら、面白いですね」と、記事の感想もこめて、この前久しぶりにお手紙を書いたら、「そうなんです。見たこともないキノコが1ぱい生えてきました。上からみると椎茸みたいで蹴とばしたら裏がマッ白。あれれ」とお返事がきました。

 

まことさんちの庭の小動物になった気分でアライグマのラスカルの切手を貼って送ったら、まことさんからのハガキにはプルーンの切手が貼ってありました。こういうちょっとしたやりとりがなんだかうれしい。

生きるために体をはって日々精一杯戦っているから、動物たちは無駄な殺生はしないもの。弱肉強食という世界観も、基本的には異なる種どうしの問題であって、同種内での殺し合いは普通はしない。人間大丈夫かな。今相当頭おかしいぞ。


2015.9.24

今日の庭の様子。小紫式部と白妙菊。それぞれの実と葉の色を楽しんだ。秋の庭は落ち着いた感じがして、好き。春の華やかで浮き浮きした感じの庭ももちろん好きだけど、秋の庭も好き。どちらが好きかなんて決められない。



魚介のスパゲティ、豚肉とほうれん草のソテー、豆腐と春菊のサラダ。スパゲティと肉料理は夫が、サラダは私が作った。平日も、「あぁ料理作りてぇ~」と言いながら隙あらば早く帰宅し、休みの日は、前日、もしくは朝から、その日3食、何を食べるか真剣に考える料理好きの夫がいて、私は助かっている。いわゆる男の料理という感じではない。最近はとみに、家族の健康のため、塩分を控えようか、等々の話題が食卓にのぼる。

うれしい知らせが入った。私はとってもうれしい。これから私たちは様々な難局に見舞われるかもしれないが、要らぬストレスを溜めないためにも、好きな人たちとの平和的な未来のことを考えながら、暮らしていきたい。無理して作る必要はないけど、それぞれの人がリラックスできる好きな人たちを作って、休みの日くらいはみんなで面白おかしく遊ぼう。今晩の気分は、ジョン・レノンのBeautiful Boy だな。

あと、この前キャンプのときに思い付きで作ったスペアリブの煮込みが結構気に入ったので、忘れずにメモしておく。

スペアリブ6本分(500グラム強)
(1)前日から漬け汁につけておく。漬け汁の配合の目安は以下のとおり。
  ・オレンジジュース 75cc
  ・にんにくのすりおろし 小さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・トマトペースト 大さじ1
  ・ケチャップ 大さじ1.5
  ・蜂蜜 大さじ2
  ・ラー油 少々
  ・パプリカ 少々
  ・塩 小さじ半
  ・レモンバジル たっぷりひとつかみ
(2)鍋に油を入れて火を入れ、漬け汁から出して肉の表面を焼く。
(3)漬け汁を鍋に入れ、鍋の大きさによるが、漬け汁の量が足りなければひたひたになるまで水分(今回は赤ワインにしてみた)をつぎ足して、やわらかくなるまで煮込む。
  
スイートバジルの代わりに不本意に買ってしまった、サラダに入れてむしゃむしゃたっぷり食べるには強烈に爽やか過ぎるレモンバジルの使い道に困っていたところ、漬け汁に入れて一緒に漬け込むというアイデアを得て、試してみた。爽やかな風味が移って大正解。もちろんなくても、おいしいと思う。他の爽やか系のハーブを入れてみても面白いかも。


2015.9.23

連休中だが、授業時間の関係で、今日は、ゆういちろうは朝から7時間目まで普通の平日と同じように学校(ちなみに公立)があった。もちろんお弁当も必要。最近大学でも休日の多い月曜日は、授業をする日が多いから、結局休日を制定してもなかなか実質的には休めない。国は国民を休ませたいのか休ませたくないのかどっちなんだ?という、いつものジレンマ。

明日は授業はないが、部活が入っていて、だけど行っても行かなくてもいいという、ゆるい縛り。ゆういちろう本人は、だったら行かないとあっさりとしたもの。私が中学の時、こんな感じだったら、行くか行かないかかなり悩んでしまっていただろうなあ。学校側で決めてくれたほうがよっぽど楽なのに、と思ってしまうほう。自由がなければ不満を募らせ、自由を与えられたらどうしていいか悩むのが、人間らしい反応というもの!

夜はチャーハンと八宝菜。夫が作った。私は作るときの手伝いと後片付けを担当した。


2015.9.22

思い立って奈良吉野の天川村に1泊キャンプ旅行にでかけた。清冽な川の水の流れに浸って、ひゃっこい、ひゃっこいと、リフレッシュ♪ 気持ちよかった~~









水鉄砲で背後から息子に水をかける父親。こら、やめなさい。

家に帰ってから、みんなそんなにお腹が空いていなかったので、キャンプの残りの玉ねぎで作ったコンソメスープとキャンプの余りのパンと冷蔵庫に残っていたハムとチーズ(ついうっかり持って行き忘れたもの)で簡単な食事に。


閑話休題。

あの暴力的な強行採決の様子は、かつての校内暴力で荒れた学校の様子に、どこか似ているような気がしてきた。(ラグビーつながりで『スクールウォーズ』を思い出したからかもしれないが。)暴力を肯定したり共感したりする人の感性のなかに、暴れる生徒たちの感性と通じるものがあるかもしれない。

現在、権力を握って、やりたい放題やっている人たちから、王者の威厳とか風格のようなものが感じられないのがなんでなんだろうとここのところずーっと考えてきて、今、ふと、そういうことを思ったのでした。

2015.9.21

ごはん、豆腐とわかめの味噌汁、肉じゃが、豆腐とルコラのサラダ。今日はしみじみほっとするおうちの和食に。

普段日本人は基本的にはお米を食べる気の優しい民族のように思うのだが(勝手にそう思っているのだが)、いったん何かのきっかけで火がつくとまたたくまに攻撃性が燃え上がるところがあるようにも思う。一揆や米騒動の歴史をふり返ってみても、昨今の五輪エンブレム騒ぎにしても。

そもそもの無理筋を一気に押し通す強行採決の様子をテレビで見ていると、一気にそれをひっくり返すテロ行為とかを誘発するんじゃないかと、気が気でない。デモしてストライキして法廷闘争して、というふうに順番に小出しに抗議していくよりも、いきなり予想もしなかったところから予想もしなかった誰かがテロを起こしそうな、本当に嫌な感じがする。そうなったらじきにアメリカと中国が間接的に関与してきて内戦突入。

いやだよいやだよ。絶対にいやだ。

戦いたくなくても戦わなければならない場面もある、ということは、頭では分かってるよ。でも、おいら実を言うと戦闘員には器質的に全く向いていないのよ。デモだって、こんなこと言うと怒られそうだからあまり言いたくはなかったのだけど、デモに行くと頭が興奮して眠れなくなって生活リズムが崩れて肌荒れとか起こしたりするから、なるべくなら行きたくないの。だけど他の人も一生懸命やっているんだから自分も何か貢献しなきゃと思う方だから、行かなかったら行かなかったでストレスが溜まるの。

だからどこかいつも頭の片隅に、逃げ出すこと、自分たちが難民になるとか亡命するとか、そういう可能性を、置いているような今日このごろ。考え過ぎかな。考え過ぎだといいのだけど。

でも、国民的議論が必要な、国の将来を決める大事なことを強行採決するような政府のもとにいて、不安にならない人いる? 

以上、40代日本人女性の、心の叫びでした。お騒がせしてすみません。


2015.9.18

喜八さんのビーフカレーレシピには、昨日の基本レシピに加えて、展開ビーフカレーレシピもあって、今晩はそれを参考にしながら自分たちの好みに合わせて作ってみた。

(0)昨日のレシピで使った角切り牛肉は取り出し(お弁当のおかず等にして)ソースだけにしておく
(1)フライパンにサラダ油を入れ、マッシュルームの薄切りと薄切り牛肉を炒める
(2)カレーソースを入れ、赤ワインで好みのゆるさに伸ばして、好みの加減まで煮詰める

喜八さんの展開レシピは、牛肉は上質のステーキ肉をそぎ切りにしてマッシュルームといっしょにバターで炒め、ブランデーでフランべしたあと、ソースを入れて火を通し、仕上げに生クリームとバターを加えるという、超リッチなもの。

我が家としてはそれはいくらなんでも濃すぎるので(こういう味付けってフランス人好みなのかな? フランス人ってすごいと思う)、バターと生クリームとブランデーはなしにして、赤ワインで煮詰める方法に変更。自分でいうのもなんだが、昨日よりおいしくできたと思う。夫もゆういちろうも満足したみたい。特にゆういちろうからは、「カレーパンのなかに入っているカレーみたい!」というお褒めの言葉をいただいたので、気分よし。 ←彼、カレーパンが大好物で、最大限の褒め言葉なのだ。


国会の様子をテレビ中継で見た。思うところ大あり。今もなお非常にイライラしているので、今晩は書くのを止めておく。失言してしまいそうだから。私人であっても、失言は失言。言葉はなるべく気をつけて使いたいから。


2015.9.17

今日は思いがけないお客さんがお見えになった。新鮮な気分に。初心忘るべからず。

今晩は、ビーフカレーライス、レタスとマッシュルームのサラダにした。本当にひさしぶりに、熊谷喜八さんの『スーパー・カレー』を参照しながら、ゆっくりとカレーを作った。喜八さんのレシピは、バターを控え目に使っても、まだバターが多いかなというくらい、バターを効かせているものが多い。僭越ながら少々アレンジして作ってみたものの、バター好きの夫からも、バター多いねと言われたくらい。今度からはもっと控えてみよう。また、マンゴーチャツネはうちにはないので、その代わりに梅ジャムを入れてみたところ、ゆういちろうからは「甘いね」とのご指摘が。はい、わかりやした、勉強いたしやす。

テレビやネットニュースを見ると、心がざわめいてしょうがない。今感じている自分のなかの不安をここに書くと、本当にそれが起こってしまいそうな悪い予感がするので、むしろ書かないでおく。今晩は何も考えずに心安らかにぐっすりお眠りなさいな、自分。みなさんもどうかお達者で!


2015.9.16

ごはん、豆腐の味噌汁、鶏と蓮根の煮もの、いんげんとサンチュのサラダ、白菜漬け。やさしい味付けの和食が食べたくて、今晩は自分ひとりで率先して作りました。


以下、研究の進捗報告です。

描画ロボットに関する実験をまとめた論文がここに刊行されました。

Miki Goan, Katsuyoshi Tsujita, Susumu Kihara and Kenjiro Okazaki,
“Drawing as the relative movement between subject and medium:
Using a robot to show the subjectivity in dynamic flows of consciousness,”
In Y. Suzuki and M. Hagiya (Eds.), Recent Advances in Natural Computing:
Selected Results fromthe IWNC 8 Symposium, Mathematics for Industry,
Vol. 14, pp.81-108.

筆致の個人特性の知覚、例えば、これはマチスのタッチ(筆致)だ、ということがなぜわかるのかについて考えました。国内外で学会発表した内容にプラスして、これまで紙数等の関係で収められなかった実験内容も載せることができました。これら複数の実験により、

(1)視覚情報がなく触覚情報だけでも誰の筆致であるかが特定できるということ

(2)触覚情報にもとづく描画者同定は、正答しているかどうかは、自覚できないということ(正答率と確信度が対応しない、つまり、なぜかわからないけど当たっているという状態。視覚情報にもとづく同定テストでは、正答率と確信度が対応しているケースあり。両者は対照的)

(3)描画データの入力と同定テストの間に妨害課題をさしはさむと、正答率はチャンスレベルにまで下がるということ(長期にわたって記憶できない)

ということがわかりました。

相対運動描画ロボット(通称コンタさん)には、そのほかにも大事な機能があります。それは、今はなかなか思い出せないが、かつての自分がもっていた勘のようなものを、思い出す装置としても、機能するということです。

思い起こせば、今年3月におこなわれたJSPS & ISC 主催のワシントンのデモで、学振やJSTのワシントン支局長をはじめとする、学問や科学技術に携わるアメリカ駐在の重要な先生がたに、相対運動する描画ロボットを体験してもらったところ、「健康な人だけでなく、退役軍人など心身共に傷ついた人々こそ、このようなロボットを必要とするのではないか」と、本研究の趣旨を深くご理解いただけたのでした。

これからの時代、主体とメディウムの相対運動を捉えようとするロボット技術は、ますます必要となってくることが予想されます。精進したいと思います。


2015.9.15

フレッシュトマトのスパゲティ、にんにくのスープ、豚肉のオーブン焼き、とうもろこしのバター炒め、ルコラのサラダ。季節の変わり目は、どうしても風邪等ひきやすくなる。体力勝負の側面が強い。精のつきそうな献立にしてみた。豚肉を焦がしてしまったのがちょいと失敗。食前には、従妹から届いた葡萄も食べた。ピオーネ。甘くておいしかった~。

最近テレビをよく見ている。今晩は、NHKニュースウオッチ9、テレビ朝日報道ステーションと、テレビニュースをはしごして見た。同じ国会中継のはずなのに、ひゃ~~っというほど、印象が全然違う。ここまで違っているとは思わなかった。ちょっと露骨すぎるんじゃないかと思うほど。でもここまで違いが判り易く表現されているとなると、こどもにメディアリテラシーを教える際の格好の教材になる。これは使えるぞ。なんでも教材になる。私たちは何からでも学ぶことができる。しばらく丁寧に追いかけてみたい。


2015.9.14

ごはん、わかめとお揚げの味噌汁、ぶりの照り焼き、根野菜の煮物。夫が作ってくれた。ありがとう。ぶりの照り焼きは夫が作る方がたいていおいしい。私は焦がして失敗することがよくある。

忌野清志郎さんがジョン・レノン スーパー・ライヴで歌った「イマジン」を聴いた。清志郎さんは笑っちゃうくらいとても優しい人だと思う。私は清志郎さんの歌、大好き。


2015.9.13

かぼちゃのポタージュスープ、トマトとベーコンのスパゲティ、鮭のムニエル(レモンバターソース)、ほうれん草とルコラのサラダ。スパゲティと魚料理は夫が、スープとサラダは私が作った。おいしかった。


関東、東北地方の洪水のニュースを、天災だけでなく人災の要素も大きいなあと思いつつ、見ていた。それで思い出したのが、『時が刻むかたち』(奥村昭雄 著)という本である。

生前の奥村先生に、この本でもっとも力を入れた章はどれですか?と質問したところ、第2章の木曽谷物語だとおっしゃっていた。村の古老たちが、およそ400年前の1605年に川が決壊して大洪水が起こった話を、まるで見てきたかのようにディテールとともに語る。その中身を詳しく調べていくうちに、洪水が起こった原因は秀吉の治世のやり方とも深く関わる話ではないかというのが、奥村先生の推論である。

爺さまのそのまた爺さまの頃どころの話ではなく、15世代、16世代前の話が、代々口伝されていることに単純に私は驚いた。そういう話をもっともっと私も聞きたいし知りたい。

また奥村先生によれば、もともと「自然法」にのっとって運営されてきた木曽の山に、明治政府が「近代法」を押し付けたせいで、人の手が入らなくなった国有林が荒れてしまい、たかだか90年ほどでほとんど食いつぶされてしまったという。この手の話は、日本全国津々浦々、おそらくは世界中どこにでも、山のようにあるんだろうな。近代法のうえに新しい自然法を置いて、無理筋をじわじわゆっくりと修正していきたいというのは、世界共通の人々の願いのように思われる。


2015.9.12

庭の花たち。写真左は、奥が檸檬の木、手前が紅と白のミズヒキソウ(花が小さくて見えにくいかもしれませんが)。右は、奥から、モミジ、アベリア、ススキ、葛。植物たちがのびのびと自分がしたいようにしている姿を見るのが好き。

 

今晩は、夫が鶏の唐揚げを挙げ、私がサラダを作った。鶏の唐揚げをおろしポン酢につけて食べる方法が我が家で定着しつつあります。


2015.9.11

魚介のスパゲティ、スコーン(もどき)、ほうれん草のバター炒め。スパゲティは夫が作った。白ワインがなかったので、代わりに日本酒とレモン汁を入れて魚の臭みを消した。味がばっちり決まっておいしかった。



小学校の修学旅行(広島)のときにゆういちろうが買ってくれたお土産のひとつに、檜のおちょこ(宮島印入り)がある。いつか自分も呑む日のために3つお揃いで。今晩はそのうち2つにお酒を入れて呑んだ。木の香りがすっとして、気分がよくなった。

北関東の大洪水の被害が、どうかこれ以上、広がりませんように。水ができるだけ早く引きますように。

以前、京都の宇治市の大水害のとき、差し入れられたおにぎりが夏場のため足がはやく食べられなかったという話を聞いたことがあり、簡単に出来て日持ちのいい焼き菓子(スコーンやショートブレッドのような)なら、ごはん代わりの非常食にもなるのではないかと思った記憶がある。



今日は、ふと思い立ち、乾パンより5倍はおいしいものが作れないかと、スコーンもどきのものを作ってみた。試しにお昼に2つ食べてみたところ、ずいぶんと腹もちがいいことが判明。夕飯時には、夫が「これ、うまそう」と言って、むしゃむしゃ食べていた。これはいけそうなので、ちょっと他にもいろいろ試してみようと思う。

朝起きて、書斎のブラインドを開けると、赤い彼岸花がひとつ咲いていて、とても驚いた。植えた覚えがないのに、いったいなんで? 赤い彼岸花に関しては、言い伝えが吉凶真っ二つに分かれていて、文化的にも興味がそそられる花である。お寺さんや古くて大きな農家の庭先などに咲いているのを見たことがあるので、闇雲に恐れる必要はないだろう。これも何かの縁だと思って、見守ることにする。




2015.9.10

ドライカレー、グリーンサラダ、冷や奴。ドライカレーを作ると、翌日のお弁当づくりが楽になるのがうれしい。

カレーが辛い分、ドレッシングとたれを甘めにした。グリーンサラダ用ドレッシングは、バルサミコ酢、蜂蜜、レモン汁を入れたオリーブオイルベースのものにし、冷や奴には、この配合どおりに作ったたれをかけた(実は昨日の豆腐サラダ用につくった残り物♪)。しょうゆだけできりりといただくのも好きだが、甘めのたれといっしょに食べても、冷や奴はおいしい。

家族全員豆腐が大好き。温めたり冷やしたりいろいろな調理法でほぼ毎日いただいているような。家族そろってごはんにありつける日々を大切にしたいと思う。

奈良は台風の影響がほとんどなく、庭が生き生きと輝く恵みの雨ぐらいに思っていたが、大雨被害に見舞われた地域があることを夜のニュースを通じて知った。天候が最近とても不安定。なんだか変だぞ。


2015.9.9

ごはん、鶏ときのこのトマト煮込み、じゃがいもとたまねぎの温サラダ、豆腐とサラダ菜の和風サラダ。東南アジアの屋台みたいに、ごはんをよそった皿のうえにおかずを乗せて、がしがし食べる感じの夕食にした。ワイルドだろ~(古っ、さぶっ)。

今年もとうとうリンゴが熟れ始めました。生でかじったり、お菓子や料理に入れたり、いろいろしたいなあ。ワンカップ大関みたいに、おいしいおつまみと一緒にコップ片手にリンゴのお酒も楽しみたい~と、欲深なことを考える、台風前日の雨ふりの夜でした。




2015.9.8

ごはん、豚ロース味噌漬け、鶏と根野菜の煮しめ、きゅうりとサンチュのサラダ。

豚ロース味噌漬けはこのレシピで作ると失敗がなく私としては珍しく安定しておいしくできるので、とても重宝している。サラダには、プレーンヨーグルトにマヨネーズとオリーブオイル、塩、胡椒を混ぜたドレッシングをたっぷりかけた。マヨネーズは、少しだけマヨネーズの酸味が感じられる程度に抑えめに入れて、オリーブオイルも風味づけ程度にし、ゆるゆるのヨーグルト主体にするのがポイント。

煮しめは夫が作った。煮しめより煮込みというほうが正確かな。味つけは薄味にして、汁けを多く残して、煮しめと汁ものの中間のような一品に仕上げた。どっかーんと鍋いっぱいに作ったつもりが、カサが縮んでしまったと、食べる前は夫はどこか不満気だったが、スープもおいしい!と家族みんなの好きな味に仕上がったので、機嫌がよくなった。明日のお弁当にも入れる予定。もちろん水気を切ってね。


2015.9.7

ごはん、オクラとハムの中華風かき玉スープ、麻婆豆腐、わかめと春雨の酢の物。夫が作ってくれた。ありがとう。

今朝の自治会主催の公園早朝清掃は、私の住んでいるブロックが担当だった。自分ちの庭ですら草茫々にしているので他所の草を刈る資格はないと思いつつ、年に1回か2回かまわってくるぐらいの奉仕活動なので、これは行かねばと思って参加したが、会長さんいわく、うちのブロックはものすごく参加率が高いそうだ。びっくりされていた。

草刈りが大好きな人は誰もおらず、あと20分もあるの~、とか、腰が痛いとか、みんなでぶつくさ、おしゃべりし合いながら作業した。でも、もしかしたら、それくらいの、ゆる~い参加感覚の感じが、よいのかもしれない。ここのブロックは、数年に1回ぐらいのとってものんびりとしたサイクルで、親切な方の仕切りでワンコイン婦人会的パーティがあったりと、着かず離れずの関係が保たれているから、参加率が高いのかも。

ぶつくさ言うのが許されないような雰囲気だったら、窮屈で行きたくなくなるもの。

最終的には市委託の業者がきれいに草を刈るので、作業効率を上げる必要は特にないから、ゆるい感じの参加が可能。効率面からいうと、市民の草刈りは無駄ということになり、だから参加する必要なしと判断する人もいるかもしれない。それはそれでもっともな意見だと思う。私は、最低限のご近所づきあいの機会は有効に活用すべしと思うほうなので、むしろ大事なことは、こうやって時間を空けて定期的に集まるということなのかなと思って、参加している。

それぞれの人が好きなようにやればいいのだから、このうまいシステムを最初に作った方はすごいなと思った。


2015.9.6

親子丼、大根のすまし汁、ほうれん草のおひたし。女子バレーボールの試合をテレビ観戦しながら食べたせいか、かきこんで食べた感が大。丼ものは偉大だな。急いで食べても、おいしいものはおいしい。

明日は、朝7時からの自治会の早朝清掃に出た後、母がお世話になっている特養の行事、そうめん流し大会にも参加する。にこやかな笑顔が大事な、社交の日なので、体調管理が決め手となる。なので今晩は早目に寝る。


2015.9.5

今日は晴れた。一日中晴れたのは、久しぶりのような気がする。庭に出ると、ホトトギスの花が咲いていた。花を見ているとすっと心が和んで、なんだか落ち着く。ついうっかり、気づけば武将モードに入りがちな今日このごろ。あら、やだ自分と、気づくことができる。



今日から普通授業で、ゆういちろうのお弁当作りがまた始まった。あろうことか、寝坊してしまい、20分しか猶予がなかった。急いでチリ産の鮭をグリルで焼き、サンチュで包み、卵焼きにする余裕もなかったので、我が家の通称、ぐじゃぐじゃ卵も添えた。なんとか間に合った。



夜は長崎産のアジとじゃがいものオーブン焼きにした。味付けは、塩、胡椒、酒、オリーブオイルとシンプルなもの。アジはおいしいなあ。ただし、この食べ方の場合、個人的には、魚のエキスが沁み込んだじゃがいもと一緒に食べるのがすこぶる好き。なんの飾り気もない、しみじみと、地味おいしい味。



家庭内での食の安全基準は、みなさん、どのようにしているのだろう。きっと各家庭で千差万別なんだろうなあ。うちの場合は、おおよその目安として、アメリカや他の先進国の方針に追従している。つまり日本産食品の輸入規制対象としている挙げている地域以外のもの、ざっくりいえば、野菜は地元中心、肉類は関西か九州のもの、魚介類がどうしても食べたいときは、日本近海では対馬海域で水揚げされる魚を中心に食べるようにしている。

養殖サーモンはからだに悪い物質が含まれているという意見もあるが(本当のところどうなんでしょうね?)、食欲のほうを優先。


2015.9.4

今晩の献立は、ごはん、かぼちゃのポタージュスープ、豚の冷しゃぶにした。夏バテか秋カゼかよく分からなかったが、からだが本調子に戻り、気分がよくなった勢いで、デザートの蜂蜜クッキーまで焼いた。食後に、ミルクティーと一緒に食べた。形は不揃いだが、味は蜂蜜とバターがきいていておいしかった。味が分かるのがうれしい。夫とゆういちろうはこういう素朴なクッキーが好物で、見た目のかわいさを特に求めないので、ま、いいかという感じで今日に至っている。



個人的な重大ニュース:安保法制に反対する意見をIWJ インディペンデント・ウェブ・ジャーナルに寄稿したところ、記事になり、代表の岩上安身さんのtwitter でも紹介され(ここここで)、インターネット上で拡散された。

岩上さんのその後の連続ツイートで、中国、山西省における日本軍のじん滅作戦の様子を描いた「裸女のいる隊列」(田村泰次郎、初出:別冊文藝春秋)が引用されていて、その内容に絶句した。耳や目をふざぎたくなる。現場を目撃したら、生き残ったとしても、気が狂いそうだ。

でも知ってよかった。

今日は他に取り組みたい案件があってそちらを優先するが、少し前にFBに書いた内容をほとんどそのまま原稿にしたので(さらに辿れば、ここに書いたのが最初)、上記のことをもう少し考えた上で、明日にでもFBを開いて報告したいと思う。


2015.9.3

土砂降りの雨のあと、晴天。蒸し暑かった。庭のツリバナの実が色づき始め、秋だなあとひとりごちた。



今晩は鶏の唐揚げは夫が揚げ、サラダを私が作った。唐揚げはたっぷり大根おろしを添えたおろしポン酢でいただいた。さっぱりおいしく食べられる。サラダは、水菜、きゅうり、ブロッコリー、水切り豆腐の上に味噌ドレッシングをかけた。

ゆういちろうの夏休みの自由研究について備忘録としてここにも記しておきます。

今年は土について調べた。もともとは、砂漠や砂浜の絵を見て感動して、真似して描きたくても、市販の絵の具では思うような色が出ない、だったら絵の具から作ってみよう、という動機だった。小学校と違って、「理科」の自由研究と科目が限定されたので、絵の具を作る前の調べ物段階の経過をレポートにまとめた。

(1)まず自宅付近の6か所の土を採取。それぞれ乾かして、砕いて、ふるいにかけて土のパウダーを作った。6つも微妙に異なる色合い、ひとつとして同じ色はないことを確認。年代の古い土ほど黒っぽい印象。



(2)顕微鏡で、パウダー状になった土の色や形をさらに細かく調べた。デジタルカメラで撮影。透明色や黄色やオレンジ色などが見えた。石英や輝石などの鉱物の可能性が高い。また粒の形はどれも角張っていたので、この辺のニュータウン造成に使われた土は、浸食性の川砂などではなく、山由来のものであることが判った。

 

(3)発展研究として絵の具の作り方を示した。土(鉱物)は古来より顔料に使われるなど、土の研究は理科の範囲を超えて、人間の文化事象にも広く関わっていることを示唆。


(1)の肉体労働の段階では、母と息子二人して、喧嘩したり仲直りしたり、いちいち大騒ぎしながら取り組んだ。暑かったから二人とも気が立っていたのだ。乾かしているときの急な夕立ちにはほとほと往生した。

(2)の段階では、ノートをきっちりとることを推奨。きらきら光る土の粒を見つけると、うお!とか、わ~!とか、見てみて!とか、頻繁に声を挙げていたが、その都度ただ感動に身をゆだねるのではなく、忘れずに撮影すること。そして、後から振り返ることができるように、どの土を、どの倍率で撮ったか、時刻つき写真番号ともに感想を書き記しておくことを、かなりきびしめに言い聞かせた。この段階は、ひとりでいろいろ試しながらじっくりがんばるしかない。ここがいいかげんだとデータして信用してもらえないのよ!と。

小4のときに、植物好きになってもらいたいと思って、葉っぱを一緒に見るために顕微鏡を購入したのだが、親だけが盛り上がって、当時、息子はまったく見向きもしなかった。中1になって、初めて面白いと思ったみたいで、忘れたころに役だった。

(3)絵の具づくりと絵に描くことは、学校の宿題とは無関係に、思う存分楽しみたいので、まだ先にとっている。原料となる土の瓶詰パウダーを並べて眺めてうっとしている。土は、(物質一般そうかもしれないが)本当に両義的。汚い(ばばっちい)のと、きれい(色きれい~、ミネラル!)なのと、振れ幅大きいなあとつくづく思う。

さらに将来的には、焼き物づくりのことまでゆういちろうと話し合いたいのだが、親の願望をいっぺんに押し付けると、うっとおしいやい!と、反発されるだけかもと思って、追々様子を見てやっていこうと思う。いつまで私の言うことを聞いてくれるか分からないけど。


2015.9.2

うをっしゃ~~8月30日は私もがんばる!と思っていたのに、土、日、月と、夏の疲れがどっと出て、うちのなかで臥せっていた。この肝心なときにバカたれが、と自分を情けなく思った。今朝、鼻水のなかに、バイ菌と闘った痕を発見(汚い話題ですみません)。快方のきざし。まだ頭の芯のなかが痛くて、完全ではないですが、じょじょに治って行くでしょう。今日はひさびさに私がごはんを作った。メインはブリの梅風味照り焼きです。

さて、こういうときって、弱り目に祟り目で、いろいろなことが起こって、本当にいやになる。しかも自分がまいた種で。以下、ヘタレなお願いです。ごめんなさい。

【謹請メール再送】

私のメールサーバが容量を超えていて、ここ数日の間、メールを一部受信できない状態でした。いくつかのメールが送ったにもかかわらずこちらに届いていないということも判りました。送ることができなかった、という知らせは送信者のほうには届いていないようです。

サーバのほうは復旧いたしました。もし私の個人メール宛てに送ってくださったメールで最近になっても返信がないようであれば、大変お手数ですが再送していただけないでしょうか。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、どうかよろしくお願いいたします。


2015.9.1

チンジャオロースと焼きビーフン。夫婦で協力して作った。

夕食後、ゆういちろいが、本当にあった怖い話をオムニバス形式でつづるテレビ番組を見始めた。途中、もう少しで、きっとこの人怖い目に遭うだろうというところで、見ている本人が本当に怖くなって、ああもうだめと、目をつぶってソファに倒れこんだので、そんなに怖いんだったらわざわざ見る必要もないでしょ、番組変えたらと提案したら、おお、そうだったと言って、世界陸上に切り替えた。

大正解。面白かった。同じ人間とは思えない、スタイルのよい人ばかりが選手をやっている。みんなキリっとしながらもリラックスした空気を漂わせている。緑のドレッドヘアに黄色のお花の髪飾りをつけたジャマイカの選手のかっこよさに釘付け。自由で、とってもおしゃれ。


2015.8.29

夫は昨日から今日まで東京出張。朝も昼も夜もカレーにしてやったぜ。ゆういちろうと二人だけだと結構食が適当になってしまう。ゆるせたもんせ。


さて、ここにある鹿児島県知事の発言は本当なのだろうか? だとしたらあまりにひどい話だ。画一的な教育については私も反対だ。だからといって、なんで、女の子を排除する発想になるのだ? 女の子にとっては直接的打撃だし(算術以上の数学教育は女には必要なし)、男の子にとっても、暗に、草花遊びは女々しいとされ、数学ができないと下等人間扱いされる、精神的プレッシャーを与えるものになっている。

こどものころに、大人たちの勝手な思い込みによって植え付けらた誤った劣等感や誤った優越感を引きずったまま大人になってしまうと、不当な格差だけが拡大して、本人も周りもつらくなるんじゃないかなあ。他人を排除して、目の前の競争にどんなに勝ったとしても、そこには不幸な匂いがする。不幸の再生産には加担したくない。

草花や数学に関して、専門家のような深い知識は持ち合わせていなくても、生活や学校教育のなかで何となくゆる~い感じで触れていれば、例えば、ここにあるよう、三角関数と花の形態とのあいだに密接な関係があることを知ったときに感動できる。

そういう、ゆる~いところから勉強を始められたらいいなあ。こどもが、いきなり成人男性、成人女性になったり、何かの特別な知識をもった専門家になるわけではないので、女の子だから男の子だからと決めつけず、本人がいろんなものに興味をもち、そのなかで好きになったものを、思う存分勉強できるような環境を整えてやりたいなあと、このニュースを読んで切に思った。

高校になったらもっと難しいことを習うんだぞと脅すのではなく、これからもっともっと深く面白いことが習えるから、な~んにも恐れる必要はないんだよと、こどもたちには言ってあげたい。


最近、油断すると怒りんぼうに火がつくから、自衛的になるべくニュースから遠ざかるようにしていた。が、それにも限度があるというもの。

正直に言うと、最初はこの件に関して、そんなに怒ってなかった(また馬鹿なこと言ってるわ~ぐらいな気分)。だけど、感想を書いているうちに自分のなかで論点がじょじょに整理されていって、そうするとかえってむしろ、だんだん火のように燃え上がる怒りに包まれるようになってしまった。ダメでしょ、これは。こどもの可能性をつぶす発言に関しては、なあなあで許して済ませては絶対ダメ。ダメなものはダメだと、親が毅然とした態度で撥ねつけなくてはと、すっかりファイヤー。自己発火を自己消化するのに困っている。

「自分自身も使ったことがないよねという意味。口が滑った」という知事の弁解を伝えるこのニュースを読んで、ますます暗い気持ちになった。女には三角関数必要なし、と言った理由の説明には全然なっていないもの。自分もみんなと同じで、できない人間側だよとアピールすれば、ごめんなさいを伝えたことになると思っている、こういう優越感と劣等感のないませ発言、本当にやだな。結局、自分ができないことは、女もできなくていいよ=女ができることを、自分ができない状態は、いやだ、ということでしょ。 

こういう確信犯的に失言をして本音を伝えるような発言の裏には、非常に強いコンプレックスが潜んでいると思われるので、正面からダメでしょと言ったら、逆切れして暴れて、余計に往生してしまう可能性が高い。特に人前で年下の女から反論されると収拾つかなくなることが多い。だからこそというか、一方でまた、実際に直接話してみたら、意外と「いい人」である可能性も高い、恭順な態度に徹して反論さえしなければ。自治会とかで世話役を買って出るような、多数の支持者に囲まれているような人。

この手の発言をする人とどうお付き合いするかが、私たちの生活に死活問題としてのしかかってきている。ひとつだけいえるのは、誰かのコンプレックスを下手に直接刺激するのは、超危険だということ。同じコンプレックスを持った人間どうしがぎゅっと集まりやすく、むしろ相手側を強くしてしまうから。自分だって、赤の他人から愛情のかけらなくズバリ言われたら、それがたとえ本当のことであっても、いやでしょ。

息子がもう少し大人になったら、自分や相手の精神状態を不幸にしないためにも、自分や相手のなかに潜んでいるコンプレックスとどう対処したらいいか、いろいろ話し合いたいと思う。私たちは年齢や性別が異なるものどおし、もっとお互いにいたわり合いながら幸せに生きたいの! ただ、それだけ!


2015.8.28

今日は元気の出るカレーにした。グリコの新作二段熟カレーのテレビコマーシャルを見て、食べたくなったのだ。市販のルーを使ったカレーに関して言えば、おいしさを決めるのは、メーカーや商品の差よりも、どれだけ煮込み時間をかけられたかによるような気がする。

昨日は、長崎で水揚げされたブリを照り焼きにした。いつものつけだれのなかに梅肉のたたきを加えてみたところ、食欲をそそるちょうどいい酸味となり、さっぱりといただけた。今度から甘辛系の味付けのときには、梅肉を入れてみよう。

庭の花。早咲きの白彼岸花。いつの間にか、土のなかからぬっと花首が出てきて、急に花開く。お彼岸はまだ先だけど、これが咲くと、ああ秋が来たんだと思う。毎年不意打ちされる感じ。




2015.8.27

昨日は夫が沖縄デーだと言って、麺から手打ちした沖縄そばにした。長時間煮込んだラフテー(沖縄風の豚の角煮)を麺に乗せていただいた。ゴーヤチャンプルは、いつもはしょうゆで味付けするが、この日は、ラフテーを煮込んだ際に出てきた煮汁の残りを利用。生しょうゆよりマイルドだが滋味深い味に仕上がった。



今日は和風。カレイの唐揚げ。ごはん、味噌汁に鶏と野菜の五目煮とところ天(二杯酢)をつけた。

奈良は台風の影響がそれほど大きくはないが、それでも今日はいつもより風が強く吹いている。雨と雨の合間に庭に出てみると、バラの花が咲いていた。二番花が咲いたのだ。春の一番花と比べるとどうしても小ぶりで見劣りするし、巻き方も中途半端だから売り物にはならないだろう。だけど花の少ないこの時期、草の生い茂る藪のなかで咲くバラは、拝みたくなるほどきれいだ。星の王子様が傍にいる気分。



お元気だろうかとふと思い出した方がいた。今ごろくしゃみをしているかもしれない。


2015.8.25

今日は、粉もの&鉄板の日だった。朝はパンケーキ、昼はお好み焼き、夜は焼き肉〆焼きそば。休みの日らしい献立のような気がする。

最近朝晩涼しく、ずいぶんと過ごしやすくなってきた。そういえばこの前庭で赤とんぼを見た。今年は秋植え球根はどんなふうにしようかなと、来春に向けて、すでに頭のなかで計画が始まっている。庭や植物にまったく興味のない人は気が早いなあと笑うかもしれないが、愛好家ならこの感覚は分かってくれるはず。

話は変わって、以下、展覧会のお知らせです!

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ご報告するのがすっかり遅れましたが、東京都現代美術館の企画展示「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」の一隅にある、「はじまるよ、びじゅつかん」(おかざき乾じろ 策)にて「謎の監視員」役を拝命。こどもしか入れない場所に、先月、そっと忍びこみました。

自分の知っているこども以外のこどもと接するのは、本当にひさしぶりのことでしたが、すばらしい体験となりました。普段、私は、親や先生役としてこどもと接することが多いのですが、そういう社会的役割を超えたところにある、自由で、静かにうきうきした、ちょっぴり不思議な感じを味わうことができたように思います。

黒田清輝の作品をまじかに見ながら、遠くに広がる海をめぐって二人の女の子たちといろんなことをおしゃべりしたことが、特に印象に残っています。私の大事なひと夏の経験として、おそらく一生覚えているのではないかと思います。センチメンタルな気分を引き出す作品でした。当の女の子たちは学校がはじまったりすると忙しくてきっとすぐに忘れてしまうような気がするけど、その子たちが大人になって、忘れていたことをふとしたきっかけで思い出すことがあれば、うれしいです。

本展示には、謎の監視員(通称カンシイン、ウォッチマン)専用メーリングリストがあって、展示が始まって以来、それぞれの人の経験したことが、思い思いにぽつぽつと報告されます。ユーモアのあるやりとりにくすっと笑ったり。じ~んとくることもしばしば。私はそれを読むのをとても楽しみにしています。

こどもたちのおしゃべりに耳をすませると、いろいろ聞こえてきます。断片的だけど大事なことをストレートについてくる言葉に、ぐっときたり、はっとしたり。あるいはまた、あの場所で、お絵描きをしたり、ひとり童話や絵本を読みふけったりするこどもさんも。みんな思い思いに好きなように過ごしているようです。なんだかとてもいい時間。

確かに、これまで美術館では、こどもたちの受け入れはもっと限定的で、大人の用意したペースに合わせて観賞することが望まれていたように思います。その意味で、本展の試みはとても画期的だと思いました。タイムスケジュールや、親や先生のうしろについていくような縛りがまったくなく、こどもが自分のペースで作品をみることが可能だからです。

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ゆういちろうにこの展示のことを話すと、まるで「ファインディング・ニモ」の世界だね、と言いました。え、どういうこと?と聞くと、イソギンチャクとクマノミの関係だよ、と。つまり、自分たちを食べる大きな魚は入ってこられないようイソギンチャクが外に向かって毒手をいっぱい張り巡らせているなかで、クマノミは自由気ままに泳ぎまわれるとのこと。

なるほど、言われてみれば、そうかもしれません。なんだかんだいって大人の庇護がないと実質的には生きて行かれないこどもにとっては、恐ろしげな大人に遭わないようにするのは大人が考える以上に死活問題のような気がします。(最近のニュースがこわすぎて、余計にそう思うのかも)

そして救いなのは、世の中そんな悪い大人ばかりではなくて、イソギンチャクのなかでクマノミが楽しく遊んでいる様子を外から微笑ましく覗きこんでいる大人もいることです。私は偶然中からその様子を見ることができました。ある女の子と作品をみながら模写をしていたとき、私と同世代くらいのその子のお母さんとおぼしき方から、とてもうれしそうな顔でグッジョブサインをいただいた時は、とてもうれしかったです。

この展示の大人の楽しみ方としては、ひとつは、そういう感じになるのかもしれません。

自分が食べなくても、誰かがおいしそうにものを食べている姿を見て、自分も心が和むということがよくあるように、自分が間近で作品を見なくても、その場を共有して楽しむことができる。確かに人間にはそのような喜びを共有する力があると思います。

また、別の楽しみ方として、ヨーガン レールの作品を見たあと、「はじまるよ、びじゅつかん」でこどもはゆっくりと思いのまま過ごし、その間、大人は「会田家」の展示を自分のペースで時間をかけて思う存分楽しみ、また合流して、アルフレド&イザベル・アキリザンの展示に向かうという、ご家族連れもいらっしゃるようです。

きっと来る人それぞれの楽しみ方があるのだと思います。

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私がカンシインとして入ったのは、忘れもしない7月25日。ちょうど前日に、お隣の「会田家」(会田誠、岡田裕子、会田寅次郎さんらによるユニット)の展示において作品の撤去要請がなされたという事件が起こり、荒廃した雰囲気だったらどうしようかと、どきどきしながら奈良から上京しました。実際に内部に入ってみると、全くそんなことはなくて、それぞれ守られた自律的空間になっていました。

夏休みも残りわずかになってきましたが、よろしければ、おでかけください。会期は10月まであります。


2015.8.23

今晩は夫の好物を中心に組み立てた(材料を買って帰る人の特権)。少量の肉をたっぷりの生野菜と一緒に食べるのが、最近、我が家で流行っている食べ方である。ある意味、食の欧米化かも(笑い)。とはいえこの季節は、きゅうりをスライスしたり、茄子を只焼いたりして食べるのが断然好き。ゆういちろうさえ茄子が苦手でなければ、夏は茄子ときゅうりばかり食べているのだけどなあ。夫はゴーヤが食べたいと言っている。いっそのこと明日は焼き茄子とゴーヤチャンプルにしようかと言ったら、なんでぼくの苦手なものばかり作るんだ!と、本人から早々に反対意見が出され.....。どうするかちょっと考えよう。




2015.8.22

家にあるものだけで、メインは冷凍水餃子にして何とか乗り切ろうと、夕飯の献立を考えていたところ、今日はどうしても肉が食べたいから買って帰ると、夫から電話が入った。安いお肉でも、焼き方とソースを工夫したら予想よりもおいしくできたので、気分よし。ごちそうさまでした。家庭の平和はごはんが決め手。




2015.8.20

キャンプに行けなかった代わりに、朝、父親手作りバンズで、チーズやハムをサンドイッチにした。昼は市販のぶっかけうどんつゆを利用して、冷やしそうめんにし、夜は、豚の味噌漬け(生ハムと一緒に実家から届いたもの)を焼いて、キャンプ用に用意した(とっておいた)食材をすべて消費した。




2015.8.18

昨日はゆういちろうのおともだちとお母さんがたをお招きしてランチパーティ。そして今日から2泊3日の予定でキャンプに行く予定だったが、あいにくの雨予報が出て、キャンセルにした。なぜかこの3日間だけ雨マーク。ここのところ留守番ばかりのゆういちろうにとって、とても貴重な夏休みのお出かけの機会だったのだが。残念だけど仕方がない。ぽっかり時間ができたことを喜ぼう。野外で食べるために用意したカレーの材料一式を使って、今晩はおうちカレーにした。実家から送られた生ハムをサラダ菜に乗せて副菜に。




2015.8.17

本当にひさびさの更新。7月中旬にアメリカ、ミネアポリスに出かけて以来、帰国後も慌ただしく過ぎ去り、お盆に入ってようやく、本当にようやく、家族3人何も予定の入っていない、のんびりとした時間を迎えることができた。

アメリカは学会に参加するために出かけたのだが、道中にいろいろあり、一生忘れられない旅になった。ミネアポリスが文明の香りがする都市ならば、途中立ち寄ったシカゴの町の香りは「北斗の拳」かも。旅行中、ずっと同行した先輩からは、帰国後2週間以上たって(おそらくは傷が癒えた頃)、「あの悪夢のような良い旅を思い出すのはちょうど良い納涼想起なりますが。」と日本の夏の暑さをぼやくメイルが届いた。

「何かの祟りかもしれないので、死なないだけマシ、生きているだけでありがたいと思うようにしよう」と、途中から心を入れ替えて、楽しく過ごすように心掛けたので、旅自体、今から思い越せば、楽しい思い出になっている。けれども、北斗の拳のような環境に一度でも身を置くと、なんだかもう、人が変わってしまうというか、おっとりほんわかした気分で日々の記録をつける気すら起こらなくなってしまっていた。

だけど私もそろそろ通常運転に戻れそうな気がする。

今晩は、我が家初の握り寿司。〆は緑茶。

 

日中は、白くまのぬいぐるみのルルちゃんを陰干しし、ふかふかに。リコーダーの宿題に精をだすゆういちろうの写真とともに。

 


2015.8.14

ぱくさんからいただいた、Maticnjak と書かれたセルビア土産のハーブティ。ここによると、Maticnjak はレモンバームのようである。どこかで飲んだことのある味だと思ったが、どうりで。飲みやすい好きなハーブのひとつだ。

セルビアはどんな国なんだろう? あの辺りはヨーロッパの火薬庫と呼ばれている地域だし、危ないイメージだけが先走るが、治安は思ったほど悪くないようだ。この方のブログを読むと、よけいに興味がわいてきた。

セルビアに隣接するギリシャのことを考える際にも、パンスラブ(ロシア)とパンゲルマン(ドイツ)の衝突の場所であり、なおかつ、オスマントルコ(イスラム圏)に支配されたこともある地域の人たちがどんなことを考えて生きているのかについて、想像力を働かせないことには、話にならないんだろうなあ。

世界中あちこちでひずみが出ている。ぼーっとしているとギリシャに関するうす~~い情報しか入ってこないから、(個人でできることは非常に限られているが)自分でもできるだけ能動的に情報検索する必要があると思っている。


7日
・ごはん、カレーソースがけ(ほんの少々)
・鶏牛蒡
・ふかしかぼちゃのサラダ
・冷や奴

火曜日。カレーが少しだけ余ったので、少しずつごはんの上にかけた。今日もまた、食べたいものを作りました的な食事。これでいいのだ。


6日
・チキンカレーライス
・ほうれん草のバター炒め
・蛸ときゅうりとわかめの酢の物
・トマトときゅうりとバジルのサラダ
・温やっこ

月曜日。食べたいものを作りました!っていう感じの、和洋折衷のごはん。


2015.7.7

日曜の朝、佐世保バーガーが食卓にのぼった。中にはさむ挽肉のパテだけでなく、なんとバンズから手作り。何かしら作っていないと落ち着かないと言って、前の晩から夫が仕込んでいたのだ。イースト菌のいい香りがするパンができた。おいしかった~。最近、よく作ってくれるものだから、私は食べる人専門に近づいているような気がする。




5日
・ごはん
・中華風葱スープ
・回鍋肉
・ゴーヤチャンプル

日曜日。ゴーヤチャンプルは私が、それ以外は夫が作った。ゴーヤチャンプルにはかつおぶしや青ねぎも乗せて、ごはんにより合うようにした。




4日
・ごはん
・和風おろしとんかつ、千切りキャベツを添えて
・茄子の揚げ浸し
・ポテトサラダ

土曜日。ポテトサラダは私が、それ以外は夫が作った。天ぷら鍋を彼の誕生日にプレゼントして以来、我が家の揚げ物率が格段に上がった。それまで中華鍋で作っていたが、天ぷら鍋のほうが断然便利だとのこと。やっぱり道具なのか。そういえば、うちで茄子の揚げ浸しを作ったのは、この日が初めてような気がする。


2015.7.5





おやつに、ゆういちろうの好物である、バターケーキを焼いた。今回はベーキングパウダーをうっかり入れ忘れてしまい、いつものようには膨らまなかった。クッキーとパウンドケーキの中間のようなものが出来上がった。味はまあ、そこそこ。そんなに悪くはないのだが、どちらが好みかと問われると、やっぱり膨らんだもののほうが好きだなあ。

たまに食べたくなるバターケーキだが、山本麗子さんのレシピを参考にしながら、自分たちの好みの味に調整していったら、次のような配合に落ち着いた。一斤のパウンド型1個分で、無塩バター130g、砂糖100g、卵3個、薄力粉150g、ベーキングパウダー小さじ1強、牛乳大さじ4。

作り方。卵とバターを室温にもどしておく。バターと砂糖をよく混ぜ合わせ、卵を少しずつ加えながらさらに混ぜ合わせる。薄力粉とベーキングパウダーを加えて、へらでさっくり混ぜる。牛乳で少しだけゆるくのばした生地を型に入れて、230度のオーブンで最初15分焼き、180度に下げて30分ほど焼く。しっかり焼くので、日持ちするのがうれしい。


7月3日
・長崎ちゃんぽん

金曜日。夫が作ってくれた。なんだか最近私が何もしていないみたいだが、洗いものとかは毎日普通にやってますよ(言い訳がましい?)。


2日
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・鶏の唐揚げ
・きんぴらごぼう
・トマトとモツァレラチーズのサラダ
・昆布漬け大根

木曜日。鶏の唐揚げときんぴらごぼうは夫がその他は私が作った。ここのところ鶏肉づいていたが、唐揚げは定番中の定番。しみじみおいしいと思いながら食べた。


1日
・ピーマンとベーコンのスパゲティ
・2種類の鶏料理(チーズ揚げとスカロッピーネ)
・レタスとトマトのサラダ

水曜日。夫が作ってくれた。鶏をいろいろな料理法で食べたかったとのこと。スカロッピーネと呼ばれる薄切りソテーした鶏肉には、レモンバターソースをからめていただいた。美味。ありがとう。


2015.7.3

30日
・ドライカレー
・アスパラガスの塩茹で
・大根とプチトマトのサラダ

火曜日。合挽き肉を使っていつものドライカレーを作った。明日のお弁当もこれで解決。

大根とプチトマトのサラダには、刻み奴ネギをたっぷり入れて、マヨネーズ、醤油、ごま油を混ぜ合わせたドレッシングで和えてみた。これは居酒屋でも受けそうな味だぞ。これまで2種類の組み合わせ、醤油マヨネーズ、ごま油醤油については、それぞれ楽しんでいたが、3種を全部混ぜたら、お互いいいところを引き立て合って、よりグッドな味に。和洋折衷のサラダにぴったりだと思う。


2015.6.30

 

桔梗が咲いた。今年は株立ちがよく、たくさん花が咲いた。まだ苗木状態にある柿の若葉との対比がきれい。花びらに張り巡らされている筋(花脈)の様子にも惹きつけられる。肌からうっすら透けてみえる静脈を、ひそかにうっとり眺める感じ。

もうひとつの写真は、名前をひかえるのを忘れたが、植えっぱなしにしていい球根植物の花だ(撮影は5月)。パッケージ写真に写った花の容姿に惹かれて、思わずジャケ買いした。とても小さくて地味だけど、よく見れば愛らしい雑草の花たちに囲まれながら、毎年機嫌よく咲いている。ここのエリアは柔らかい草中心で、みんな仲良さそうにしているので、見ていて心が和む。


29日
・ごはん
・フレッシュとうもろこしのポタージュスープ(冷製)
・鰹のたたき
・ゴーヤチャンプル
・ルコラときゅうりとマッシュルームのサラダ

月曜日。冷凍物の鰹のたたきを解凍していただいた。大葉、奴ねぎ、すりおろしにんにく&しょうがと、薬味をたっぷり添えて。気づけばゆういちろうがほとんど食べていたのでは。震災後、魚には相当気を配って買うことにしている。最近、食卓に魚が出ると、うれしさのあまり(次、いつ食べられるかわからないので)、テンションが上がる。


28日
・パン
・フレッシュとうもろこしのポタージュスープ
・ローストビーフ
・トマトとモツァレラチーズのサラダ
・ルコラとマッシュルームのサラダ



日曜日。『野菜のポタージュ』のレシピに基づいてフレッシュとうもろこしのポタージュスープを作った。とうもろこしだけで作るよりも、人参を加えたほうが、すっきりしたあと口で爽やかになるとのこと。その言葉を信じて素直にレシピ通りに作ってみた。予想以上においしかった。確かに、人参は入れたほうがいいように思った。


27日
・手巻き寿司

土曜日。非常勤の補講授業が入っていたため、夜7時半に帰宅。夫が手巻き寿司の材料をすぐ食べられるように用意しておいてくれた。ありがとう。


2015.6.29

昨日の酷暑とはうってかわり、今日はずっと雨だった。雨の日はあじさいがとてもきれいに見える。窓から外をふと眺めたとき、アジサイの色が目に飛び込んできたので、思わず傘をさして庭に出て、写真を撮った(風流風流)。ついでに熟した梅の実も撮った。今年は梅が不作。うちの木だけかと思ったら、どうやら全国的に不作みたいである。どうしちゃったんだろう。来年、梅干の値段が上がりそうだな。




26日
・ごはん
・すき焼き
・〆ハーブティー

今日はゆういちろうの学校の期末試験最終日だった。よくがんばったお祝いに、すき焼きにした。ぱくさんからいただいた西洋ノコギリソウのハーブティを、食後に飲んだ。あまーいヨモギのような香りのするお茶だった。何に効くかは詳しいことはわからなくても、なんだかものすごく効きそう(御利益ありそう)な感じが強くした。口のなかがいきなりさっぱりした。


25日
・トマトの冷製スパゲティ
・鶏の悪魔風(ディアボロチキン)
・レタスとコーンのサラダ
・きゅうりのサラダ、ヨーグルトソース

夫がほとんど作ってくれた。ありがとう。鶏をローズマリーで風味づけしたら、おいしいのね。庭に一株ローズマリーがあったら大変重宝すると思った。私が作ったのは、きゅうりのサラダだけ。中途半端な量余っていたヨーグルトに、マヨネーズ少々を足してこくをだし、塩コショウで味付けしたソースをたっぷりかけたら、みんな喜んでくれた。よかったよかった。




2015.6.26

ただいま庭は、ドクダミ天国から、一歩進んで、葉っぱのグラデーションを楽しむ季節に。

 


本日締め切りのゲラチェックや明日の講義の準備など、やらなければならないことがいくつか重なって、器用にものごとを並行して進められないマイ・ブレインは、プチパニック中。でも、この日記が滞るのも、一種のストレス要因になるので、写真中心にさらりと更新する。現実逃避ともいう。前に食べたごはんのことが遠い昔のものになって、そのとき感じたであろう、いきいきとした情緒を思い出せないだけだともいえる。


24日
・かしわめし
・冷おろし刻みうどん
・冷製トマトのポタージュスープ(前日の残り)
・きゅうりの煮含めナムル(前日の残り)

水曜日。夫が作ってくれた。冷たいうどんのおつゆが絶妙の味だった。お揚げを煮たのを入れると味がまろやかになるらしい。




23日
・ごはん
・トマトのポタージュスープ
・鶏のしぎ焼き
・焼きナス、おかか醤油で
・焼きししとう、ごま油醤油で
・きゅうりの煮含めナムル

火曜日。実家から玉ねぎとともに、採れたて夏野菜がたくさん届いた。ししとうは初なりだとのこと。なるべくシンプルな調理法でいただいた。おいしかった~。




22日
・蛸のスパゲティ
・舌平目のアクアパッツァ風
・蒸かしかぼちゃ
・トマトときゅうりとレタスのサラダ

月曜日。おサカナがどうしても食べたかった。

 

21日
・パン
・ミラノ風カツレツ、揚げ野菜、茹で野菜を添えて
・生蒸しレタス

日曜日。夫が作ってくれた。カツレツ最高。




2015.6.24

他にもいっぱいやらなければならないことがあったのだが、『テルマエロマエ2』を家族全員お行儀よくテレビの前に座って見てしまった。平和の大切さを訴える反戦映画だった。なんでアベちゃんはあんなに顔がこゆいのだと、映画の内容とは別のところで、反応してしまう自分もいた。それ自体、平和やな~。


20日
・ごはん
・天ぷら(海老、かぼちゃ、なす、青じそ)

土曜日。とってもシンプルに天ぷらとごはんだけの食事にした。夫が揚げてくれた。天丼にしなかったのは、甘辛系の味で一辺倒になるのは避けたかったため。できるだけすっきりした天つゆと塩の2種類でいただいた。おいしかった~。




19日
・ごはん
・トマトのポタージュスープ(冷製)
・スペアリブのレモン&バルサミコ酢煮込み
・ゆでじゃがいものチーズあえサラダ
・ルコラ

金曜日。レモンとバルサミコ酢でスペアリブをじっくり煮込んだ。酢豚の洋風版のような味に。冷たいスープとよく合った。


2015.6.20

昨日から夫が「あ、カマキリ!」と言っていたわけがわかった。昨晩夜遅く、私もカマキリを見たような記憶があるのだが、寝ぼけていたのかもしれないと、記憶を打ち消していた。しかし、寝ぼけてなどいなかったようだ。ちっちゃいカマキリの赤ちゃんが洗面所にいた。いっちょ前に鎌を振り上げ、こちらを威嚇してきたが、そのままにしておくと餌がなくてかわいそうだから、歯ブラシ置きごとそーっと扉のところまで運んで、外に出してやった。




18日
・トマトのポタージュスープ
・アスパラとハムのスパゲティ
・じゃがいものグラタン
・昆布漬け大根

木曜日。スパゲティの味は、にんにくとオリーブオイルで作る基本のペペロンチーノに、アスパラとハム、さらに醤油をひとたらしして醤油風味が加わった味である。オリーブオイルと醤油の相性は抜群だな。素直に味の想像がつくように思われる。真っ赤に熟れたトマト1キロどっかーんと使って作ったトマトのポタージュスープは、栄養満点だと思う。夏の味。

 

17日
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・豚の冷しゃぶ、ごまだれで
・ポテトサラダ
・大豆と筍のさっと煮
・昆布漬け大根

水曜日。ポテトサラダは私が、あとは全部夫が作ってくれた。練りゴマを使ったごまだれがおいしかった。懐石とかそういう高級路線ではない、ただの、おうちの和食。いいもんだなあ。


2015.6.18

16日
・ごはん
・鶏とごぼうのすき煮
・オムレツ、マッシュルーム入りデミグラスソースで
・ポテトサラダ

火曜日。食事全体の方向性を考えて献立を組み立てるというより、それぞれが主張した食べたいものを好きなように作った感のある食事となった。とはいえ、あまりバラバラ感が出なかったのは、全部ごはんに合うという特徴を持っていたからかも。


15日
・ごはん
・大根と豆腐のお吸い物
・ぶりの照り焼き
・かぼちゃの素揚げ

月曜日。前日のお昼に作ったうどんのおつゆを再利用してお吸い物にした。うっかり酒をきらしていたため、ぶりの照り焼きの漬け汁に、酒の代わりに梅酒を使ってみたら、ほんのり梅風味となり思いの外よかった。


14日
・ごはん
・鮭フライ、人参もやし餡かけ
・小いわしの南蛮漬け

日曜日。冷凍庫のなかにある魚を使って夫が作ってくれた。小いわしの南蛮漬けが大ヒット。南蛮漬けを食べたら夏だって感じがする。




ほんわかしていると何ごともなく通り過ぎていくのだけど、よくよく考えてみると、ぞわっとくる事態であったり、なんてことに後付け的に気づいてしまうことは、多かれ少なかれきっと誰にもあるでしょう。でもそういうときは、歴史的出来事と日常生活の些細な積み重ねとの間には、張ろうと思えば如何様にでもリンクを張れるものだと思って、ナーバスになりすぎたら絶対にダメ。気づいたことの恐ろしさに負けちゃダメ。でも、気づかないフリをするのもダメ。 Don't Worry Be Happy  Don't Worry Be Happy  と呪文を唱えよう。

植物を見て回るのも、気分転換に、とてもよいでしょう。先月、Nさんから鉢ごといただいたメドウセージ。日を追うごとに丈を伸ばし、蕾をつけ、とうとう花が咲きました。マートルもカワラナデシコも開花。6月もまだまだ花の季節。うれしいなあ。この世にこんな風に生きているって、しあわせだなあ。植物さん、そばにいてくれてありがとう。


2015.6.16

庭の植物たちの様子。辺りの雑草を睥睨しながら咲く花菖蒲の「おだまり!」感に対して、同じ紫系統の花とはいえ、赤紫色をしたホタルブクロのたたずまいは、なんと奥ゆかしいのでしょう。花や葉っぱそれぞれに個性があって、なかなか目が離せません。

 

 


13日
・トマトの冷製スパゲティ
・鮭のソテー
・蛸とじゃがいものサラダ

土曜日。夫が作ってくれた。献立全体の味のバランスがとてもよかった。ありがとう。お昼のタコ焼きの残りを使い切ることができて、うれしい。


12日
・ごはん
・麻婆豆腐
・スパイシーチキン
・いんげんのコチュマヨソース
・きゅうりの浅漬け

金曜日。辛い物を食べて、汗噴き出して、すかっとしたいという願いをこめて、夫婦分担して作った献立。じめじめ蒸し蒸し感を吹っ飛ばせ。


2015.6.13

11日
・チキンカレーライス
・アスパラのコチュマヨソース
・ピーマン炒め
・スライストマト

木曜日。土井善晴さんのレシピで作るチキンカレーは、おだやかな味で、しみじみおいしい。土井さんのレシピは、気分転換をかねて、ルーから作りたいとき、でも、だからといって、何種類もスパイスを配合したり複雑な手順の超本格カレーを長時間かけてまで作る気にはならないとき、ちょうどいい気がする。さらさらしているけど、ちゃんとこくもあって、胃もたれ知らず。


10日
・ごはん
・セルビア風スープ、ブロッコリー入り
・豚の生姜焼き
・ほうれん草のバター炒め

水曜日。ゆういちろうが家庭科で習ったやりかたで豚の生姜焼きを焼いた。次の日のお弁当用に少し取り分け、残りを夕飯のおかずにした。「おいしい~」と言ったら、「それお世辞でしょ。ここが焦げたのが、ちょっと失敗だったと思う。」と、非常に冷静なコメントがかえってきた。もしかして料理男子になる素質があるかも♪


2015.6.11

土、日、月と、東京出張に出かけた。以下、備忘録のため旅行記録を記載しておく。

6月6日(土)には、
 東京港区の、Takuro Someya Contemporary Art (TSCA)にて
  今井俊介、岡﨑乾二郎、大山エンリコイサムによる三人展

6月7日(日)には、
 板橋区立美術館にて、『近代日本の社会と絵画:戦争と表象』展
 豊島区立熊谷守一美術館にて、熊谷守一美術館30周年展
 東京国分寺の、丘の上APT 兒嶋画廊にて、
  藍染めボロ着、ボロ布展 INDIGO BOROCOLLAGE
 東京国分寺の、switch point にて、寺田佳央 アマルガム展

を、岡﨑乾二郎さんのお車で、東京の住宅地にある画廊、美術館をぐるりと回って見ることができた。6日は、urizen/POST STUDIUM の木原進さんも一緒にドライブ(新国立競技場の建設予定 地の周りを走った)、翌7日は、ぱくきょんみさんも一緒に、途中ボロ展からは国分寺の町をぱくさんと散歩しながら見て回った。たった二日間でこれだけ見て回れたのは奇跡的。

両日の夜には、国分寺 urizen/POST STUDIUM にて、それぞれ科研勉強会と岡﨑理論ゼミがあり、展示を見た経験とそこで議論されたこととが、ミックスされて、私はすっかり活性化された。


9日
・セルビア風スープ
・ハムとブロッコリーのトマトソーススパゲティ
・マッシュルームの炒め物

火曜日。スパゲティは夫が、スープは私が作った。



7日のお昼に、ルーマニア詩祭から帰国されて間もないぱくさんに、現地でおしえてもらったというセルビア風スープをごちそうになった。そのとき、乾燥ハーブのたくさん入った天然スープの素を分けていただいた。今晩、それを使って、ぱくさんに教えていただいた作り方(挽肉にカッテージチーズをたっぷり入れるという)を思い出しながら、スープを作ってみた。結果、家族にも大好評♪

スープの素に入っているハーブの種類は謎。独特の爽やかな味のする緑の葉っぱは、タラゴンか何かだろうか。東洋とも西洋とも特定できない、得も言われぬ味になる。今まであまり口にしたことのない、だけど、とてもおいしい味のするスープになった。(←ボキャブラリー貧困ですみません)


8日
・親子丼
・野菜炒め
・ほうれん草のおひたし

月曜日。東京より帰宅。卵を買い足して、親子丼を作った。しょうゆベースの献立。私にはしょうゆの味が少々濃く感じられたのだが、夫とゆういちろうは全然問題ないという。健康のため、しょうゆの味つけに関しては、今後、私の舌にまかせてもらいと思った。


7日
・水

日曜日。東京出張二日目。この日は夜遅くまで、理論ゼミがあった。充実した内容。特にお腹がすかずホテルで水だけ飲んだ。


6日
・石焼きビビンバ

土曜日。東京出張初日。科研研究会後、みんなで焼き肉屋さんに行き、料理を頼んだ。お焦げの部分が香ばしくておいしかった。コチジャンをもう少し混ぜてもらえばよかった。


5日
・ベーコンと野菜のコンソメスープ、カレー風味
・オムライス
・ゆでじゃがいものチーズあえサラダ
・プチトマト

金曜日。夫婦でうちにあるものでちゃかちゃかと作って乗り切った。じゃがいもを丸ごと茹でたのち、手で皮をむいて、ほぐしたサラダが特に気に入った。


2015.6.9

4日
・トマトの冷製スパゲティ
・小いわしの煮込み(スペイン風)
・なすとトマトのチーズ焼き
・レタスとコーンとルコラのサラダ

木曜日。生活クラブで注文した広島県産小いわしを、レシピに従って、スペイン風の煮込みを作ってみた。鍋に、薄切りのたまねぎ、じゃがいも、みじんぎりにんにく、ローリエ、トマト、ピーマンを重ねた上に、いわしを乗せ、塩、こしょう、パプリカ、サフランを振りかけ、白ワイン、水、オリーブオイルを1:1:1の分量入れて(具の半分くらいかぶる程度)、20分煮込む。簡単でおいしい。魚と野菜から出たスープの旨さが特に体に沁み入る。これは日本人好みの味だと思う。この前作った済州島風辛煮もおいしかったし、いわしは世界中で愛されている魚なんだな。





その他の料理は夫が作ってくれた。野菜をたっぷり食べたかったとのこと。


3日
・ペペロンチーノ
・ハンバーグ
・トマトとレタスのサラダ
・冷や奴

水曜日。来週火曜日に定期注文しているお米が届く。それまでもたせるために、夕飯はご飯以外のものになりがちな今週である。お弁当のご飯だけはぜひとも確保したい。メインのハンバーグは夫が作ってくれた。ソースがおいしかった。ありがとう。


2日
・豆腐のすまし汁
・親子丼
・トマトとレタスのサラダ

火曜日。冷蔵庫にあるもので、ささっとできる献立にした。カットわかめを切らしていることが判明(悲しい)。豆腐だけのすまし汁になった。


話変わって、ただいま庭は、花の季節から、夏草の季節へと変貌中。





2015.6.4

1日
・魚介風味のトマトソーススパゲティ
・鯵のお刺身サラダ、カルパッチョ風
・人参とごぼうの洋風きんぴら
・大豆のコンソメ煮

冷凍庫にある厳選魚介類を少しずつ解凍して食べている。ストック品はこうやって少しずつ回転させていって、いつのものか分からないふる~い冷凍品が出てくるのを避けないと。ふだん肉類を口にすることが多いだけに、久しぶりに口にする魚の有難味は倍増。あと残っているのは小イワシ。ふふふ、どうやって料理してやろうかしら(笑い)。

季節ごとの魚の分布について頭に入れるためにも、海流と風の関係をもっと知りたいと思い、奥村昭雄先生の2001年の和文英文併記私家版論文、『海流と風・・・・・・図で見るその仕組み』(3回目の改定版)を、やっと今ごろ読み始めた。あとがきで「月の力が生み出す海流の仕組み、太陽熱による風、それらが組み合わさった地球の大循環の仕組みを、数式を使わずに図を通じて考えてきました」と述べられているように、図から考えを組み立てているので、数式をまともに読めない私には、たいへんありがたい。ゆういちろうと一緒にも読める! しっかり理解したいと思う。


2015.6.1

31日
・ごはん
・赤パプリカとトマトの冷製ポタージュスープ
・鶏のつくね、ピーマンともやし炒め添え
・冷や奴

日曜日。夜は、夫のたっての希望で、鶏のつくねを作った。薄めの出汁醤油で蒸し煮したあとに、軽く網焼きしたもの。鶏の肉汁のたっぷりの出た同じフライパンで、ピーマンともやしを炒めたら、予想以上においしい野菜炒めができた。




30日
・冷製カルボナーラ
・赤パプリカとトマトの冷製ポタージュスープ
・鰹のたたき、ラビゴット風ソース
・茄子とじゃがいもの素揚げ

土曜日。夫が、生ハムと冷やし温泉卵をトッピングする冷製カルボナーラのレシピをどこかから見つけてきて、それを作ることがまず決まった。冷蔵庫に肉や魚介類はなく、あと主菜を何にしようかしばらく考え迷っていて、思い付いたのが、冷凍庫にある鰹のたたきを洋風にアレンジすること。井上絵美先生が鰹のたたきに、刻んだ茹で卵入りの和風ラビゴットソースを合わせるレシピを考案されていて、それに触発された。ただし玉ねぎやピクルスを刻む代わりに、ソースに投入したのは、この前、弟の奥さんと姪っ子がお土産にとチョイスしてくれた「スパイシーオニオンジャム」。元のレシピとかなり違った方向に進んだのだが、おいしくできた! きっともう二度と再現できない、一期一会の味。

 



翌朝は、中途半端に余っていたドライカレーを利用して、カレーピラフを作り、水菜にこのラビゴット風ソースをたっぷりかけた。朝寝坊したためお昼ごはんみたいな朝食になった。ソースには、まるでチャツネといってもいいスパイシーオニオンジャムが入っているせいか、カレーとの相性は抜群だった。

最近、いきあたりばったり思い付くままに料理を作っているが、昔より、失敗の機会が減って来たような気がする。うれしい♪


2015.5.31

29日
・ドライカレーライス
・じゃがいものグラタン

金曜日。明日はゆういちろうの中学校で土曜参観の日であり、お弁当が必要であることが判明。そこで、朝温め直してご飯に乗せるだけで済む、ドライカレーを作った。今晩はそれに、じゃがいものグラタンを合わせた。どうしても私が食べたくなったのだ。なんとなく、こってり日和。ゆういちろうからは「こういうの続けると血管詰まるよ」と警告された。はい、へい、ほー、わっかりやした。


28日
・ごはん
・ハム、新玉ねぎ、マッシュルーム入り中華風卵スープ
・麻婆豆腐
・インゲンとマッシュルームのサラダ
・ルコラとレタスのサラダ

木曜日。即興で作った割には、中華スープがおいしくできた。酒、醤油、砂糖、塩、胡椒で味付けした鶏ガラスープの素を入れた水で具材を煮込み、卵を最後に流し入れて出来上がり。にんにくやしょうがのスライスも入れて、夏カゼ撃退に配慮したスープ♪ この日は私の誕生日だったのだが、ごく普通のごはん。夫が買ってきてくれたいちごのショートケーキを食後にみんなで食べた。今は、そういう、ささやかなのがうれしい気分。特別に気張ったことは特になくていい。


27日
・ごはん
・たまねぎとわかめの味噌汁
・鶏の甘辛煮
・かぼちゃと筍の煮物
・ルコラとマッシュルームのサラダ
・ところてん、二杯酢で

水曜日。夫が作ってくれた。かぼちゃの煮ものがほっこりして特においしかった。ルコラはなぜか固く苦み走っていた。旬が過ぎたの? そもそもルコラの旬っていつだっけ? しょっちゅう口にするくせに、基本的なことを何も知らない。


2015.5.29

26日
・ごはん
・トマトのポタージュスープ
・豚肉のサワークリーム煮込み
・タコとにんにくの芽炒め
・千枚漬け

火曜日。サワークリームが余っていたので、豚薄切り肉の煮込みを作った。豚フィレ肉で作ると、よりごちそう風になるが、薄切り肉で作ってもおいしいことが判った。ビーフストロガノフの豚肉バージョンである。家計にも優しいので、なおのことうれしい。ただし、夫からは、なるべくなら豚フィレで作るようにと言われた。はい、了解です、分かってます。

日曜に、Nさんが丹精込めて作っておられる野菜をいただいた。今晩は、にんにくの芽(アスパラガスも1本混じっていた、ラッキー!)の炒め物を作った。タコと一緒にオリーブオイルで炒め、各種スパイスと白ワインを振り、炒め蒸し煮にした。仕上げに三つ葉を混ぜ入れて御浸しのようにした。自分では、野菜たっぷりなんちゃってモロッコ風と呼んでいる。そして自分で言うのもなんだが、おしいくできた。私が気の向くままに創作するとき、たいていはうまくいかないのだが、今回は違う! ゆういちろうも今日は箸がすすんだ。滅多にないことなのだから、自慢させておくんなまし!


2015.5.26

25日
・皿うどん(固麺)
・水菜のサラダ、味噌ドレッシング

夫が作ってくれた。ありがとう。おいしかった。本当はちゃんぽんが食べたかったそうだが、今の季節はなかなかお店に売っていないそう。


24日
・日清ラ王(醤油味)

この日は、FくんNさんSさんご一家と、待ちに待ったパーティの日。楽しかったな~。いつ終わるとも知れぬ、Fくんとゆういちろうによる、幽玄かつ壮大な不条理人形劇も堪能。学生時分であれば、絶対に泊まっていって、もっといっぱいおしゃべりしよう!と引きとめただろうな。でも、大人だから、そういう訳にはいかないのよね(悲しい)。みんなが帰った後、夜中、小腹がすいたので、インスタントラーメンを食べた。

庭全体が緑色でいっぱい。花もいっぱい咲いている。目立つ花、地味な花、花それぞれだけど、みんな一所懸命咲いている。





2015.5.25

23日
・鮭ときゅうりのサラダ寿司
・酢豚

土曜日。夫と私とで、それぞれ酢豚と寿司を、時間差で分担して作った。時間があるときはむしろ時間差で作ったほうが、狭い台所でぶつかりながら作るより、お互いに気分がいいかもしれない。夫婦喧嘩をしたわけでは全くなく、純粋にそう思った。酢豚が彩りよい出来だったので、写真に撮っておけばよかった。すっかり忘れてた。食欲に負けて、すぐ取り分けてしまった。


22日
・スパゲティ・ペスカトーレ
・サルティンボッカ
・鯛のカルパッチョ
・コーン入りサラダ

金曜日。夫が作ってくれた。サラダとカルパッチョに、それぞれ工夫を凝らしたドレッシングがかかっていて、ゆういちろうと一緒に競争のようにして食べた。



お昼に食べた茄子の漬物。あまりのつややかさに包丁を入れるのがもったいなく、しばしうっとりと眺めてしまった。この世界は色彩に満ち溢れている♪


2015.5.23

最近、庭にうぐいすがやって来て、あまり上手ではないが、ホーホケキョと鳴いている。のどかだなあと思っていたら、一昨日、おそらくうぐいすだと思われるくすんだ抹茶色(うぐいす色)の小鳥が、自分より一回りも体の大きいムクドリをどつきまわしていて、驚いた。のどかだと思っていたのは人間ばかりで、彼は、懸命に番を張っていたみたいだ。



庭のジューンベリーが熟し始めた。見るだけでおいしそう。だけど、そのまま食べても、食べられなくはないが、たくさん食べようとは思わない味。砂糖漬けにしてパウンドケーキに入れると、苦みと甘みがバランスよく、とてもおいしいのだが(建築家の奥村まことさんから教わった)、鳥のほうが先に食べてしまってなかなか着手できない。なんだかんだいって飽食の時代にどっぷり浸かっているせいか、鳥よけ手段を講じてまで、お菓子を作りたいという情熱は今のところわかない。自然に成るにまかせている。でもいつか、鳥を押しのけて、ジューンベリー入りパウンドケーキを作ってやるぜ!という密かな野望は、自分のなかでこれからも持ち続けていくつもり。


21日
・ごはん
・トマトのポタージュスープ
・鶏の酢照り焼き
・ほうれん草の白和え
・ところてん、二杯酢で

木曜日。あともう一日したら休みだ。金曜日は夫の出発時間が朝7時と早く、それまでにお弁当を作らないといけないので、明日の朝はいつもより早起きしないといけない。もはやお洒落とか写真を撮るなどといった心の余裕はなく、頭のなかに一番あることは、間に合うかどうかということだ。


20日
・ごはん
・新玉ねぎのぽったら煮(三日目:味噌仕立て)
・トンカツ
・レタスとトマトのサラダ
・昆布漬け大根

水曜日。非常勤の授業があり、帰りが遅くなる日。夫がトンカツを作ってくれた。ありがとう。大量に作った梅昆布風味の新玉ねぎのぽったら煮を最後味噌仕立てにしてみたら、とてもおいしかった。


19日
・ドライカレーライス
・新玉ねぎのぽったら煮(二日目)
・トマトのサラダ

火曜日。合挽き肉でドライカレーを作った。水曜は、家族3人分のお弁当を作る日なので、前日にドライカレーを作っておくと、翌朝、ごはんの上に乗せるだけでよいので本当に便利。


18日
・ごはん
・新玉ねぎのぽったら煮
・焼き餃子
・人参のオーブン焼き、サワーオニオンドレッシング
・キャベツの浅漬け

月曜日。実家から送られてきた新玉ねぎを利用してスープを大鍋いっぱいに作った。メインは冷凍餃子を利用して簡単に済ませた。


2015.5.21

急な話ですが、20日午前に神戸大学で詩人ジャニス・ミリキタニさんの講演会があるそうです。お会いしたかったなあ、行きたかったなあ(残念ながらこの日私は非常勤の仕事が入って伺えないのです)、ご興味のある方はぜひ。
http://www.lit.kobe-u.ac.jp/event/2015-04-28-01.html

彼女の詩を訳したこともある、ぱくきょんみさんより、再上映の決まった映画『ミリキタニの猫』の製作者、マサさんからの情報を経由しながら、ジャニス・ミリキタニさんのことをいろいろおしえていただきました。アメリカ文学(日系アメリカ人文学)を代表する高名な詩人(たぶん日系アメリカ人では一番有名な詩人)という側面以外にも、地域社会活動家としても精力的に活動されているらしい。

マサさんの言葉(「」に入れて)を紹介します。

「ジャニスは夫(牧師)の教会(グライド・メモリアル教会)の活動のプログラムディレクターのような立場です。活動はホームレスへの援助、ドラッグ中毒患者の救済・更生、DVに遭った女性の救済などなど様々な活動をしています。貧困者・弱者の救済・援助の活動家として、サンフランシスコでは非常に高名で、活動の規模としては全米でも有数です。その活動の年間予算は膨大な額です。この活動費をファンドレイズするのが現在のジャニスの役割。」

先月には、日系人の強制収容所の品々のオークションを阻止する運動にも貢献されたとのことでした。

「戦争中に日系人が強制収容所で作った美術工芸品、そして収容者の写真(収容者はひどい目に遭っているのではなく、楽しく暮らしているとアピールする目的で、当時アメリカ政府が写真家に撮らせたプロパガンダ写真だけど)」の数々が、ニュージャージーのオークション会社によって行われると分かったのが先週の話」

「実際のオークションまでは約一週間と時間がない。阻止運動の展開としてはなかなか素早く、効果的に動いたと思うんだけどな。ジョージ・タケイをはじめとする日系人の著名人が動いた(ジャニス・ミリキタニも大きく貢献した)。マスコミ(テレビのニュース、新聞)を巻き込んで大々的にニュースとして取り上げてもらった。ニューヨーク・タイムズにも記事が載っている。(そんなこんなで日本のマスコミでも報道されたみたい。)オークション阻止のためだけにフェイスブックページ「日系人史〜売り物ではない!」(Japanese American History: NOT for Sale)も作って、キャンペーンを展開(このフェイスブックページに行くと、オークションに出される予定だったジミー・ミリキタニの写真も見られる。)そして署名運動もメールなどで一気に広まったみたい。」

様々な差別や偏見と闘いながら、アメリカの日系人が現在の地位を築いてこられたのだと思うと、胸があつくなる。自分の知らないところで、今日もきっとたくさん、人間の尊厳に関わる運動がおこなわれているんだろうな。

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17日
・トマトの冷製スパゲティ
・たことルコラの梅みそそぼろあえ
・フライドポテト

16日
・フレンチディナー

5月16日~17日、週末を利用して、岡山の父の古希のお祝いに、両親、弟家族、うちの家族が集まって、みんなで奈良ホテルに泊まった。楽しかったな。一生の思い出のひとつになった。写真もみんないい顔で写っている。


2015.5.17

15日
・チキンカレーライス(2日目)
・じゃがいもと玉ねぎのサラダ
・焼きキャベツと豆腐のサラダ、サワーオニオンドレッシング

金曜日。土井善晴さんレシピによるチキンカレーは、朝。昼、晩、何度も火を通した2日目の夜ともなると、味がぐっとまろやかになっている。作りたてほやほやの初日はしょうゆをかけたほうがおいしいが、2日目はしょうゆなど絶対に入れずに、そのままいただくのがお勧め。だからこそ、初日の段階で、仕上げの隠し味としてしょうゆを鍋のなかにあらかじめ入れるのは、避けているのさ!



本日のお弁当。カレーから鶏肉を取り出しておかずにした。昨晩のふかしかぼちゃを足し、チーズオムレツを朝、超特急で作って、なんとか中身を間に合わせた。


14日
・チキンカレーライス
・ふかしカボチャ、バルサミコ風味
・トマトのサラダ、マスタードソース

木曜日。午前中、非常勤の仕事を終えたあと、一週間の疲れがどっとでた感あり。おととい深夜に焼いたさくさくクッキーを齧ると、そのちょうどよい甘さにまさに「癒された」。バター、砂糖、卵、小麦粉で作る、何の変哲もないクッキー。(もう少し詳しく書くと、無塩バター70g、砂糖50g、卵1個、小麦粉120gを順番に混ぜて、冷蔵庫で少し冷やし固めて、適当な形に切って伸ばし、180度のオーブンで20分焼いた、型要らずのクッキー。)ちょっとした子どものおやつにちょうどいいんじゃないかと焼いておいたが、大人にとっても、よかった。私の作った甘いものを普段は好まない夫も、珍しく気に入ったみたいで、こういうのが好きだと、いくつも食べていた。

ごはんはスパイスで元気をだそうと、カレーにした。最近お気に入りは、土井善晴さんのチキンカレーレシピ。皿に盛った後、食べる直前に、しょうゆをひとたらしして、好みの味に最終的に仕上げるのが我が家流。我が家流って大袈裟に言うなよってお思いになるかもしれないが、ほんと、この行為があるかないかで全然味の満足度が違うのだから、料理ってほんとうに面白い。市販のカレールーで作ると、しょうゆをたらそうがたらすまいが、もともと味が濃いのでそんなに変わらないが、土井善晴さんのレシピは劇的に何かがよりよい方向に変化する。


2015.5.15

13日
・スパゲティ・カルボナーラ
・鰤のムニエル、レモンバターソース
・粉吹きいも マスタードソース
・赤パプリカのマリネ

水曜日。今日は私が非常勤の仕事で帰りが遅くなる日だった。台風一過で日中は日差しが強かった。こういう日は、酸っぱいものが欲しくなるもの。駅のコンビニでレモンジーナというペットボトル炭酸飲料を買い、行儀が悪いと思いつつ、通勤電車の乗り換えの合間にごくごく飲んでしまった。

帰宅するとごはんがほとんどできていた。助かる、ありがとう。家にある材料で、ひねり出したとのこと。(というか、いつの間に食材を買い込んでいたのだ?) マリネやレモンソースなど、酸味のバランスもばっちり♪で、とてもおいしかった。


12日
・ごはん
・たけのこの澄まし汁
・豚肉と人参、玉ねぎ、茄子の辛味噌炒め
・きゅうりとトマトのサラダ
・塩昆布

火曜日。辛味噌をこれで全部使い切った。前日とほぼ同じ主菜になったが、家族みんなが好きな味なので文句は全然出なかった。ケの日はこれでよし。翌日のお弁当にもたっぷり入れましたよ~。


2015.5.13

  

庭のバラたちが次々と咲き始めた。一番早かったのがサンショウバラ。たった一日で散ってしまう花。バラのなかでは超大型。樹木として大きく枝張りし、一重のひらひらした花が、たくさんのちょうちょがひらひら飛びながら止まっているように、日替わりで咲く。本当に魅力的なバラのひとつ。箱根や富士山付近にのみ自生する原種の野生バラ。火山活動が心配。

もう一つは、ご近所の方がくださったイングリッシュローズ。これも大好きなバラ。とても強いいい香りがする。品種名は聞いたが忘れてしまった。雨に打たれ弱いのが難点。自らの花びらの重みに耐えられず、花首が折れてしまう枝も。その分、遠慮なく切って、うちのなかに活けられるから、ありがたいのだけど。花を好きな人に、一重と八重、どちらが好きですか? なんて聞くだけ野暮。甲乙なんてつけらない。どちらもいいんだもの。


11日
・ごはん
・なめこの味噌汁
・豚肉とインゲンの辛味噌炒め
・ほうれん草のバター炒め
・レタスとトマトのサラダ

9日に手作りした焼き肉用のタレを炒め物に再利用。さらにそれを明日のお弁当にも。こうやって回していく。


10日
・パン
・パプリカの冷製スープ
・鶏の照り焼き
・ニース風サラダ

母の日ということで、夫が朝昼晩作ってくれた。ありがとう!! この日特筆すべきことは、朝食に「シャクシュカ」という卵料理(イスラエルの家庭料理)を作ってくれたことだ。イスラエルって悪い国じゃないの?って私が聞くと、料理に国籍は関係ない。悪いも良いもない。もともとモロッコなど中東地域の料理がイスラエルに入って人気の家庭料理となり、さらにそれが今では、お洒落な朝食として、ニューヨーカーのあいだでは常識になっている料理だそうだ。(←すべて夫による談話) 



何度聞いても、かくしゅか? しゅかざっく? 名前が覚えられない。しかし、食べてみると、クミン、カルダモンなどのスパイスが効いて、卵とトマトの相性もとてもよく、また作って~~と相成った。

夫はニューヨーク礼賛の人かと思いきや、そうでもなく、ジャーサラダなるものの存在には懐疑的だった。ジャーサラダって何?と私が聞くと、そんなことも知らないのか、タコ娘! あんたニュースちゃんとチェックしてる? とびっくりされたので、「いや、少しは知ってるけど」とつい嘘をついてしまった。たこ焼き以前の私であれば、またウザ絡みだわ、スルースルーとなるのだが、たこ焼き以後の私は、とっても従順。彼の食に関する発言は、なるべくメモをとろうと思っている。

ジャーサラダは、ニューヨークで流行った後、日本でもおもに女性誌を通して紹介され、若い女性のあいだで大人気となっている、瓶に層をなして野菜を詰め込むサラダだそうだ。どう詰め込むかに作り手のセンスが現れる。瓶に入れた野菜の彩りをまずは目で見て楽しむもの。そして普通のサラダより日持ちするのが売りだそうだが、高温多湿の日本では、過信は禁物。この時期は特に煮沸消毒をしっかりしないと雑菌が繁殖する恐れがあるらしい。(←すべて夫による談話)

要は、お洒落願望の強い私が、聞きかじりで覚えてきたこのサラダを、いいかげんに作って、食中毒を出さないかを夫は心配していたみたいなのだが、それは杞憂。この4月から始まった、息子のお弁当にどう彩りよくおかずを詰めるか問題に日々頭を悩ませている私にとっては、そもそも最初からジャーサラダは鬼門。この手の立体的情報産出技術をもっとも苦手とする。お皿のうえにふわふわっと葉っぱを乗せるほうが、まだ性にあってる。


2015.5.11

9日
・高菜チャーハン
・冷麺
・焼き肉、サンチュで巻いて
・なすときゅうりの冷製スープ、ミルク編

夫が作ってくれた。週末食事の主導権を握ってくれると、本当に助かる。うれしいわ~

さて、一つ御報告が。

うちでタコ焼きパーティできるくらいにはタコ焼きを焼けるようになりたいと、ひと月ほど前に、ふと思い立ち、休みの日のお昼に、密かに、せっせとタコ焼きを焼く練習をしていた。ところがどんなに独り練習を重ねても、私が焼くと、半球のなかにタコが入っている代物になってしまう。この様子をずっと見てきた夫から、なんであんたは普通の人が普通にやれば普通にできることができないの? ほら、これみて、もともと丸くなりたがっているじゃない? と、散々バカにされ、こちらもつい頭に血が上り、そこまで言うんだったら自分でやってみろやと、静かな午後のはずが、いつの間にかタコ焼きバトル場に。




結果は私の完敗。夫が焼くと、素敵に真ん丸なタコ焼きが出来上がる。見た目だけでなく、夫と私のタコ焼きとでは、味が全然違う。同じ食材、同じ道具を使っているのに。片や、固くてぱさぱさ、片や、外はカリっ中はふわふわ、タコ、ジューシー。ここまで圧倒的技術の差を見せつけられると、悔しさよりも、爽やかな尊敬の念が。私もうまく焼けるようになりたい、よければコツをおしえてくださいと、素直に思った。


2015.5.9

8日
・ごはん
・なすときゅうりの冷製スープ
・回鍋肉
・マッシュルームとプチトマトの炒め物
・春菊と豆腐のサラダ

今日は30度近くまで気温があがり、暑かったので、暑気払いになるかと思い、なすときゅうりと新玉ねぎを少量の水で茹でてペーストし、冷やし、冷たいだし汁で割ったスープを作った。回鍋肉には、少なめの豚肉に、キャベツたっぷり半個分を入れた。キャベツが多い分、出てきた汁は多目。かなり残る。大事にとっておいて、翌日ご飯にかけて食べると、二度おいしい。


7日
・ドライカレー
・ズッキーニとスナップえんどうの炒め物
・春菊のサラダ

合挽き肉400グラム。煮込みハンバーグを作るつもりだったが、パン粉がないことに気づき、急きょ予定変更してドライカレーにした。

それにより、8日のお弁当は、ドライカレーピラフに。たけのこの根っこの部分を細かく刻み、ドライカレーとたけのこと、ついでに昨日の残りのズッキーニも一緒に炒めた。簡単だけど、滋味深い味になったように思う。うっすらとドライカレーを重ね、さらにその上に、スナップえんどうもさりげなくあしらい(本日のおしゃれ!)、お弁当らしさを盛り上げた。



この時期は、とにかく食中毒が怖いので、見た目以前の大問題として、腐敗防止に努めるようにしている。白ご飯のときは梅干をわざとつぶれるように置いてみたり(ご飯の上に梅干がべたっと広がると余計に腐りにくいんじゃないかと思ったり)、ご飯に肉を乗せるときは、刻んだ梅干やスパイスを効かせてみたり。

その他、気をつけていることといえば、包丁などで金気の切れ目をなるべく入れないようにしていることも挙げられる。牛肉で野菜を巻いた物など、斜めに切ったほうが絶対に見栄えはすると思うが、すぐに口にするならいざしらず、下手にいじることで、そこから悪い菌が入って増殖するんじゃないかと、やたらと神経質になっている。「おにぎらず」も秋以降、涼しくなってからにするつもり。

ただし、なぜか卵焼きを切ることに関しては、そこから悪い菌が入るかも~~などとは全く思わないのだ。自分でも、自分のダブルスタンダードぶりを、不思議に思う。一体なんでだ? 作りたてアツアツだから大丈夫だと思っているのか? それとも、まな板と包丁を余分に洗いたくないという、横着心が、「切りたくない傾向」に一役も二役も拍車をかけているのかなあ。朝、忙しいときに、洗い物はできるだけ少なく済ませたいという、主婦の切なる思いが、そうさせてるのかなあ。よく、わかんないや。


2015.5.8

6日
・たけのこご飯
・赤パプリカの冷製ポタージュスープ(昨日の残り)
・鰹のたたき
・たけのこのさっと煮

実家からたけのこや新玉ねぎなど、旬の野菜が送られてきた。さっそく茹でて、たけのこご飯に。おいしかった~。一番おいしいところはご飯に入れたが、それ以外の部分も、十分楽しんだ。先端や甘皮部分を細切りにして、酒と水にほんの少しの醤油でさっと煮たなかに、山椒の葉を少々刻んで入れてみたら、見違えるほど味がしゃんと引き締まってびっくり。山椒というジャパニーズハーブの威力を思い知った。


5日
・トマトの冷製スパゲティ
・赤パプリカのポタージュスープ
・スパイシーチキン
・ニース風サラダ

夫が何やら発奮して(発狂はしないでね)、いろいろ作ってくれた。スパゲティとチキンにはスパイスがたっぷり入って辛かったが、とてもおいしかった。トマトの冷製スパゲティは夫特製のレシピで、作り方をなかなか教えてくれない。ちなみに私がゆういちろうに「お母さん特製の**を作ってあげようか?」と言うと、どうも「特製」という言葉の響きがジャイアン特製のジャイアンシチューを想像させるようで、「いや、絶対無理しなくていいから、普通が一番!」と制止される。


4日
・とろろそば
・アジの竜田揚げ
・プチトマト



キャンプからかえってきた。ストック棚や冷蔵庫にある、あり合わせのもので、簡単な食事に。アジの竜田揚げは、油で揚げればいいというところまで味付け調理してくれている冷凍食品を利用。こういう商品はありがたい。


3日
・パン
・ビーフステーキ
・じゃがいもと玉ねぎの温サラダ
・レタスとトマトのサラダ

キャンプ2日目。夫がステーキを、私がサラダ類を作った。超節制主義だった前回に引き続き、今回も、お昼はぶっかけ素うどんにするなどキャンプの食事ではかなり節制を心がけた。しかし、全部節制すると気分がやさぐれることも分かったので、この日のメイン、ステーキ肉については1点豪華主義で少々奮発した。みな、肉ってこんなにおいしいんだと、神妙な面持ちで(=おいしさのあまり眉をひそめたり目をつむったりして)、ありがたくいただいた。


2日
・魚介のブイヤベース、スパゲティ入り

奈良・吉野、天川村キャンプ初日。魚介のブイヤベースと書くと、とても聞こえはいいが、イカの足(ゲソ)など刺身には決してならない魚介を利用した、まかない風の簡単鍋を作った。スパゲティを添えて、お腹を膨らませた。

キャンプ場すぐ近くの川沿いをしばらく歩いていったところに、小さな洞窟があることが判り、出かけてみた。



杉の木立を抜けると、





橋があって、川遊びをしている人たちもいた。



澄みわたる川の水にしばし呆然。向こう岸の岩にはたくさん穴があって、吸い込まれそうな感じに。そのなかの二つが、目的地である、役行者ゆかりの蟷螂窟(とうろうくつ)」と「蝙蝠(こうもり)の岩屋」だった。中は真っ暗。聖地ということで写真撮影禁止の場所でもあった。心の眼にしっかり焼きつけてきましたよ~。


2015.5.6

うつむいて庭を歩いていたら、お隣さんとの境に植えたヘデラから、新しい葉っぱがびっしり生えてきているのを発見した。新旧二色のハートマーク。緑のハーモニー。5月が始まったことだし、これからは世界がハートマークで満たされることに、全力を尽くす。やーい、オマエの頭のなかお花畑と、からかわれても、もう気にしない。




5月1日
・チキンカレー(昨日の続き)
・じゃがいものチーズ焼き
・トマトとレタスのサラダ、おろしポン酢ドレッシングで

30日
・チキンカレー
・じゃがいもの重ね焼き
・トマトとレタスと豆腐のサラダ、たまねぎドレッシングで

29日
・ごはん
・昨日の残りの野菜スープ
・梅味噌そぼろごはん
・豆腐とインゲンとブロッコリーのサラダ

28日
・ごはん
・野菜スープ
・茹で鶏の玉ねぎドレッシングがけ
・だし巻き卵、貝割れ大根おろしを添えて


30日のお弁当。前日の梅味噌そぼろを使って、そぼろ弁当にした。前日のサラダからブロッコリーやインゲンを取り分けるのをうっかり忘れてしまったことで、いろどりを工夫するなど、お洒落に対する意欲がそもそもその日は最初から湧かなかった。見た目は少々投げやりな感じがするが、ゆいちろういわく、味はおいしかったとのこと。よかったよかった。



このお弁当を見た夫からは、卵焼きではなく卵そぼろを作って、卵と肉で二色の斜め模様にするなど、工夫の余地が残されているのではないかとダメだしされたが、そんなにがんばっても、私が盛りつけるとどうせ「鬼太郎かまぼこ」みたいになるから、やらないほうがマシだ! 卵焼きのほうが食べやすいのだ!と、この日は、なぜか朝からネガティブ気味だった。お皿に盛るのと、お弁当に詰めるのとは、技術的に全く別物なのだな。道は遠し。


2015.5.1

27日
・かけうどん
・豚の生姜焼き
・ほうれん草の胡麻和え
・春雨入り中華風サラダ
・かぼちゃと筍の煮付け

月曜日。ごはんを炊こうとして、お米を切らしていることが判明。やっちまった。普段ごはん担当の我が身の完全なる不覚。かろうじて明日のゆういちろうのお弁当分だけは確保したが、今晩も、明日の朝も、お米のごはんは無し。今日のおやつのために焼いたブルーベリーマフィンの残りを、明日の朝食に充てる。夕食後のデザートも兼ねて、多目に焼いておいて、正解だった。粉ものの有難味をひしひしと実感した。


26日
・ごはん
・豚の冷しゃぶ、玉ねぎドレッシング
・野菜の天ぷら
・長芋とろろ



日曜日。かぼちゃの天ぷらが食べたい~~と夫が言いだし、どうせなら他の野菜も天ぷらにしてと私がリクエストしたら、作ってくれた。何事も、言ってみるものである。写真には写っていないが筍の天ぷらが特においしかった。初夏らしいさわやかな色合いの食事になった。


25日
・エビとブロッコリーのトマトソーススパゲティ
・ビーフカツレツ
・水菜と豆腐のサラダ

土曜日。大学時代からの親友が我が家に来たれり。坊やと旦那さんも一緒。お昼ごはんを食べたあと、公園をのんびり散歩したり、楽しかったな。また会いたいな。それにしても、記憶をたどっていくと、いろいろとびっくりすることが判ったので、後日メイルで、「私たち、どうやら2人とも、記憶力に少々問題ありだから(!)、これからもたくさん会って、思い出充満して、記憶が飛ばないよう注意し会おう(笑い)。」と伝えた。

お昼は私が準備したせいか、夜は、夫が作ってくれた。助かるわ~。


24日
・ごはん
・大根と水菜のすまし汁
・イワシの済州島風辛煮、サンチュとともに
・いちご

金曜日。ぱく(きょんみ)さんから教えていただいたイワシ料理を作ってみた。水、しょうゆ、すりおろしにんにく、唐辛子粉で、一気にがーっと煮上げるのがポイント。ビールとの相性ばつぐん。ひさしぶりにぐびぐびおいしく飲んだ。ぱくさんが林のり子さんのパテ屋でアルバイトされていた頃、賄いに出して評判にもなったそう。分かる! 魚のおいしい食べ方として、我が家でもこれから出番が多くなりそうな予感大。

砂糖やみりんを使わない分、すっきりした味になって、ビールにもよく合うのでしょうか、等々、お礼がてら感想を言ったら、日本で料理に砂糖を多用するのは、高温多湿のため、つまり、甘辛く仕上げれば日持ちするからとのこと、だと、後日、ぱくさんからさらに教えていただいた。なるほど、そういう訳があったのか。

個人的な味の好みを言うと、甘~い卵焼きと、すき焼きを筆頭にした牛肉の甘辛系料理は例外的に大好きだが、それ以外は、砂糖の入った料理をあまり必要としないような気がする。そういえば、実家でも、料理にほとんど砂糖を使わず、食後のお茶の時に、甘いお菓子を食べるという感じだった。確かに、こってり甘辛系の料理の後は、甘いお菓子はツーマッチで、口の中がすっきりする果物(梨とか)じゃないとバランスが取れないような気がする、などなど、食のことをいろいろ考えだしたら面白くてきりがない。


2015.4.27

今日(23日)は、ゆういちろうの遠足の日だった。伊賀の里手作りモクモクファームに出かけた。ソーセージやパンを手作りするという体験学習も兼ねていて、お弁当はいらなかった。朝いつもより少しのんびりできて、ラッキー。最近夕ごはんのおかずが、お弁当のおかずみたいになってきている。夕ごはんのおかずの残りをお弁当に、ではなく、翌朝のお弁当のための夕飯に、という逆演算現象。



写真は、22日のお弁当。メインは、前日夜のおかずの残り、インゲンと人参の牛肉巻き。若いお母さんが作るような洒落たお弁当に少しでも近づいてみたい(=コツをつかみたい)と思っていて、目下研究中。夫から、私のお弁当には、おかずをレタスで包むとか、素敵なカップに入れるとか、仕切りの部分に飾り(ふりふり)の要素が足りないというダメだしが入り、さっそく試してみた。昆布漬け大根をレタスで包み、いちごを緑のギンガムチェックのカップに入れてみたが、ほとんどお洒落効果がないように思える。だいいち、レタスが上からは見えない。道は遠し。

23日
・ごはん
・豆腐とたまねぎの味噌汁
・塩鮭
・ブロッコリーのコチュマヨソース
・一口がんも
・昆布大根
・プチトマト&いちご

22日
・鶏のトマト煮 ごはんとともに
・ルコラとマッシュルームとトマトのサラダ
・昆布大根

21日
・ごはん
・豆腐とわかめのお吸い物
・インゲンと人参の牛肉巻き
・だし巻き卵
・グリーンサラダ

20日
・ごはん
・大根とオクラのお吸い物
・鯖の味噌煮
・ほうれん草の白和え
・かぼちゃの煮つけ
・豆入りグリーンサラダ


2015.4.23

18日は、ひさびさによく晴れた気持ちのいい土曜日だった。満開を迎えた庭の牡丹も、お日様にあたって花びらがみな輝いていた。アップルパイと一緒に届いた木の実の入ったパンをスライスし、ハムとチーズも買い足し、公園でお昼ごはんを食べよう♪と相成り、いそいそと出かけた。新緑の美しいこと。







19日
・パエリア
・鶏ささみのチーズ焼き
・グリーンサラダ

18日
・パン
・たまねぎのスープ
・プチ・サーモンムニエル
・プチ・ビーフステーキ
・カプレーゼ
・グリーンサラダ

17日
・豚キムチ鍋
・〆うどん

土日は、朝・昼・晩、2日とも、ほとんど夫が作ってくれた。家族でレストランに行く機会が激減した代わりに、「ディナー」っぽい献立をうちでいろいろ作ってみたいとのこと。私は簡単な助手をしたくらい。ソー・ナイス・ハズバンド。ありがとう!! 明日からはまた普段ごはんを私が作るよ。

2015.4.19

16日
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・鶏のみぞれ煮
・茶碗蒸し
・中華風春雨入りサラダ
・日の菜漬

茶碗蒸しとサラダは夫が、味噌汁と鶏のみぞれ煮は私が、それぞれ作った。2人で分担して同時平行して作ると、全体にかかる支度時間を短縮できるから、効率がいいように思う。


15日
・ごはん
・豆腐とわかめの赤出汁
・トンカツ
・大豆のチリコンカン風
・ルコラとコーンのサラダ
・日の菜漬

微妙に余ったミートソースの再利用を考えた。大豆のドライパックとカイエンヌペッパーに水少々を加えて煮込み、チリコンカン風にしてみた。カイエンヌペッパーをどばっと入れてしまい、辛すぎた。失敗。それさえなければおいしかったと思うのだが。惜しい! あとは、夫が作ってくれた。ありがとう。


本日(16日)、大変ありがたいことに、ル・サンクさんのアップルパイが届いた。雑味の全くない、とてもきれいな味に、からだの深いところが静かに感動していたように思う。何かとおしゃべりな家だと思うが、アップルパイを口に入れたとたん、家族全員がだまってしまったのだった(笑い)。本当においしいものに接したときは、人は一瞬静かになるみたいなのだ。



暖かい日だった。庭の植物もどんどん芽吹き、日増しに元気になっているように思う。









足元には、植えた覚えのある花、ない花、みんなそれぞれが好きなように咲いている。おととし生協の野菜売り場で買った三つ葉の根(スポンジ付きの)を生ゴミとして捨てずにとっておき、土に埋めてみたのだが、知らぬ間にあちこちに殖えていることが判明。驚いた。三つ葉や芹の類は、今度から土に埋めてみよう。

2015.4.16

・ミートソーススパゲティ
・じゃがいもと玉ねぎのサラダ
・グリーンサラダ

今晩は、素直にミートソーススパゲティにした。サラダをたっぷりつけてなるべく健康的な食事になるよう心掛けた。お弁当の写真を撮ることは気にかけたが、夕ごはんの写真のことはすっかり忘れてしまった。うっかりしていた。未来展望記憶のキャパが小さすぎるような気がしてしょうがない。



今朝は、お弁当用に、当初の予定どおり、ミートソース入りミニオムレツを作った。黄色の他に、白、赤、緑と、自分なりに彩りを考えて、お弁当を構成してみた。でも、何というか、洒落た感じが全く出てこないのは、なんでなんだろう.....。

2015.4.14

・ミートソース入りドリア
・野菜のコンソメスープ
・ルコラとブロッコリーとトマトのサラダ



朝起きると(決して寝坊したわけではない!)、夫が酢豚以外にもお弁当のおかずとしてソーセージを茹でたりしていた。じゃ、私は卵焼きでも作ろうかなと思って、作って隣に置いておいた。起きてきたゆういちろうと朝ごはんを食べているあいだに、夫が知らぬ間におかずをしゃかしゃか詰めて、「はい、お弁当と水筒」だと、食後すぐゆういちろうに渡していた。電光石火の出来事に、私の入る幕が全くなかった。ゆういちろう中学入学初の記念すべきお弁当の写真を残そうと、昨日から心構えをしていたのだが、そうは問屋がおろさなかった。中華風にしようというコンセプトも、朝になるとどこかに行っており、コンセプトどまりに。

今晩は、ミートソースを多目に作った。残りご飯を利用してドリアにしてみたが、なんだかリゾットみたいになった。トマトの汁けがまだ多く残っていたのだな。明日は、ミートソース入りオムレツをお弁当のメインのおかずにしてみる予定。汁けが出ないよう気をつけて。さきほど煮詰めたので、大丈夫だとは思うけど。

2015.4.13

・ごはん
・中華風卵スープ
・酢豚
・中華風春雨入りサラダ



夫が全部作ってくれた。おいしかった。やっぱり酢豚にはパイナップルが入ると、うれしい。ありがとう。明日のお弁当のおかずは、中華風に、酢豚と一口餃子にする予定。

日中、ゆっくり昼寝したら、だいぶ(というかますます)元気になってきた。風邪をこじらせた後の、充電期間もそろそろ終わりかも。無理したらぶりかえすかもという恐怖心(本当に嫌なものですよ、病気で起き上がれないというのは)が、少しずつ薄れ始めた。

2015.4.12

11日
・ごはん
・豚の生姜焼き
・だし巻き卵
・春菊とマッシュルームのサラダ




お昼にざるうどん用に手作りしためんつゆがとてもおいしく出来た。さっそく余りを、だし巻き卵や生姜焼きのたれに活用して、使い切った。とっても気分よし。

ごはんを食べながら、ゆういちろうが中学校であった話をしてくれた。先生から「君たちがこれから成長するのは、頭と体と、あともう一つ、な~に?」と聞かれ、シーンとしていたら、先生は、胸をとんとんたたきながら、「ここよ、ここ、ハートです」とおっしゃったそうだ。みんな一瞬、ぽかーんと、目が点になったそう。ゆういちろうは、どうして普通に「心(こころ)」と言わずに、わざわざ「ハート」って言うんだろうかと、疑問に思ったとのこと。

そりゃあもう、ナイスな着眼点だね!と褒めましたとも。

ただそのあとで、万が一リアクションを求められたときは(=つまり、まだお互い気心が通じ合ってない、ほぼ初対面に近い大人から意見を求められたときは)、疑問点をストレートに伝えたら、反抗的なヤツだと決めつけられてしまうケースもなきにしもあらずだから、「先生、今のことば、俺のハートの、ファンキーでヤングなソウルに、びんびん響きました」とユーモアで返せばいいんだよ、と中学生ライフを快適に過ごすための処世術を伝授しました。

ガチンコに対立するんじゃなくて、ユーモアのある心で、どうにか難局を乗り越えて!


10日
・ごはん
・大根のすまし汁
・牛肉のすき煮
・ほうれん草の白和え
・春菊とマッシュルームのサラダ



洋食が続いたので、この日は、和食中心の組み立てにした。その場合、ごはんと、あまりこってこてではない、さらりとした甘辛系のおかずを合わせるのが常套のような気がする。砂糖は、今は採りすぎに注意しなければならない調味料の一つだが、昔はごちそうの時に使われる本当の贅沢品だったんだろうな。ほんのり甘い味付けは、やっぱりおいしいもの。

よい便りが届き、こころが軽やかに。無理せずからだを大切にしながら遊びの計画を立て、春を存分に楽しもう♪

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以下、研究に関するお知らせです。

空間を表現するとは如何なることかをテーマに掲げた論文が、雑誌『生態心理学研究』に掲載されました。

後安美紀,辻田勝吉,石川卓磨,高嶋晋一,木原進,岡﨑乾二郎,
“遮蔽縁が創り出す包囲空間の奥行き:絵画における空間表現の研究,”
生態心理学研究,Vol. 8, No. 1, pp.33-47,2015 (4月1日発行)

東京国立近代美術館でおこなった絵画模写ワークショップの分析結果に触れながら、J.J.ギブソンの遮蔽縁の理論と奥行き知覚について考えた論文です。グリーンバーグのいう「浅いイリュージョン」や、鈴木泰博氏・秋庭史典氏らの提唱する「自然計算」の考え方との関連についても考察しました。

専門性を共有するがゆえに、容赦なくびしばし査読していただいたおかげで、よりよい内容に近づいたように思います。まずはお知らせまで。
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2015.4.11

・パン
・かぼちゃのポタージュスープ
・骨付き鶏もも肉の照り焼き
・カプレーゼ
・ベビーコーン入りサラダ

ゆういちろうの中学校の入学式があった。もう中学生か。時がたつのも早いなあ。これから毎朝お弁当づくりが始まるから、計画的に食事を組み立てていかないと、発散して大変なことになる。相当な頭脳労働だと思うわ~。ボケ防止のためにも今から鍛えておくに越したことはないとは思うが、果たして無事にやっていけるかな。



今晩は、お祝いメニューにした。今日は、夫がスープやサラダなど野菜担当、私は肉を焼いた。何回かタレをぬりぬりしながら、オーブンでゆっくり火を通していった。照り焼きはお肉のもっともおいしい調理法の一つだと思う。ゆういちろうのかぶりつき方が全然違ったもの。

2015.4.9

・パン
・昨日の残りの牛肉の赤ワイン煮込み
・ニース風サラダ



非常勤先の大学に今学期初出講した。芝生と石造りの通り路の境目に菫がずっと列をなして咲いているのを発見。恥ずかしながら今年初めて気づいた。大学の歴史のなかで、あまり人に知られることなく、時間をかけてじわじわ広がっていったのだろうな。愛らしくもタフな菫という植物に、あらためて敬意を感じる。



お腹をすかせて帰宅すると、夫がニース風サラダを銘々一皿ずつたっぷり作っていた。温泉卵を落とした、彼特製のサラダである。おいしかった。ありがとう。

昨日も今日もとても寒かった。花冷えとかそんな生易しいレベルではなく、普通に、冬のような寒さ。明日もまだ寒いのかな。お風呂にゆっくり浸かってあったまろう。

2015.4.8

本日の出来事。

先日、ゆういちろうの幼馴染が出演するミュージカル『ヘンゼルとグレーテルと仲間たち』(チラシ)を観に、大阪NHKホールに行った。今晩、そのお礼だとして、お手紙とお菓子をわざわざうちまで持ってきてくれた(恐縮です)。

舞台上の彼女は澄んだたたずまいをしていた。世阿弥のいう「時の花」というのは、きっとこういう姿を言うんだろうなと思った。もうこれからは彼女のことを子ども扱いしない。「才能ある若い人」として接すると、そのとき心に決めた。これから、いい大人に出会って、いろんなことを考えて、俳優になる夢が花開くといいね。そして、若いときだけに持つことを許された、今ののびやかに澄んだ花の感覚を、年をとってもどうか忘れないでいてほしいなあ。(な~んて、わたしゃ、おばあさんかいなと、自己突っ込みしながら、彼女の姿をまぶしい気持ちで見たのでした。)


本日の夕食。

・パン
・牛肉の赤ワイン煮込み
・貝割れ、レタス、水菜、マッシュルームのサラダ



日曜からワインに漬けこんでいたお肉を、漬け汁ごとゆっくり時間をかけて煮込んだ。肉は少なめでも個人的には全くよく、肉から出た旨みいっぱいのスープや、旨みを吸い込んだ野菜をおいしくいただいた。やっぱり大事なのは時間かなあ。

最近は日課のようにお菓子を自分で焼いている。今日はシフォンケーキを焼いた。久々だったせいか、勘を取り戻せず、大ボケして、分量を一回り大きい型のものと間違えたみたい。型からあふれんばかりに膨らんで(きゃ~)、



ひっくり返して、冷ましたが、



型から出すや、あえなく、しぼんだ。



ふくよかな女性のお腹のぜい肉かのような肉々しい襞。味はおいしかったのですが......。自重に耐えられなかったみたいで......。

2015.4.7

・エビとブロッコリーのスパゲティ、トマトクリームソース
・サルティンボッカ
・レタスと貝割れとお豆のサラダ



昨日と同じように、スパゲティと肉料理は夫が、サラダは私が作った。肉料理は少なめに。サラダはめいっぱい山盛りに。とにかく野菜をばりばりむしゃむしゃ口にしたい。

ジューンベリーは満開を迎え、チューリップは早咲きのものが咲き始めた。葉っぱも芽吹き出し、庭全体がなんとなく薄緑色に。庭を歩くのが愉しみな季節がようやく到来して、私はとってもうれしい。





白とピンクのツートンカラーのチューリップの名前は、レディ・ジェーンといって、漱石の『倫敦塔』にも出てくる薄幸のお姫様の名前からとられている。妹のキャサリン・グレイの生涯も、史実が本当に本当ならば、涙なしでは受け止められない。この姫たちが、個人が自分の意志で生きることを追求できる民主主義の仕組みを知ったら、どんなふうに思うのかな。

2015.4.6

映画『テルマエ・ロマエ』が、テレビ放映されたので、観た。実は二度目なのだが、いつ見ても面白い。アベちゃん、顔がこゆい~、温泉行きたい~とか、要所要所で家族で叫びながら観た。

・ごはん
・お煮しめ
・鶏の唐揚げ、おろしポン酢で
・水菜とコーンのサラダ、味噌ドレッシングで



お煮しめと唐揚げは夫が、サラダは私が作った。野菜をたっぷり採りたい今日このごろ。唐揚げにはレモンを絞ってかけるのもいいが、その代わりに、刻みネギと大根おろしをたっぷり入れたおろしポン酢につけると、さっぱり、さらにおいしく食べられるはずだという夫の提案に従ってみたところ、まさにその通りだった。ひそかに尊敬。

庭には、いろいろな水仙を植えている。少しずつ切って、うちのなかにも飾っている。いい気分。香りもいい。今日は雨が降ったりやんだりのお天気だったが、お花見がてら平城京跡を散歩した。なぜか今日は花よりもこだわりのベンチのほうに目がいってしまった。





先週は一時風邪をこじらせ散々な目に遭ったが、おかげさまで復活。お菓子ばかり食べて(作りすぎ!)、ビタミンCが足りなかったのか、などなど反省中。でもやっぱりお菓子も大事ね。とにかく季節の変わり目、からだを大切にしよう♪ 先週は何を食べたかメモをとるのを忘れたので、写真だけでも、載せておこう。カレイの唐揚げの野菜あんかけ、菜の花とタコのサラダ、煮込みハンバーグなどなど。食い気は生きる気そのものだわ~。ちゃんと食べること。



  


2015.4.5

今日はもう25日なんですね。一日数え間違えていた。あぶないあぶない。何か他にも大事なことを忘れていないだろうか。どきどきする。

25日
・トマトの冷製スパゲティ
・生ハムと春菊
・鶏のバルサミコ酢炒め
・牡蠣のオイル煮



ここのところ激務続きの夫のたっての希望で、今晩はトマトの冷製スパゲティにした。でも、食べた後は寒い~~と言いだすのだから(だって、そりゃそうでしょう)、暖房を入れながら、人間というのは不思議だなと思った。なんかもうかなり疲れ気味なので、今晩は彼の好物を中心に組み立てた。好物を口にしたら少しは元気が出るかと思って。まことさんからいただいた生ハム(今晩は、もも)は、まことさんが言うように、生の春菊と合わせるのがやっぱり一番おいしいのではないかと思った。本当によく合う。


24日
・常夜鍋

例の、あの、豚バラ肉を使った簡単鍋にした。あったまるわ~。卒業シーズンということで、我が家は夫の学生さんからのいただきものが多い。兵庫県姫路市で作られた、とてもおいしいお酒をいただきました。ごちそうさまでした。食後はもちろん渋甘の日本の緑茶で。





23日
・ごはん
・ぶりのミルク煮、カレー風味
・春菊のサラダ



牛乳は生活クラブの定期便で週に1回届くようにしているのだが(その名もパスチャライズド牛乳)、出張等が入り、1週間分だぶついて、今現在、いつもより大幅に余っている。それを見越して、先日ついつい注文してしまったのが、『生活クラブの牛乳レシピBOOK』。特に作らなくても、暇なときにぱらぱらと、レシピ本を眺めるのが大好きな時間である。ニッチ的なレシピ本にも目がない。誘惑に負けて、つい買ってしまう。大庭英子さんの『しあわせ豆料理』とか、高山なおみさんの『じゃがいも料理』とか、熊谷喜八さんの『スーパー・カレー』とかも持っている。というか、ほとんど持っているだけとも言える。

この日は『生活クラブの牛乳レシピBOOK』のなかの、タラのカレー風味煮をアレンジして、冷凍庫のなかに眠っていたぶりの切り身を利用して、ミルク煮を作ってみた。レシピでは牛乳400ccと生クリーム200ccを入れることになっているが、生クリームは省いて牛乳600ccにしてみた。なにせ牛乳を消費してしまいたいので。本来なら牛の赤ちゃんが飲むべきものを人間が横から取っていっている。その牛乳を流しに捨てるというのは、私にとっては、何かもう、極悪人のすることのように罪悪感を覚えてしまう仕業なのだ。今思い出しても、原発事故後に、テレビに映った、牛乳が捨てられる光景をみたときの、心にぐさぐさ棘が刺さった感が蘇る。テレビで見ただけでもそうだったのだから、生産者の方たちが感じた痛みはどれほどのものであったのか。

庭の土手エリアに植えたベニスモモの木に、いくつか花が咲いた。同じバラ科だけあって桜によく似た花が咲く。ソメイヨシノより一足早く咲く。この花が咲くと、もうすぐ桜の季節だと、心の準備ができる。若いころは桜を見てもほとんど何も思わなかったが、最近では、特に、ゆういちろうが生まれてからは、後、何回ゆういちろうと一緒に桜が見られるのかなとか、思うようになった。知らぬ間に、私も年をとったということなのだろうか。




2015.3.25

庭に咲いた花で家のなかを飾る。ささやかな幸せ。まだそんなにたくさん咲いていないから、小さく、ちょこちょこっといろいろな場所に活ける。台所やトイレなど水回りに花が少しでもあれば爽やかな感じになる。



  
 



22日
・ごはん
・残り野菜のコンソメスープ
・生ハムとルコラのサラダ
・エビのトマトソース煮



家を設計していただいた建築家の奥村まことさんから、毎年、恒例の手作り生ハム(バラともも)が届いた。9.5%の塩水に肉を5日間漬けて、奥村(昭雄)先生設計の生ハム製造機、ハムレークンで100時間燻製したという、おいしい生ハム。いつもありがとうございます♪ 

今晩は、ルコラと生ハム(バラ)の上に、マスタード入りオリーブオイルをかけていただいた。おいしかった~~。あとは、昨日の残りのトマトソースにガーリックオリーブオイルでさっと炒めたエビを合わせたり、ブロッコリーの茎など、昨日、中途半端に残った野菜を利用して、ただひたすらことこと煮込んだスープにしたりと、無駄のない夕飯にした。明日の朝は、残ったチーズを利用して、チーズトーストにする予定。さすがに今日はチーズはお腹のなかに入らなかった。


21日
・いただきものの「おにぎらず」

お昼は、子どもたちの卒業祝いの気持ちをこめてゆういちろうのお友達とお母さんたちでチーズフォンデュパーティをした。夫はさらに、おめでたいからと、ピザやローストビーフを作った。ほとんどベーべキューのときと同じようなノリで、作りながら(過程を披露しながら)、出来たてを食べていった。きっと子どもたちは満腹だったと思う。夢中でほおばってくれたら、親としてはそれが喜び。

パーティをすると、おいしい情報が集まるのがうれしい。ここらへんのフランス料理屋さんで出てくるパンを請け負っているパン屋さんのバケットなど、チーズフォンデュにはうってつけのものから、身近で売っているけど、わざわざ自分では買わなかった(=これまで知らなかった)おいしいものや、手作りの料理やお菓子の味、などなど。個人的に大ヒットだったのが「おにぎらず」という存在を知ったこと。感覚としては、パンの代わりにごはんでサンドイッチを作る感じかな。今、すごく流行っているらしい。お弁当に最適ではないだろうか。 

夜遅く、小腹がすいたときに、残ったおにぎらずをいただいた。おいしかった~~。これは我が家でもぜひとも作りたい。


20日
・たれで楽しむ餃子鍋

冷凍餃子を利用した超簡単鍋にした。以前作ったときと同じく、市販のポン酢とごまだれ、オイスターソースに酢醤油を混ぜたたれの、3種類のつけだれで楽しんだ。


2015.3.22



今日は、ゆういちろうの小学校の卒業式があった。夫婦で参列した。朝、真新しいスーツを着ながら、ゆういちろう本人が、サラリーマンみたいだと自分つっこみ(笑い)。1年生のときの半ズボンスーツの雰囲気とは訳が違う。大きくなったもんだ。下級生からもらったカーネーションとシダの葉の花束を帰宅後活けて、記念撮影。卒業おめでとう。


19日
・鶏鍋
・〆うどん

 
 

卒業式から帰ってきて、さっそく大人は祝い酒をいただいた。「春霞み」という純米霞み酒。濁り酒ほど濁っていなく、でも、透明でもなく、確かに霞みがかった色をしている。霞み酒という言い方は的を得ている。おいしかった。夜は簡単な鶏鍋にした。具は、鶏、白菜、椎茸、豆腐と少なめにし、薄味のスープで、鶏の旨みがストレートに感じられるような鍋にした。


18日
・ごはん
・豆腐とわかめの味噌汁
・肉じゃが
・卵焼き
・トマトのサラダ、しょうゆクミン風味






アメリカ出張から夫が帰って来た。ワシントンとニューヨークで、3回、ロボットデモをおこなうという、非常に濃密な旅行だった。ロボットを抱えての移動はさぞかし大変だったと思う。お疲れさまでした。ごはんに味噌汁、肉じゃが、卵焼きと、日本に帰ってきたら口にしたいであろう食事を作って、無事帰還を喜んだ。

庭は、サンシュユが満開。白い日本水仙が終わりを迎えた代わりに、黄色の西洋水仙が蕾や花をつけはじめた。

定期便で届く卵と牛乳が、しばらく家を空けていたせいで、たまってきた。カスタードクリームとエンゼルフードケーキを作るなどして、せっせと消費。シフォンケーキやエンゼルフードケーキは、やっぱりクリームをつけて食べるのがおいしいと思った。

カスタードクリームは生クリームよりカロリーが低いので、まだまし。さらにいえば、カスタードクリームとバターたっぷりのシュー生地を合わせるより、卵白主体のエンゼルフードケーキと一緒に食べたほうがヘルシーだと自分に言い聞かせながら、むしゃむしゃ食べた。

もともとは、市販のふわふわ系ケーキやマーガリン等に入っている、なんとかという添加物(名前忘れた)がすこぶる体に悪いという情報を得てから、なるべく外で売っているパックに入ったお菓子は買わないようにしようと思って始めたお菓子作りだった。作ること自体が楽しくてこんなにはまるとは思わなかった。それでもって、かえって、お菓子を食べる頻度が高くなっているのだから、なんだか元も子もないような気がするが、よしとする。甘いものは脳にいいのだ。


17日
・ごはん
・前日の残りのクリームシチュー
・ハム&エッグ
・温やっこ
・プチトマト

この日は、とても暖かく、というか日中は24度にも気温が上がり暑いくらいで、ホワイトシチューのありがたみがすっかり薄れてしまった。途中から、暑い、暑いと、ゆういちろうと2人で半袖になって食べた。できるなら寒い日にあったまるねと言いながら食べたかったのだが。誤算。


2015.3.19

・ごはん
・鶏のクリームシチュー
・プチトマト

 

 

今日は比較的暖かかったけど、クリームシチューを食べたくなって、どっかーんと鍋いっぱいに作った。ホワイトソースを手作りして、セロリの葉っぱを香り付けに使うと、滋養豊かな味わいとなる。ゆういちろうの気持ちよい食べっぷりに惚れ惚れしてしまった。それにしても、煮込み料理は多目に作ったほうがぐんとおいしくなる。いつも思うのだが、なんでなんだろう?

庭はトサミズキが満開を迎えた。梅の花は満開を過ぎたが、風に乗ってふっといい香りがした。本当に一瞬のことだけど、こういうちょっとしたことが一日を明るくするような気がする。今日もいい一日だった。

2015.3.16



  
 
夫婦ともに別々の場所で発表が入っていたため、ゆういちろうを岡山の実家にあずけて、私は東京へ。12日から2泊。その後、岡山へ移動して、1泊して本日帰宅。東京で流れる研究の時間と岡山で流れる家族の時間の差に朦朧とする。自分からどうこうするより自分をすーっと場になじませることに留意。今週は今週で、卒業式があったり、パーティを企画したり、奈良時間も非日常的だから、がんばらないよう(=場になじませるよう)がんばります♪

実家の庭は、母の育てているクリスマスローズが見頃を迎えていた。自然交配で出来た変わり種の花もあって、偶然の面白さに心惹かれた。数日ぶりに自宅に戻ると、台所のバラの切り枝から葉っぱがわさわさ出ていた。また、先日、牛肉のすき煮に芹を入れる際、切り落とした根元を水に挿していたところ、その根元からも、もう新しく芽が出ていた。植物の生命力、すごい。

15日 @自宅
・トマトソーススパゲティ
・きのことピーマンの炒めもの
・温やっこ

14日 
@岡山・実家。両親、弟家族も交えてにぎやかに
・刺身
・鴨鍋

13日 
@東京・本郷。ひさびさにおいしいお蕎麦をいただいた
・居酒屋メニューいろいろ
・〆ざる蕎麦

12日 @京都駅。
・カツカレーライス

11日 @自宅
・牛丼
・かぶの澄まし汁
・ほうれん草の白和え
・かぶ菜炒め


2015.3.15

バターの品薄状態が続いている。旨すぎるがゆえに採りすぎると太ると、これまでバターを目の敵にしてきたが、手に入りにくくなるととたんにありがたみが増してくる。ゆういちろうからバターケーキ焼いてとせがまれたので、うちにある最後の無塩バターを使って、昨晩夜なべしてケーキを焼いた。レシピでは180グラムも使うことになっていたが、130グラムしか残っていなかったので、それを全部使った。レシピ通りではないにせよ、味がぎゅっと詰まった十分おいしいケーキができ上がった。

聞くところによると、バターケーキは典型的なアメリカのケーキのひとつで、原型はイギリスのパウンドケーキだそうだ。ベーキングパウダーを入れて、より軽く膨らませたところが特徴らしい。焼きっぱなしの、実質的な味わいが、たまらない。レシピでは好みでラム酒を入れるとなっていたが、それすらも入れなかった(うちにはラム酒がないので)。だからこそ余計に、たまらなく新鮮においしく感じたのかも。原材料は、バター、砂糖、卵、小麦粉と、いたってシンプル。むしろ外では、こういうあまりに普通なケーキはなかなか食べられないから、家で自分たちの好みの配合で作ることを考えたほうがいいと思った。

 

・ごはん
・豆腐とわかめの澄まし汁
・牛肉とごぼうのすき煮、芹をたっぷり入れて
・牡蠣のオイスターソース炒め
・かぶ菜炒め

ゆういちろうの大好物、牛肉の甘辛煮込みを作った。こてこて系ではなく、こくがあるけどさらっとしているのが、家で作るすき焼き風煮込みのいいところ。多目に作ったので、もう1食分ぐらい余った。明日の朝、なんちゃって牛丼にして元気いっぱい登校していくかい?と、聞いてみたら、僕は朝は比較的食欲がないから、夜にして、だそうだ。まったく、いっぱしのことを言うようになったもんだぜ。

2015.3.10

  

春になって大輪の花を迎えるために、先日、玄関先のバラを強めに剪定した。寒さで咲ききれず、つぼみのままでいた秋バラの枝があり、捨てるのは可哀想なので水に挿して台所に置いていたところ、部屋のなかが暖かいせいか、ぐんぐんと新しく芽が出てきた。先々月に一目惚れして買った、菜の花みたいな形の、白い花の咲く苗が、ここのところ急に大きくなり、たくさん花をつけるようになった。寒い日もあるが、植物界はすっかり春なのだ。

・ごはん
・しじみの味噌汁
・タコとセロリの小鉢
・じゃがいもと玉ねぎのサラダ

 

今晩はタコのトマトスパゲティで簡単に済ませようとしたのだが、事前にゆういちろうに献立を言ったら、いやだいやだ、僕は白いごはんとお吸い物がいいと言いだし、結局、私が折れた。お吸い物に適当な葉物がなかったので、代わりに冷凍しじみを使って味噌汁にした。しじみからは本当にいい出汁がでる。赤と白を半々に合わせた味噌でとくのが、我が家の好み。タコはスライスしてそのまま食べても十分においしいので、生のセロリと合わせ、ごくごくうす~くオリーブオイルと酢のドレッシングで味付け。サラダ感覚でばりばり食べられる小鉢になった。

2015.3.9

・オクラの澄まし汁
・親子丼
・カリフラワーの酢味噌和え



朝は夫が用意した。ホットドッグ。休みの日にこういうことをしてくれるとうれしい。ありがとう。



ゆういちろうは、ほぼ一日、和室の文机でプラモデル作りに没頭。72分の1スケールの飛行機(機種名は聞いたが、忘れた)。一番小さい部品では、1ミリほどのものもあり、よくやるな~と。細かすぎて目がくらくらした。



朝がアメリカのファーストフードなら、夜は日本のファーストフード、丼ものに。鶏と長ネギと卵の相性は、とてもよいと思う。前日のお昼に多目に作っておいたかけうどん用のおつゆを、少しだけ水で薄めて、澄まし汁風に。副菜は、湯がいたカリフラワーに酢味噌をかけただけ。あっという間にできた。うちで普段食べる和食こそ、すっきりきりりと、健康的でおいしい、ファーストフードなんじゃないかな。主婦の大いなる味方♪

2015.3.8



 



昨日は、完全オフ宣言して、自分の好きなことをした。冷凍庫のなかの卵白貯金がおかげさまで貯まったので、メレンゲにチョコチップやアーモンドパウダーを混ぜ入れた、エンゼルフードケーキを作った。今回はしっとりと焼き上がった。

最近、夢中になっていること(いたこと)。庭の芝刈りとお菓子作り。荒ぶる心で鎌やハンドミキサーを振りまわすと、すこぶる気分爽快なのだ。しかも出来上がりには、穏やかな達成感が得られる。女性性がなんともいえない形で満たされるのだ。これで針仕事までチクチクやり始めたら、完璧だ。


・豚バラキムチ鍋
・〆うどん



今日は、ゆういちろうが中学校で着る体操服の採寸の日で、中学校に出向いた。本人の名前を刺繍かプリントかで入れるみたいで、申し込み用紙にささっと書いた字を、丁寧に書き直された(雑でした、ごめんなさい)。ちょっとだぶついていたが、Mサイズにした。すぐに大きくなるから、それくらいでいいみたい。お兄ちゃんになったなあ。

今晩は、久々に豚バラキムチ鍋を作った。家族全員が好きな鍋。昆布出汁に、白菜キムチ(汁ごと)と豆板醤と味噌を入れたスープは、東アジアに生まれてよかったと思う味に。

来週は夫婦ともども、同じ日に、別々の場所で、英語での発表が入っている。夫はずっと前からアクセル全開(だって失敗は許されないもんね)、私もそろそろエンジンかけなきゃ。スライド作らなきゃ。

2015.3.7




ミツマタやツワブキなど、黄色い花が庭で目立ち始めた。本格的な春の始まりである。サンシュユやトサミズキ、クロモジももう少ししたら、黄色の花を咲かせてくれるだろう。


6日
・ごはん
・煮込みハンバーグ
・蒸かしかぼちゃ
・水菜のサラダ



煮込みハンバーグを作った。ゆういちろうから、その上にさらに2種類のチーズを乗せてくれとリクエストされた。ゆういちろうの皿は、チーズがとろ~りと、おいしそう。でも、さすがに大人には濃すぎ。大人の皿は、チーズはなし。カロリーの心配のほうが先立つ。


5日
・居酒屋メニューいろいろ

大事な発表のあった日。発表時間を贅沢にも1時間ほどいただいたので、準備にも気合いが入った。学会発表では、与えられる発表時間はせいぜい15分程度で、そこにどれだけ効率よく過不足なくぎゅっと中身を詰め込むことができるかが問われるのだが、1時間となるとまた別の組み立て方が必要とされる。1時間なんて、本当に久しぶりの経験で、とてもいい勉強になった。しかも懇親会では、おいしいお酒と料理をご馳走になった。話を聞いてもらえた上に、ご馳走にもなるなんて、ありがたいことです。

個人的に今後の課題として挙げられるのは、主体の分裂ということについて、説得的に説明できるようになることである。学部生のころ、2年間みっちり駒場の教養課程で表象文化に関する一般教養を仕込まれたせいか(2年間の教養課程を経ないと、専門課程には進めない仕組みだったのだ)、主体の分裂というのは、議論の前提条件となるものの見方になっていた(そういうものとして世界を見なさいと教え込まれていた)。つまり、主体が分裂していることは大前提としてあって、どのように分裂しているかを考えるような訓練を受けていた。

しかし、よくよく考えてみると、主体の分裂、そのこと自体を対象として問われた経験が私にはなかった。心理学者が「心とは何ですか?」と聞かれると、虚をつかれて一瞬何もしゃべれなくなるように、「主体の分裂とは何か」を真正面から問われると、きちんと確実なことを答えられない。要は、まだまだ借り物の知識だったわけだ。自分では分かっていたつもりになっていただけで。修業あるのみ。


4日
・天ぷらうどん

ゆういちろうが着る卒業式用の服を買いに、6時過ぎ、早目に帰宅した夫の車で、大和西大寺にあるならファミリーに出かけた。裾上げは、当日1時間後に仕上がるということで、だったら時間つぶしがてら、うどん屋さんで軽く食べて、夕飯を済ませようと相成った。前日に続き、天ぷらをいただいた。


3日
・甘酒
・ごはん
・豆腐と水菜の澄まし汁
・天ぷら(菜の花、大葉、かぼちゃ、海老)
・ゆず大根




ひな祭りということで甘酒をいただき、夫が天ぷらを揚げてくれた。菜の花のちょっぴり苦みのある天ぷらが特においしかった。

この日のヒットは、ここにあるレシピを参考にして作った、簡単天つゆ。すぐに出来るし、おつゆ自体もおいしかったし、翌朝、残った鰹節をおかかご飯にして食べたらすこぶるおいしかった。今度から天つゆはこのやり方でいこう。


2日
・ごはん
・水菜の澄まし汁
・鶏の酢照り焼き
・千切りじゃがいものチジミ
・キャベツとじゃがいもとプチトマトのサラダ

夫が宴会で帰りが遅くなるため、ゆういちろうと2人で食事した。この日は、忙しくなることが予想されたため、朝いっぺんに夜の分までご飯を炊いていた。

ゆういちろうは学校から帰ってきてしばらくして、お母さん、お腹がすいた~、ごはんよそって~と言ってきたのだが、デスクワークに集中していたため、お釜のなかにあるから自分でよそってと答えた。すると、なんと、ご飯前に、お釜のなかのごはんを山盛りほとんど全部食べてしまっていた。

夕飯(のおかず)を作る段階になって、そのことに気づき、びっくり仰天。結局、澄まし汁は飲んだが、大好物の鶏の酢照り焼きはお腹いっぱいでほとんど食べなかった。


1日
・カルボナーラ・スパゲティ
・キャベツとじゃがいもとプチトマトのサラダ
・冷や奴(ぬる奴?)

先週実家から届いたベーコンでカルボナーラ・スパゲティを作ったら、思いの外、おいしくできた。カルボナーラは、作る度に、毎回味が違う。

2015.3.6

28日
・ごはん
・豚汁
・お刺身サーモン
・ゆず大根

27日
・ごはん
・芹(せり)と豆腐の澄まし汁
・塩鮭
・じゃがいものグラタン
・春菊と豆腐のサラダ

26日
・ミートソース・スパゲティ
・いんげんとマッシュルームのサラダ

25日
・パン
・シュークルート
・春菊とマッシュルームのサラダ


今日(2/28)は、刺身が食べたくなり、魚売り場へ。チリ産とノルウェー産のサーモンのどれもおいしそう。先日のしゃぶしゃぶ以来、こういうときは、少量ずつ2種類買うようにしたらよいのだ、ということに気づいてから、無闇に迷うことはなくなった。夫はチリ産が、ゆういちろうはノルウェー産が、どちらかというと好みだという。私はどっちが好きかは決められず、どちらもそれぞれ味に特徴があって、おいしいと思ってしまった。やっぱり2種類買ってよかった。



豚汁のうえには、刻んだ芹を散らした。汁ものには三つ葉を散らすのが好きだが、芹もなかなかいいぞ。からだのなかがなんだかきれいになりそうだし。くまモンマークのついた熊本産の芹が売られていて、昨日思わずジャケ買いしたが、後悔なし。

お昼はゆういちろうのリクエストに応じて、シュークリームを作ってみた。シュー皮は、卵を入れ過ぎて生地がゆるゆるになったせいか、見事に失敗。膨らまないわ、隣とくっつくは、下に貼り付いてはがれないわ、と散々な出来。浅いお椀をひっくり返したようなシュー皮カップにカスタードクリームを乗せて、はさむようにして食べた。でも味自体はおいしかった~。オーブンのなかでヘンな風にふくらんでいく様子を見て、ゆういちろうと二人、大笑いしたし、トータルとしてはよい経験だったと思う。



カロリーが気になるから頻繁に作ろうとは思わないが、今度、折を見て、シュー皮の生地にチーズも加えた、グジェールなるものを焼いてみようかなと思っている。ワインのおつまみも、なるべくなら手作りしたい♪

今週は、いっときパンばっかり食べたい時期があり、朝昼晩、パン食が2日続いた。その後、飽きて、中途半端に残したままに。食べ物を無駄にしてはならんと、翌日のお昼ごはんにフレンチトーストとして復活。見事完食、めでたし、めでたし。



食べ物の材料が豊富に手に入るうちに、いろいろなものを自分で作ってみて、さいあく、何を省いても大丈夫なのか、などなど、体感として自分に沁み込ませておきたいと思う、今日このごろ。特に粉もの。


2015.2.28

24日
・パン
・シュークルート
・春菊とマッシュルームのサラダ

この前の土曜の朝、目玉焼きを食べていたゆういちろうがおもむろに、卵と一緒にベーコンも焼いてほしいなあと、贅沢なことをぼそっとつぶやいた。アニメの『寄生獣』で、お母さんがシンイチにベーコンエッグを焼いてあげるシーンや、ジブリの『ハウルの動く城』のなかにでてくる、ハウルがカルシファーの火で厚切りベーコンを大胆に焼いて、卵を落とすシーン等をイメージしてとのこと。気持ちは分かるが、ないものはないのだ。てなことを会話していたら、ピンポーンと鳴って、外に出てみると、宅急便。なんとタイミングよく、実家から、岡山農業公園「ドイツの森」というところで作ったベーコンブロックとソーセージの詰め合わせが届いたのだった。



ベーコンは目玉焼き用にとっておいて、今晩はそのなかのチリペッパー入りソーセージとチーズソーセージを利用して、シュークルートを作った。スープの旨みのおおもとは、夫の大好物、アイスバインを解凍して、そこから出すようにした。おいしかった! 豚肉づいている今日このごろ。



日中、気分転換に、ブルーベリーマフィンを焼いた。地元、奈良で採れたブルーベリー(生の冷凍品を解凍したもの)をたっぷり入れてみた。外はかりっと香ばしく、中はジャムのようにやわらかくなったブルーベリーを楽しめる味に仕上がった。マフィンは気難しく考える必要のないお菓子だと思った。材料を測って、どんどん混ぜていけばいいだけなので。気負わずに短時間でちゃちゃっと作れるお菓子。

だけど、残念なことに、ブルーベリーマフィンはゆういちろうには不評。ブルーベリーは生のままか、フレッシュジュースに混ぜたものが断然好みだそうだ。はい、へい、ほー、わっかりやした。大人だけで愉しむわい。今度は木イチゴを入れてみようかな。


23日
・常夜鍋

豚の切り落とし肉を使って、常夜鍋にした。出汁オンリーではなく、出汁と酒の割合が、4対1か5対1になるくらい、比較的多目に酒を入れてみた。酒オンリーのときはゆういちろうから文句が出たが、この日は出なかった。私としても、いい感じ。これくらいが我が家の落とし所かもしれない。それにしても豚肉とポン酢の組み合わせは最強かつ永遠系だな。


22日
・牛と豚のしゃぶしゃぶ



ゆういちろうの空手昇級試験があった。無事に2級に昇級できた。帯の色がこれで紫から茶に変わる。次回稽古日が楽しみ。昇級祝いにしゃぶしゃぶをしよう!と相成り、生協の肉売り場前でしばし悩んだ。牛もおいしそうだが、豚しゃぶ用のスライス肉にも惹かれるものが....。そっか、家だから両方いっぺんにやればいいんだということに気づき、両方を少しずつ買った。結果は大正解。牛肉はごまだれ、豚肉はポン酢につけるのが好きだということを、発見できた。


2015.2.24

20日
・ごはん
・大豆とトマトのスープ
・ささみのチーズ揚げ&千切りキャベツ
・じゃがいもと玉ねぎのサラダ
・水菜のサラダ

前の晩に焼いたエンゼルフードケーキを朝ごはんとして食べた。砂糖を控え目にしたので、ほんのり甘めのふわふわのパン(甘みのあるふわふわ食パンはむしろ日本でおなじみ♪)みたいな感覚で食べることができた。

メレンゲ主体のふわふわエンゼルフードケーキはアメリカの伝統的な焼き菓子であるそうだ。それに黄味も混ぜて焼いたものがシフォンケーキの始まりだという説をつい最近知った。これらの伝統的な焼き菓子は、今でも彼の地の台所でしょっちゅう焼かれているのだろうか。バターも入っていないし、クリームを塗らなければ、お菓子としては相当素朴でぱさぱさの部類に入ると思う。実をいうと、夫とゆういちろうはあまり好きではない....。せっかく作ってもほとんど私だけがむしゃむしゃ食べるという実情がある。おいしく焼けたパンは大好きなくせに!




晩ごはんのメイン(ささみのチーズ揚げ)とスープ(大豆とトマトのスープ)は夫が、サラダ類は私が作った。大豆とトマトはよく合うなあと思った。

 


21日
・ごはん
・マロニー入り八宝菜風のスープ
・麻婆豆腐
・チリ入り大豆とトマトの煮込み
・アボガドとプチトマトのサラダ

昨晩と同じく、メインとスープは夫が、サラダ類は私が作った。辛み成分控え目のマイルドな麻婆豆腐と、前日の残りの大豆とトマトのスープにチリパウダーを少々入れて煮詰めた煮込みと、カレー粉少々とケチャップとマヨネーズを混ぜたドレッシングで和えたアボガドのサラダ。いろいろな国のスパイスをそれぞれほんのり効かせた、喧嘩しないで自己主張しあっている食卓に満足した。

 

日中は風もほとんどなくよく晴れた。上着がいらないくらい、とても暖かかった。ひさしぶりに家族で平城京跡に出かけて、ラジコン遊びに興じた。私は機械類を扱うのはあまり好きでなく、手投げのグライダー飛行機を心行くまで何度も飛ばして遊んだ。ほんのわずかな風に乗って、すーっと滑空していく様を見るのはとても気持ち良かった。

2015.2.21

・水餃子鍋

市販の冷凍餃子を利用するのがミソの、枝元なほみさんの『がんばらないおもてなしごはん』のなかにある、「たれで楽しむ水餃子鍋」に大いにヒントをもらって(さらに簡便化して)、超簡単ごはんを作った。鶏ガラスープの素、にんにくとしょうがのスライス、塩、ごま油を入れたお湯のなかに、ありあわせの材料、今晩のうちの場合は、冷凍餃子、椎茸、豆腐、水菜、マロニーを入れて、火を通すだけ。

フルタイムで働いている忙しすぎる主婦の方にもぴったりの鍋ではなかろうか。できたてアツアツがおいしいだろうから、旦那さんが帰宅してから作り始めて、ちょうどいいぐらい。お待たせ時間、ほとんどなし。

レシピ本では、鍋が簡単な分、たれをいろいろと工夫して、5種類提供することになっている。どれもおいしそうだったが、普段の食卓では、そこまでがんばる必要はない! 今晩うちの場合は、市販のポン酢と胡麻だれに、オイスターソースだれ(オイスターソース、酢、醤油、ごま油、豆板醤、等、混ぜたもの。枝元さんのレシピ参照)を加えた、3種類のたれを用意した。それだけでも気分があがるよ。



写真を撮るのをすっかり忘れてしまい、食べ終わった後に、慌てて記録を。個人的には、小鉢がごちゃごちゃっと置いてある食卓の風景が好きだったりする。今晩はビールを結構飲んでしまった。

2015.2.19

・ごはん
・しじみの味噌汁
・牡蠣とニラのチジミ
・水菜とマッシュルームのサラダ、味噌ドレッシング

晴れたり、小雨が降ったり止んだり、急に土砂降り、霰が降ってきたり、変わりやすいお天気だった。念のため庭の見回りをしたが異常なし。裏庭には、純白のクリスマスローズ、ニゲルも咲き、祖父母が大切にしていた縮れツワブキも、冬枯れのなかで、青々と元気いっぱいの姿が見られた。

新鮮な牡蠣が手に入ったので、牡蠣とニラのチジミを作った。以前、作ったときよりも、味が異なるように感じた。正直に言って、前回のほうがよっぽどおいしかった。焦げ付かないようテフロン加工の小さいフライパンで小分けにして焼いたのがよくなかったのかなあ。昨日のじゃがいもの千切りチジミはこれでうまくいったのだが。うーむ。本当のところはよく分からない.....。チジミは簡単そうに見えて奥が深いのだな。

 

 

奥丹波のお酒をここのところ集中的にいただいている。よい舌をしているとは決して言えないと自分でも思うのは、「おいしかった~」ぐらいしか感想を思い付かないところ。

私がムキになって同じものを試すようになってきたことに対して、ゆういちろうから、「お母さん、俺様は歌って踊れて、料理もできる、マルチなアーチスト!って、ジャイアンみたいになってるよ」と、食の実験台にされることへの文句がとうとう出た。諫言耳が痛い。

2015.2.18

17日
・常夜鍋 (酒ではなく出汁で)
・千切りじゃがいもとキムチのチジミ

チジミリベンジ。今晩は、『ベジコリアン』のなかから、じゃがいもを使った、もう一種類のチジミを作ってみた。普通に小麦粉を使い、千切りじゃがいもとキムチを入れたもの。こちらのほうは、ばっちり上手に出来上がった。すりおろすのも一苦労だし、我が家は断然千切り派だ。

ここのところ、やたらに粉ものに惹かれる。粉を混ぜわせたり、練ったり、こねたりと、いつになくそういうことがしたくなるモード。粉もの熱が止まらない。今日は冷蔵庫のなかにイチゴもあったので、ゆういちろうの帰宅時間(午後のおやつの時間)にあわせて、生地を平べったく焼いて、重ねる、簡単イチゴショートケーキを作った。スポンジの段階で思い切り焦がしてしまい、あーあ、また失敗かと思ったが、焦げを丁寧にとって、イチゴのリキュールをたっぷり塗ったら、復活した。生クリームは使わずに、ゆるめのカスタードクリームでイチゴを包んだ。





あともう一つ、心境の変化が。最近メディアを通じて、市販のケーキやマーガリン等に入っている、トランス脂肪酸のこわーい話を聞いて以来、普段そんなにケーキを食べる人間ではなかったのに、やたらケーキが食べたくなり、手作りするようになった。(かつて、冷凍餃子がキケン!の報道を聞いて、むしょうに餃子が食べたくなり、皮から手作りするようになった、というような) 危険ではないかもしれないが、午後にも食べ、夜にもケーキを食べるなんて、決してヘルシーな食生活ではなかろう。


16日
・ごはん
・蓮根と長芋のポタージュスープ
・豚バラ入りじゃがいものもっちりチジミ
・水菜のサラダ、味噌ドレッシング
・プチトマト



小麦粉を入れない、すりおろしたじゃがいもを使ったチジミに初挑戦した。じゃがいもを網で受け止め、下にたまった澱粉を捨てずに、再び種のなかに戻すという無駄のない方法に感心。刻んだ肉とキムチと混ぜ合わせると、ハンバーグの種みたいに粘り気が出て、それまた感心(上の写真)。ここまではすこぶる好調。だけど、私のフライパンテクの足りなさのせいで、最後に、焦がすは、はがれないは、ぐちゃぐちゃになるわ、となってしまい、大失敗。あ~あ.....残念.....な出来上がりとなってしまった。ゆういちろうは、ドンマイ、そういう日もあるよ、と慰めてくれたが、一切れ食べただけで、それ以上、箸はつけなかった(厳しいリアリズム)。


15日
・スモークサーモンのレモンクリームスパゲティ
・プレーンオムレツ
・水菜のサラダ、味噌ドレッシング



前日に引き続き、庭で採れた貴重なレモンの半分を使って、レモンクリームスパゲティを作った。すりおろした皮もいれ、さわやかな味に大満足。一切、無駄にしないぞというつもりで、レモンの残骸一切をネットに入れて、レモン風呂にしてみた。やってみてわかったこと。レモンの皮は柚子のような香りの立ち方はしない、ということ。ゆえに、これは、今後、特にしなくてもいいと思った。


14日
・ごはん
・牛肉の赤ワイン煮込み
・じゃがいもとたまねぎのサラダ、
  レモンオリーブオイル醤油ドレッシング

バレンタインデー。夫もゆういちろうも、他の人からチョコレートをいただかなかった。他の誰でもない、この私による、チョコレートロールケーキ以外は。特別な日なので、焼きっぱなしと言う訳にはいかない。装飾にもこだわりを見せなければ。おしゃれに気合いを入れて、粉砂糖で縞模様をつけて、テーブルに出したところ、夫が開口一番、「何これ! 鬼太郎かまぼこみたいじゃないか!!」とお腹をかかえて悶絶笑い。なんて失礼なリアクションと思って、ナイフを入れずに、いったん冷蔵庫にひっこめた。でも、後から気になって、鬼太郎、かまぼこ、で検索をかけたら、ここにあるよう、妖怪にかまぼこにされちゃうという話があるみたいですね。悔しいが、確かに私のロールケーキとすごく似てた(笑い)。



しばらくしてから、ロールケーキを食べようと冷蔵庫から出したら、粉砂糖がスポンジとなじんで全然目立たなくなったいた。粉砂糖は食べる直前にふるって出すのが、きっと基本なのね。いろいろと勉強になりました。




2015.2.17

・ごはん
・キャベツとハムのコンソメスープ、カレー風味
・タコと蓮根とアボガドのサラダ
・じゃがいものグラタン、キムチ添え



午後から吹雪いた。しばらくして雪は止んだが、寒くて買い物に出かける気が起こらず、家にある材料で夕ごはんを乗りきった。コンソメスープの素を利用し、カレー粉少々を入れ、キャベツとハムをただひたすら時間をかけて煮込んだスープ。タコを解凍し、蓮根と一緒に茹で、刻んだアボガドも加え、オリーブオイル、レモン汁、しょうゆ、胡椒を混ぜたドレッシングで和えたら、思ったよりもおいしかった。まあ、なんだかんだいって、カフェで注文するランチ風メニューになったけど、よしとする。

雪が降る前、まだそんなに冷え込んでいないときに、庭をひと周りしたら、紅梅が一輪咲いているのを発見した。ふと見ると足元にはクロッカスの花があった。とてもうれしかった。

 
   
   
   

洗濯もの干し場の近くには、母がくれたクリスマスローズの花も咲いていた。水仙の花も満開、ローズヒップもよく見ると赤く光っていた。ひとつひとつは目立たず地味にひっそりと点在して咲いているが、植物が花開くところは空気が華やいでいて、傍に寄ると、よい心持になる。

2015.2.13

・ごはん
・中華風コーンクリームスープ
・回鍋肉
・春菊とマッシュルームのサラダ
・ゆず大根



今までここで特に触れなかったが、先週、ゆういちろうはインフルエンザB型にかかり、1週間の出席停止期間を終え、本日ひさびさに登校していった。元気に帰宅したのでひと安心した。長かったような短かったような闘病・看病生活だった。いっときは40度以上の熱を出し、とてもつらそうだった。こともあろうか夫も途中から風邪(インフルエンザかも)を引いた。病の峠をこえ、調子が上向きになってくると、二人ともスパイスの効いたホットな食べ物を所望するようになった。今晩は、夫のリクエストどおりに回鍋肉にした。春キャベツが出回り始めていて、いつもより若草色の炒め物になったような気がする。にんにく、ねぎ、しょうがの風味を効かせた中華風スープ(豆腐入り)も作って、風邪撃退を図った。絶対に負けない。悪い菌やウイルスを根絶してやる。殺とか根絶という言葉はこういうときこそ使うべし。

さいわい、私にはうつらず、一家撃沈の憂き目には合わなかった。私に不幸がやってくるわけはないと、無根拠の自信を持ち続けることに留意し、ずーっと気を張っていたからな。(かえって原稿書きに集中することができて、仕事が進んだかも)

それにしても、食い気は生きる気そのものだと思う。まともにごはんを作る人がうちのなかから一人もいなくなったら、その家は家としての活気を持てなくなるんじゃないかなあ。一般化できる話ではないと思うが、少なくとも、私の場合は、原稿を書き進めているときは、その合間に、ごはんも作りたくなるし、調子がよければお菓子まで作りたくなってしまう。反対に、原稿が全然書けない時は、家事一般、何もしたくなくなる。「作る」モードのようなものが、確実にあるなあと思う今日このごろ。

2015.2.12

・ごはん
・かぼちゃのポタージュスープ
・タンドリーチキン
・春菊とマッシュルームのサラダ
・ゆず大根



つい一昨日もチキンカレーだったのに、またもや鶏肉とスパイスを組み合わせたくなり、タンドリーチキンを焼いた。タンドリーチキンは漬け込むのに時間がかかるから、休みの日に作ることが多いかな。平日、自分ひとりだと本当に適当にお昼を済ませてしまうが、休みの日となるとやっぱり普通に作る。だから、お昼ごはんを作るときとか片づけるときとかに、ついでに仕込んでおく、という段取りが合理的であると思う。この作業さえ終われば、後は焼くだけなので、夕ごはん作りはとっても楽ちん。

インターネット上で見たどなたかのレシピを参考にして自分のうち用にアレンジして作っているが、元ページがどこなのか分からなくなってしまったので、備忘録のため自分用のメモをここにも書き記しておく。


鶏モモ肉1枚(約300g)…3等分に切る
つけだれ…以下の材料を混ぜて、切った鶏肉を漬ける。
       ビニール袋に入れ、全体になじませるよう揉み込み、
       冷蔵庫で数時間寝かせる。
 ・ヨーグルト 100g
 ・トマトケチャップ 大さじ2
 ・すりおろし にんにく・しょうが 各1かけ(チューブでも可)
 ・はちみつ 小さじ2
 ・カレー粉 小さじ2
 ・パプリカ 小さじ1
 ・コショウ 少々
 ・好みの香辛料 適量

つけだれごと耐熱皿に入れ、210度のオーブンで約30分間焼く。
火の通ったヨーグルトだれは、ディップソースとして鶏肉の上に
乗せてもいいし、カレーのようにごはんと一緒に食べてもおいしい。


今日はパプリカを切らせていたので、代わりにカイエンヌペッパーを、小さじ1分、入れたが、いつもより随分と辛かった~。おいしかったけど。食べ終わった後、家族全員一気に汗が噴き出て、笑ってしまった。風邪の邪気とか、からだのなかの毒素が、これで吹き飛んだのではないだろうか。



私の好きな香辛料は、クミン、ナツメグ、コリアンダー、カルダモン♪ タンドリーチキンにももちろん入れたさ。コリアンダーとカルダモンは、何かに煮詰まった時、香りだけ嗅いで、爽やか~な気分になって、穏やかに再出発することにも使っている。もう、ありがたすぎるよ、スパイスの薬効。

2015.2.11

・常夜鍋




実質本日締め切りの国際会議の申し込みもレポート採点も終わらせ、あと本日締め切りで残っているのは、国際ワークショップの申し込み原稿。こちらは他の方と相談しないといけないので投稿は明日になる予定だが(いつもながらごめんなさい)、おかげさまで目処は立っているので、気持ちは落ち着いている。昨日手帖を見たときの半パニック状態から脱出したぜよ。自業自得の事態であるとはいえ、今日は無我夢中の一日だった。なるべくならこんな一日はないほうがいい。明日、ワークショップ原稿があがったら、とにかく、少なくとも明日半日は、のっほほ~~んと過ごすぞ。絶対に。

で、何か他にも大切なことを忘れていないか、落ち着いてから、もう一度、スケジュールをしっかりと確認しないと....。ゆういちろうの中学進学をひかえているので、イレギュラーな予定がいくつかぽこぽこ入っているはすだったのだ。

さて今晩は以前から噂に聞いていた常夜鍋を作ってみた。昆布をつけた酒をベースにして、豚肉と白菜(一般に言われているのがほうれん草だが)と豆腐を入れて煮た鍋。ポン酢でいただいた。水を使わず酒オンリーで作るので、アルコール分は飛んでいるとはいえ、子どもにはちょっときつかったみたい。大人はもちろん大満足だったのだけど....。チーズフォンデュをするときには、大人用は白ワインで溶かし、子ども用は牛乳で溶かすが、子どもがいるときはきっとこんな感じで使い分けないといけないな。常夜鍋は大人だけで愉しむべし。

古式和釜蒸米造り(こしきわがまじょうまいつくり)でこしらえたという日本酒をいただいた。がつんと来るしっかりとした味のするおいしいお酒だった。いつか奥丹波に行ってみたいなあ。私にとって近くて遠い場所のひとつ。

2015.2.10

・昨日の残りのカレーライス
・しいたけの炒め物
・茹で卵とキュウリ



きのこ大好き。そのなかでも特に好きなのが、しいたけとマッシュルームだなあ。最近は高知四万十地方の肉厚のしいたけをよく食べる。あとは地元奈良で採れたものかな。マッシュルームは岡山で採れるイメージがあったが、関西に来てからは兵庫のものを食べるように。

しいたけは和、洋、中、韓国、エスニック、どの料理にも万能の威力を発揮してくれる。今晩は、オリーブオイルで炒めて、軽く塩コショウし、乾燥オレガノをふり入れてさっと火を通して出来上がり!となる、超簡単イタリアン風炒め物にした。北村光世さんがどこかの媒体に書いた内容をうろ覚えで作っている。オレガノは生よりも乾燥させたほうが風味がいいと、たしかおっしゃっていたような。

懸案の原稿をひとつあげて、今日はかなり呆けているのだが、手帖をあらためて確認すると、17日まで怒涛の締め切りオンパレードだった。パシフィックタイムで9日締め切りの国際会議用の申し込み原稿、まだ一字も書けていない....。明日は某科目のレポート採点締め切りだし....。よっこらしょと気持ちを立て直さないといけない。この時期、私より忙しい方はごまんといらっしゃる。昼間のんびりと過ごせる私ごときが、こんなこと言う資格はないのかもしれないが、清志郎さん風に「幸せになりたいけど 頑張りたくない」って叫びたい~~。

■追記:気が変わった。やっぱり今晩がんばる。英語書く。

2015.2.9

・チキンカレーライス
・ルコラとプチトマトのサラダ



ゆういちろうの希望で今晩はカレーにした。自分でいうのもなんだけど、ここ数日、とっても優しいお母さんになっているような。何が食べたい? いちご食べる? りんご切ろうか? 果物以外のデザートも、なるべく体によいものをと願う、母心。いつまで続くかしらん。

今日はぜんざいを作った。あんこ系のお菓子や食べ物は、作りたてをいただくのが絶対においしいと思う。以前いただいた玄米のお餅、ほとんどすぐに食べてしまったが、こういうこともあろうかと少しだけとっておいたのを焼いて、出来たてほやほやの粒あんの上に乗せた。よきかな、よきかな。

ぜんざいと日本酒もよく合うよ。今晩は沖縄の焼き物と一緒に。ゆういちろうのお友達のおじいちゃんが仕事で首里城修復に携わったときに、今は亡き金城次郎さんとお友達になり(=昼間からたびたび一緒にお酒を酌み交わし)、たくさんおちょこをもらったそう。縁あって、お裾分けいただいたのだ。これまた、よきかな、よきかな。

2015.2.8

7日
・ごはん
・おでん

6日
・ごはん
・鶏のクリームシチュー
・いんげんとマッシュルームのサラダ



 

なぜだか分からないが、唐草模様が好きである。ベッドサイドには赤い中国の唐草模様の棚を置いている。その上には、朝鮮の螺鈿の小箱を乗せている。うっとりと眺めながら昼寝するのが、至福のとき。東洋のお姫様になった気分♪ イスラム風のアラベスク文様も好き。つる草みたいに元気にうねうねしているが、空間のなかに上手におさまっているやつ。見ると元気が出るよね。

昨日と今日は、からだのあったまる鍋ものを作った。春が来るまでにあと何回鍋料理が食べられるかな。

2015.2.7

5日
・肉うどん

 

昨日の肉ごぼうに使った牛バラ肉薄切りの余りを使って、関西風肉うどんにした。かつお昆布で出汁を取り、酒、しょうゆ、みりん、砂糖を加え、白ネギ、白菜、肉を炊き、仕上げにほんの少しの塩で味を引き締め、あくまで薄味に。滋味深い味。大好き。今日は忙しかったので、夜食のような一品で済ませた。

裏庭のなんちゃって築山エリアには落ち葉が降り積もって、冬の明るい山のような風情が出て、晴れ間が出たときに庭を歩くと気持ちいい。今日うれしかったこと。庭のレモンの木にレモンの実が1個実っていたのを発見したこと。足元に成っていたので、葉の影に隠れて、今まで全く気づかなかった。今年も実が成らなかったと、がっかりしていただけに、サプライズプレゼントをもらった気分。今週末にでも、レモンを丸々1個分絞る、鮭のレモンクリームスパゲティでも作ろうかな。


4日
・ごはん
・白菜の味噌汁
・肉ごぼう
・ブロッコリーのコチュマヨソース
・冷や奴(常温)

 

 

前日のキッチンマットに続き、この日はシーツを洗濯した。大物洗いができて気持ちいい。あんなに固く殻に閉じこもっていた庭の梅のつぼみも少し態度を軟化、春本番が近づいている。マヨネーズとコチジャンと合わせ、刻んだ半熟茹で卵と和えたソースは、韓国風タルタルソースのように利用できて、付け合わせとして重宝する。


3日
・巻き寿司
・牡蠣とニラのチジミ

 

夫が巻き寿司、私はチジミを作った。恵方巻き(かぶりつき)をしようかと思ったが、家のなかでぼろぼろご飯粒をこぼすような事態はいやだなと思って、結局、普通に切って食べた。豆まきも、豆をまき散らかした後、掃除するのは結局私になるので、観念のなかだけでまいたことにしてもらった。子どもが大きくなるにつれ、季節ものの行事が形骸化している。

牡蠣のチジミは最高だった!

2015.2.5

・ごはん
・たまねぎとわかめの味噌汁
・韓国風回鍋肉
・ほうれん草のごま和え
・ゆず大根



昨晩、どうやら私はチジミ熱に取りつかれたようだ。昨日のうちから、明日は(今日は?)、我が家のバイブルレシピ本の一つ、ジョン・キョンファ先生の『ベジコリアン』のなかにある豚バラ入りの「じゃがいものもっちりチジミ」を作ろうと心浮き立たせていた。夕方、いざ、台所に立ってびっくり。じゃがいもは1個しかなく、分量が足りず、白菜キムチも買い忘れていた。それなら、すりおろしじゃがいもの代わりに、王道の小麦粉で作ろうとしたら、事もあろうか卵まで切らせていた。大丈夫か、自分! 何がどれだけうちにあるか、食材について把握しきれていない。とほほ。

しばらく呆然としたが、チジミ用の韓国風の薬味ダレと下味をつけていた豚肉を前にして、ふと、回鍋肉風の炒め物を作ることを思い付いた。豚肉と一緒にキャベツと白ネギを加えて炒め、コチジャンを加えた薬味ダレを最後に回しかけて味を絡ませた。自分でいうのもなんだが、逆転、大ヒットホームラン。夫とゆういちろうからも褒められた。

お菓子作りは途中のプラン変更はご法度。たいていうまくいかない。お菓子作りの現場はラボと呼ぶのがふさわしい。それとは対照的に、料理の場合は、最低限おさえるべきところをおさえてさえいれば、プラン変更に対する耐性が大いにあるような気がする。鼻唄交じりの呑気な態度が許されるのは料理のほうだな。特に命に関わらない類の治療にあたる手術室のような。(←帝王切開手術時の体験談より)

2015.2.2

2月1日
・ごはん
・串揚げいろいろ
・千切りキャベツ



夫が串揚げを作ってくれた。豚と玉ねぎ、アスパラとしいたけ、うずらの卵、はんぺんの串。おいしかった~~。温度計付き揚げもの専用の天ぷら鍋を初めて使ってみたところ、使い勝手が格段にいいとのこと。やっぱり道具なのか。


31日
・ごはん
・白菜と蓮根の中華風ミルクスープ
・ひき肉チーズ入りオムレツ
・キャベツのチジミ、コチュマヨソースで
・春菊と豆腐のサラダ



ミートソースの残りを利用してオムレツを作った。あとは、アジア風なんちゃってワンプレートディッシュになるよう盛りつけ。だけど、それは形だけで、東南アジアの屋台でごはんとおかずをがしがし混ぜて食べるようなおいしさは醸し出されなかった。汁けがなかったせいだと思う。かといって、おいしくなかったわけでは全然なく、一品ずつ単体でおいしくいただきましたよ。料理を作ると嫌でもものを考えるので、将来ボケないためにも、なるべく自分で作るようにしたい。

食後は、ゆういちろうのたっての希望で、『寄生獣』のアニメを見た。共生というよりも、寄り添って生きるという意味での「寄生」が選ばれたみたい。ただ、お互いに生きたいだけなんだけどね。なぜか忌み嫌いあって、なかなかうまくいかないね。


2015.2.1

30日
・ミートソーススパゲティ
・春菊のサラダ
・かぼちゃのソテー



解凍したひき肉を使って、ひき肉料理の続き。今日は、大庭英子さんのミートソースレシピを参考に作ってみた。たまねぎ、人参、セロリ、マッシュルームなど野菜たっぷりめ。ナツメグ、酒少々をふって、トマト水煮缶のトマトといっしょに煮込む。塩、こしょう、砂糖で味付け。私は結構好きな味だったのだが、夫とゆういちろうからは、いつもよりコクが足りないと、ダメだしが。赤ワインどぼどぼ、仕上げにウスターソースを遵守しないと、我が家の男性陣的には問題があるみたいだ。



シフォンケーキを焼くつもりだった。しかし、横着をして、黄味を泡だてたハンドミキサーを洗わずにそのままメレンゲの泡だてに用いたところ、全然膨らまなくて、大失敗。にっちもさっちもいかなくなって、小麦粉を余分に加え、ベーキングパウダーも入れ、無理矢理スポンジケーキ風に途中変更。シフォンケーキでもなければ、スポンジケーキでもない、蒸しパンにしても中途半端な出来に、とほほ。ケーキ作りは、横着厳禁だわ。


29日
・巻かないロールキャベツ
・マッシュルームと春菊のサラダ

買い物に出かける気が起こらず、家にあるもので何とかしようと試みた。冷蔵庫にはひき肉と半分にカットされたキャベツがあったので、前から気になっていたコンソメスープの素で作る、巻かないロールキャベツ(レシピ)を作ってみた。ブロッコリーと人参も一緒に茹でた。巻かないでも、味的には全く問題なしだった。もう今度から巻かない。


 




28日
・牡蠣鍋
・〆卵雑炊

ひさしぶりに身の引き締まったぷりぷり牡蠣をいただいた。しゅわしゅわのにごり酒とともに、まずはポン酢で。残りは鍋に入れて。旨さが沁み入る沁み入る。


27日
・イタリア料理屋さんでピザなどを

名古屋のガレリアフィナルテで岡﨑乾二郎展を見て(写真)、その後、岡﨑さんご本人と研究打ち合わせ。途中から画廊オーナーの福田さんも合流して会食。どうやったら一枚の絵のなかにあれだけの情報をぎゅっと畳み込めるんだろう。例えば、なぜ、絵から砂漠をありありと想起(経験)することができるのだろう。本物の砂漠の砂をそのまま持ち込んだからといって、砂漠を想起(経験)させることはできない。素朴実在論を採ることはできない。もちろん本物そっくりの、砂らしい砂が描かれているわけではない。でも、本物の砂なんかよりも、絵のほうがよっぽど砂になっている!! そこら辺の経験のリアリティの仕組みを論じることがこれからの仕事。


2015.1.30

・シュークルート
・蓮根とマッシュルームのクリームスパゲティ
・マッシュポテト(昨日の残り)
・ルコラ

 



夫の好物、アイスバイン入り、シュークルートを作った。いつもならそれだけで済ませるところが、今晩は特別に、さらにクリームスパゲティをつけるよう前々日から言われており、誕生日だから特別だと思い、リクエスト通りに作った。高カロリー万歳!

お店でケーキを買うより、からだにいいだろうと、デザートには、スイートポテトを作った。見てくれは芋饅頭のような感じだが、口に入れると、れっきとしたスイートポテト。ゆういちろうも大好きなお菓子である。

夫いわく、最近、記念日メニューがマンネリ化しているとのこと。言ってくれるじゃありませんか。だったら、ぜひとも天ぷらを極めてほしいと、お祝いに天ぷら鍋を贈った。想定以上に喜んでくれてよかった。前から欲しかったそうだ。ゆういちろうは、串カツを揚げてほしいとさっそくリクエスト。マンネリ脱出も夢ではない!!

2015.1.26

・パン
・ミネストローネ
・ローストビーフ、マッシュポテトともやし炒め添え
・ルコラとマッシュルームのサラダ



夫の希望によりローストビーフ。ただし、いつもより少量で焼いたので、焼き加減が良く分からず、中までしっかり火が通ってしまった。それでも十分おいしかった。実をいうと、付け合わせの野菜にグレービーソースをかけて食べるのが一番好きだったりする。肉を焼いた後のフライパンで炒めたもやしが特に好き。

こうやって夕ごはんに食べたものを書きならべていくと、我が家は肉食派であることが分かる。おいしい旬のおサカナをゆういちろうに食べさせたいといつも思うのだが、奈良にいると魚介類からついつい縁遠くなってしまう。結局、外国産の鮭や海老に頼ってしまうこと、多し。うむむむ。



寄せ植えの鉢を作りたくなって、ホームセンターへ苗を買いに行った。優しい色合いの花に惹かれた。この際なので、あま~い感じの寄せ植えにしようと思う。

2015.1.25

24日
・しゃぶしゃぶ
・〆うどん



1月26日は夫の誕生日。本人より、24日はプレプレ祝い、25日はプレ祝い、26日はお誕生日祝い、27日はポスト祝いをしてくれというリクエストがあり、今晩はしゃぶしゃぶにした。ただし祝い日がたくさんあるので、節約と節制を兼ねて、よいものを少量作戦で臨むことに。


23日
・ごはん
・豚汁
・春菊の白和え

夫飲み会のため、ゆういちろうと二人で食事。白和えは、ほうれん草だけでなく春菊で作るのもアリだな。特にこの時期の春菊大好き。豚汁の仕上げ直前に、普段使いの白味噌がほとんどないことを知り、ゆういちろうと二人で呆然。八丁味噌と合わせ、いつもとは違う味になった。それはそれでおいしかった。


22日
・ごはん
・トマトのポタージュスープ
・焼き餃子
・じゃがいものグラタン
・茹でたカリフラワー、味噌ドレッシングで

買い物に出掛けたくなかったので、冷凍餃子を利用するなど、うちにあるストック食材で乗り切った。グラタンのホワイトソースの味が、なぜだか分からないが、いまひとつだった。うーん、なんでだろう。


21日
・居酒屋でいろいろ♪

ひさびさの外食。いわし屋という居酒屋で、気持ちのいい方々と談笑。リフレッシュ。カリカリに揚げたいわしの唐揚げがおいしかった~。


2015.1.24

・鶏鍋、キムチスープ
・〆卵雑炊



今晩はキムチスープの鶏鍋にした。キムチスープのときは、〆はやっぱり卵雑炊が合う。卵がキムチの辛みをふんわりマイルドに包みこんでくれる。こっちもおいしかった~。今晩は、福寿という、しぼりたての神戸の地酒をつけました。大人は好きなお酒が飲めていいなあと、ゆういちろう。8年後に一緒に飲みましょ。



2015.1.20

19日
・鶏鍋、白だしスープ
・〆うどん




実家から、妻地鶏という宮崎の地鶏を使った鍋セットが届いた。スープは白だし風味とキムチ風味の2種類が入っていて、お肉は、切り身とつくね、それぞれ2回分ついていた。今晩は白だしスープで。旨みがぎゅっとつまっていて、おいしかった~~。ふと気づけば、ゆういちろうは切り身肉ばかり食べていることを発見(2番目の写真)。切り身は比較的薄めにそぎ切りされていて、歯ごたえのある地鶏はこういう切り方をしたほうがいいんだと勉強になった。


18日
・ごはん
・豆腐とたまねぎの味噌汁
・トンカツ
・春菊と大根のサラダ、味噌ドレッシングで
・柚子大根



またもや夫がトンカツを作ってくれた。連続して作ってみて、トンカツはだいたい安定したとのこと。次は、海老フライを満足に揚げられる人間になりたいそうだ。夫の目標は、お店の人顔負けの絶品を作るということではなく、日によってうまくいったりいかなかったりすることのないよう、出来上がりの振れ幅を小さくすることのようである。私もいっとき、だし巻き卵にはまっていたことがあるので、その気持ちはよく分かる。

2015.1.19

17日
・ごはん
・大根とソーセージのスープ
・和風ヒレステーキ、おろしポン酢で
・椎茸とたまねぎのバター炒め
・カリフラワーとピーマンの温サラダ



ゆういちろうの好物、ヒレステーキを作った。軽く塩コショウした肉を少量のバターでさっと焼き、好みでおろしポン酢につけて食べるというもの。肉を焼いた後のフライパンで、しんなりするまで炒めた椎茸とたまねぎを、付け合わせとして添えた。大根とソーセージのスープは、酒、醤油、塩で味付けし、ほんのり醤油風味のする和風ポトフのような味となった。


16日
・スパゲティ、ペスカトーレ
・チーズとマッシュルーム入りオムレツ
・水菜と大根のサラダ、味噌ドレッシングで



この日は、スパゲティを夫が、オムレツとサラダを私が作った。サラダの隠し味として、近所のスーパーマーケットで買った熊本産の葉玉ねぎの白い部分(辛みの少ない)を刻んで散らした。青い葉っぱの部分は、青ネギと同様の使い方として、先日鍋に投入。捨てる部分がほとんどないので、料理をしていて気分がいい。


あまり筆まめではないため住所が判らなくなってしまった熊本の従兄にハガキを出そうと思ってネット検索をかけたら、ブログを発見。なんと、ちょっと前までフランスに行っていたらしい。自分たちでヤギを飼いたいらしい。昔から有言実行のセイジ君なので、きっと実現するでしょう。

2015.1.17

・パン
・牛肉の赤ワイン煮込み
・豆腐と春菊のサラダ、味噌ドレッシングで



昨晩から仕込んでおいた煮込みの材料を、昼過ぎから、ただひたすらコトコト煮ること数時間。時間だけはたっぷりかけた料理が出来上がった。レシピよりも赤ワインの分量を多くして、お肉と一緒に、さらさらしているけどコクのあるスープが楽しめる一品となった。理想の血液のように、サラサラしているけど中身が充実しているスープをたっぷりいただけるタイプの煮込み料理のほうが、トロトロ(ドロドロ)に煮詰め、ソースのようになったものが、肉の周りに添えられているタイプよりも、個人的には好きである。

今日は一日中自宅にいた。掃除、洗濯をしたり、論文構成を考えたり、のんびり過ごすことができた。晩ごはんの準備がほとんど手間いらずだったのも、のんびり感の創生に一役買っているような気がする。私の責任のおよぶ範囲、せめて、うちの敷地内だけでも、陽だまりののんびり感が醸し出されたらいいな。家族(人間)だけでなく、とり、むし、けもの、くさき、はなたちよ、カモン、カモン!! きっとここは他の地よりもずっと安心安全の場所だよ。

2015.1.15

・鶏鍋、おろしポン酢で



鶏鍋を作った。昆布出汁をベースに、酒、しょうゆ、塩でほんのり薄く味付けしたスープのなかに、今晩は、鶏、ごぼう、青ネギ、春菊、椎茸、豆腐、マロニーを入れた。鶏とごぼうはよく合うと思う。この時期のごぼうの風味が好きだ。結局、具だけでお腹がいっぱいになり、〆として予定していた卵雑炊は明日の朝ごはんに延期になった。簡単でおいしい朝ごはんになることは必定。明日の朝が楽しみである。

明日の晩は、枝元なほみさんのレシピを参考にして、牛肉の赤ワイン煮込みにするつもりである。今晩の支度がてら明日のための仕込み(肉に塩コショウを揉みこみ、はちみつ、香味野菜とともに赤ワインに漬け込む作業)も済ませた。明日は、トマト水煮缶を加えて煮込むだけ。明日はごはんの準備が楽ちんだから、その分、心が軽い。

そういえば最近、夜に魚料理をあんまり作ってないな。

2015.1.14

・ごはん
・大根のポタージュスープ
・鶏ささみのチーズフライ
・ルコラといんげんのサラダ



今晩も夫がメイン料理を作ってくれた。鶏ささみのチーズフライ。比較的新鮮な油で作ることのできる「おうち」の揚げ物は、危険なくらいおいしい。大好き。でも、やはり、これを毎日続けていては何かの罰が当たるような気もする。明日は私が作る。ぜひ作りたい。喜んで作る。ふり返ってみるに、このようにして、我が家は作りたい人がごはんを作るような仕組みが自然と出来上がっているような気がする。

今晩の副菜である、スープとサラダは私が作った。サラダにいんげんを用いる場合は、他の軟弱野菜(葉っぱ)の軟らかさに合わせて、くたくたに茹でるのがポイントだと思う。ルコラといんげんを組み合わせるなら、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩、胡椒のシンプルな味付けが一番合うような気がする。

スープは、我が家のバイブルレシピ本のひとつ、石澤清美さんの『野菜のポタージュ』を参考にして作った。皮つき大根、長芋、玉ねぎをペーストして作った。自然の甘みに心がとろとろになる、優しい味のするスープに仕上がった。

2015.1.12

・ごはん
・トンカツ、キャベツをたっぷり添えて
・きんぴらごぼう



今晩も夫がごはんを作ってくれた。メインはトンカツ。私がうちでほとんど揚げ物を作らないせいか、夫が作るときは、天ぷらやカツなどフライ系が多いような気がする。味噌汁も作るつもりだったそうだが、忘れたとのこと。ぜ~んぜん問題ないぜよ。作ってくれただけでうれしいもの。



お昼の話。ピザ用のトマトソースが余ったので、あの、お弁当とかに付け合わせ的によく入っているトマトケチャップ風味のスパゲティの本格版(?)を作ろうと、これまた微妙に余っていたスパゲティ、1束分を茹でた。横着して、パスタ用の大鍋ではなく、比較的小さめの片手鍋で茹でたところ、茹であがりを見てびっくり。鍋のなかで対流を起こして、スパゲティが、きれいなトーラス状の渦を巻いていた。

食後は、70年代から80年代初頭にかけての日本の歌謡ヒット曲を中心に聴いていた。途中、私が、リクエストも兼ねて、ピンクレディのUFOを踊りつきで再現したところ、ゆういちろうは本当にそんな曲があるとは全然信じてくれず、私の頭がおかしくなったと言い張るので、(まあ、そりゃ、地球の男に飽きたとか、自分は宇宙人だとか言うわけですから、そう受け取られるのも無理はないかもしれませんが)、YouTubeでオリジナルの映像を見せてやったら、すっごい受けてました。

その後、夫が、「聞き分けのないお母さんなんて、ひっぱたいてやればいいんだ!」と言って、ジュリーのカサブランカダンディ(映像)を懐かしんでいたが、ゆういちろうからは相手にされなかった。

2015.1.11

・ちゃんこ鍋 (味噌味)
・〆うどん

今晩のちゃんこ鍋は味噌味がいい? 醤油味がいい? それとも塩ちゃんこにする? と、わざわざゆういちろうと私に味付けの好みまで聞いた上で、夫がちゃんこ鍋を作ってくれた。鶏も、ただ切ったものと肉団子(つみれ)と、2種類の調理法で展開。おいしかった~。

明日のお昼は、ピザを、生地からこねて作るそうだ。手作りピザの味は格別だからなあ。ありがたや~。

2015.1.10

・ミラノ風カツレツ
・鮭とほうれん草のスパゲティ



身から出た錆とはいえ、最近寝不足気味だった。夕方仮眠をとったら復活。早目に帰宅した夫と台所で合流し、分担して料理をした。夫はミラノ風カツレツを作り、私はスパゲティを作った。「今日は絶対にミラノ風カツレツが食べたい!!」と夫は朝から言っていたが、有言実行、カツレツ用の豚肉、その他、週末食べたいものを買って帰ってくれたので、私のほうは楽ちん。

冷蔵庫に余っていた塩ジャケ2切れを、ミラノ風カツレツに合うよう、どうアレンジしようかと少々考えた末に、ここのレシピを参考にスパゲティにすることにした。塩ジャケは本当は、朝に、軽く焼いて、ご飯と味噌汁とともにいただくのが一番好きな組合せなのだが、洋風のアレンジもたまにはいいかもしれないと思った。

レシピ通りだとニンニクの量が多いような気がしたので、今晩我が家では、3人分(スパゲティ3束分)として、鮭2切れ、ほうれん草1束、玉ねぎ1個、ニンニク1かけ、牛乳約600cc、ミックスチーズ適量、黒コショウ少々を用いた。塩ジャケとチーズに塩が含まれているので、塩は入れなかったが、それで十分だった。

2015.1.9

・七草粥
・からすみ





今日からゆういちろうの学校の三学期が始まった。朝は時間がなかったので夜に、パックで売られている七草粥セットの葉っぱを使って、お粥をつくった。一杯目は塩だけで味つけした白粥を、からすみとともに。二杯目は家族それぞれ好みの量、ポン酢をたらして食べた。激シブな夕ごはんである。

ポン酢に利用したのは柚子3個分のしぼり汁、50cc。それに醤油とだし汁を50ccずつ加えると、手作りポン酢の出来上がり。残った皮をネットに入れて、お風呂にいれると香りのいい柚子湯となるので、得した気分になる。個人的には、柚子を丸ごと何個も浮かせるより、切った皮を入れ、たまにモミモミしながらお湯に浸かるほうが、見た目は悪いかもしれないが、香りが強く立って好きだ。

2015.1.7

・スパゲティ・ボンゴレ・ビアンコ
・白い野菜たっぷりのコンソメスープ
・ほうれん草のバター炒め

お正月気分もうすまり、本当にひさびさに洋風の献立にした。ボンゴレベースの味に、お正月用の珍味として長崎で買い求めたからすみを細かく刻んだものを入れ、からすみ風スパゲティにする予定だったが、工程の途中で、わざわざからすみを入れなくても、ボンゴレビアンコとして食べたらいいのではないかと思い直し、そうした。結果的に、正解だったと思う。からすみはやっぱり日本酒とともにいただこう。

今日のほうれん草はとびきり甘くておいしかった。特に茎の部分。噛めば、ぎゅっとつまった野菜の甘みが口のなかでひろがるひろがる。やっぱり旬の野菜はおいしい。霜にやられる野菜もあれば、霜にあたったほうがおいしくなる野菜もたくさんあるのだから、植物の耐性はいろいろあっておもしろいね!

スープには、白菜、大根、白ネギを入れた。くたくたになるまで煮込むのがポイント。隠し味にしょうゆを入れた。

〆に、台湾から来た夫の学生さんがお土産にくれたお茶を飲んだ。丸く固まっていて、お湯のなかで広がっていくタイプのお茶。緑茶でもなければ、日本でよく売られている茶色をした烏龍茶(ウーロン茶)の味でもない、澄んだほのかな緑色をした優しい味のするお茶。もちろん紅茶とも全然違う。最初に飲んだとき、なんておいしいのだろう~~と、「超」お気に入りのお茶になった。お茶のなかで一番好みの味かも。台湾のお茶、ぐらいに思っていたのだが、ちょっと調べてみると、高山烏龍茶と呼ばれる台湾独特の烏龍茶のようだ。茶色以外の烏龍茶があるとは、知らなかった! これは、はまる。世界がぐんと広がった感じで、うれしい!!

2015.1.5

・味噌煮込みうどん
・デザート バウムクーヘン



     


明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

今年はいつもより心をこめて実質的な年にしたいと思っています。食事のことでいえば、見た感じはぱっとしなくても、食べてみると、わ、これ思ったより、ずっとおいしい~~と心がときめくようなものを作りたいです。もちろん、わざと見栄えを悪くすることなどはしませんよ。装飾は大切。だけど、虚飾はいや。虚の部分をできるだけなくしたい。などと考えています。

今晩は、お節がなくなり、雑煮にも飽きてきたので、胃腸に優しい味噌煮込みうどんを作りました。デザートは、年末にお餅や黒豆や数の子などとともに実家から送られてきたバウムクーヘンにしました。NHK Eテレのお菓子番組「グレーテルのかまど」の「ウィーンの甘い秘密」特集を見るうちに、夜中に甘いものを食べたくなって、夜遅くデザートをとることにしたのでした。甘くて、しっとりとした焼き菓子。おいしかったです。

2015.1.3

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